【ご参考】コンデンサーチューン?
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ホッ※イナ▽マ等、いわゆるコンデンサーチューングッズではないのですが...
カーオーディオの音質改善のためにキャパシタ(=コンデンサー)を取り付けたところ、車の走りに大きな影響が出たので、自作でトライされている方や製品開発に携わられている方へのご参考までに書きます。
最初に試したのがコレ。※タバコは比較用。私は吸いませんよ?(^^;
エムズライン(
http://www.ms-line.co.jp/)というカーオーディオの商社が独自ブランドで出している Braims というシリーズの製品です。このパッケージの中に、1.3F のキャパシタが一個収められています。
こんなに小さいのに 1.3F(ファラッド) もあります。カーオーディオ趣味をお持ちでない方にはピンと来ないかもしれませんが、従来は 1F のキャパシタといえば 1~1.5L ペットボトルくらいのサイズの巨大な円筒形というのが相場でした。
これを取り付けたところ、音も変わったのですが走りも変わってビックリしました。
最初の走り出しからトルクが分厚く感じられ、街乗りがずいぶん楽になりました。
都市高速のランプを登る時などの走りが笑っちゃうくらい楽になりました。(^^;
ただ、私のアウトバック 2.5i ではトルク感と引き替えにエンジンの回転が重い感じになり、《実用エンジン》という印象がより強まってしまいました。
エンジン回転の吹き上がりに頭打ち感が出ると共に、さっさとシフトアップして欲しいのになかなか上げてくれなかったり等、困るほどではないものの ATミッションのシフトスケジュールが体感とマッチしなくなったのも気になりました。
※しばらく使用しても ECU 学習では解決せず。
街乗りで走っている分には燃費も良くなる印象だったのですが、回転の頭打ち感のため意識して踏まないとスピードが落ちてしまうので、100km/h を維持しようとすると踏み込みが増えて高速燃費が伸びない印象がありました。
アウトバック 2.5i は、夏タイヤならば東名高速オンリーの長距離では 13km/L 台の燃費は狙える車ですが、このキャパシタ付きだと 12km/L台も無理そうな印象でした。
※かといって冬タイヤのスキーキャリア付きでも高速で 10km/L を割り込むことはまずなさそうでしたが。(実際に中央道スキー行きで 10.5km/L走ってます)
カーオーディオの音は低域がもの凄くパワフルかつ鋭くなったものの、私の好みに合わない変化も生じたので、とりあえずこのキャパシタは外しました。
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で、次にトライしたのがこの製品です。
モノは... 話題に直接関係ないので割愛...(^_^;
これは通常型で、先のモノに比べるとかなり大きなものですが、容量は 40,000μF = 0.04F と、 1/30 以下しかありません。
このパッケージの中に 20,000μF のものが銅製の Busバーを介して 2個並列に取り付けられている構造です。
このキャパシタが素晴らしく走りに効きました。
街乗りでのトルク感のアップは上記 1.3F よりはやや薄いものの、それでもノーマル状態よりは断然パワフルで、シフトスケジュールも結果的にちょうど良い具合にマッチしていて小気味よく、街乗りでも高速道でもとても運転しやすくなりました。
登り下りの多い中央高速で、冬タイヤにスキーキャリア付き 3名乗車でも速度キープにあまり気を遣わなくて良かったといえば、アウトバック 2.5iオーナーの方なら効果の程をイメージしていただけると思います。
高速道での燃費の頭打ち感は若干あるものの、上記 1.3F よりは明らかに少なく、ノーマルとほとんど変わらないくらいの印象です。何より運転も速度維持も楽なので疲れ方が断然違いました。
あくまで私の BP9 での結果ですが、
《1.3F 一発は街乗りに効くが、エンジン・ミッションのフィーリングはやや悪化、高速道巡航がやや苦手》
《0.02Fを二発並列はオールマイティーに効果あり。エンジン・ミッションのフィーリングも良好》
という結論になります。
なお、コンデンサーの容量は通常マイクロファラッドファラッド(百万分の1ファラッド)という単位で扱われるのが相場です。
「たかが 1.3F」ではなく「 1,300,000μFもある」とお考えください。(汗)
コンデンサーは瞬時に充放電出来るので、ファラッドという単位の容量を持つコンデンサーは扱いを間違うと感電・火災・爆発などの危険があり、極めて危険です。
※通称《爆弾》といわれる所以です。(^_^;
電気関係に詳しくない方は、ここに挙げた参考数値だけを見て安易に自作しよう等とは絶対に考えないでください。
なお、上記はあくまで私の車でのサンプルデータです。全てのアウトバックで同様の効果が出ることを保証するものではありません。
この製品は走りの面では文句なしに効果ありでしたが、音質的には得られた効果と失った効果と両方あり、差し引きして考えた末、涙を呑んで取り外しました。
どうやら、私の車で使っているリボンツィーターという特殊な構造のスピーカーがコンデンサーと近い性質を持っているらしく、キャパシタの影響を受けやすいようで相性が悪そうです。普通のスピーカーならこれほど激しい相性問題は生じないと思います。
オーディオ関係の機器はエージングによって音が変わってくるので、しばらく使ってみないと判断出来ないというのが難しいです。(>_<)
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