いよいよ
新型ロードスターのインプレ記事が
解禁されましたね
CarWatch
レスポンス
オートックワン
ホビダス
carview
などなど・・・
どのジャーナリストからも絶賛されていて期待が持てます
車好きにとって、
やっぱりスポーツカーのモデルチェンジというのは
いくつになっても心ときめきます。
一方でこんな記事も・・・
『国産乗用車の2台に1台が軽に』
軽自動車を否定しているわけではないのですが
我が国の、この販売状況を目にするとですね
やや大げさに思われるかもしれませんが
『あぁ。。。
いよいよ趣味としてのクルマ文化が
実用車に淘汰される
カウントダウンが始まったな』
そんな危機感を覚えます。
つまり
クルマ好きが選ぶに値するクルマは、今以上に特別なものとなり高価格化。
一部の高所得層なマニアだけが楽しむ世界
そんな状況が迫っているのではないかと、一抹の不安を覚えます。
クルマに興味を持たない親戚や知人を相手に
クルマの楽しみ、面白さを熱く語れば語るほど
「クルマなんて走ればイイんだよ」
「運転の楽しさ? そんなん求めてないし」
「運転が楽ちんなのが一番!」
って 引かれてしまいます(泣)
話しを冒頭のロードスターに戻しますが
マツダが強力に推し進める
『Be a driver』
『人馬一体』 の精神
これ、車に興味持たない人達にとって
全く意味が分からないそうです
これ、私の好きなカメラに置き換えるとですね
「写真なんて撮れればいいじゃん」
「旅行行った時に 記録 として残せればそれでよし」
こういう人がほとんどですよ
その結果、コンデジカメラはスマホに淘汰され
今や瀕死寸前。。。
僅かな光明は、スマホで写真の楽しさに開眼
「もっと綺麗な写真を撮ってみよう!」
そう思う人が市場全体の数パーセントながら
ミラーレスや本格コンデジへ ステップアップしているとのこと。
大事なのは この
「もっと綺麗な写真を撮ってみよう!」
「どうしたら綺麗な写真が撮れるんだろう?」
この気持ちの変化を生み出すこと
そう思うきっかけづくり
コレがなければ、カメラ業界は いずれスマホに席巻され
一眼レフやコンデジは 高級機種のみ生き残り
一部のお金持ちマニアの趣味 となってしまうでしょう
私は昔、面白い経験をしています
今から20年前、
それまで乗っていたS30フェアレディZ2台、初代ユーノスロードスター
このスポーツカー遍歴を捨て
結婚を機にボンゴフレンディ オートフリートップに買い替えました。
『あぁ、これで運転する楽しみを味わうのは卒業だな』
なんて悲しんでいました。
転機が訪れたのは
子供が産まれ、月に2回ほど
クルマで一時間 嫁さんの実家を往復するようになった時
道中はほとんど山道でワインディングが続きます。
赤ちゃんがベビーシートで寝てますからね
当然ながら起こさないように、そ~っと運転するわけです。
ところが不肖ヨコヨコ
昔の悪い癖が出てですね
ついついワインディングをそこそこ楽しんでしまうわけです。
スピードなんて たかが知れてますよ ミニバンなんで。
しかしながら いかにスムーズにロールさせ
そして いかにスムーズに加減速を行うか。。。
そう、乗員に全くスピード感を感じさせず ワインディングをクリアするか
この面白さに目覚めたんですよ
スポーツカーより重心が高いので、
その運転スキルが顕著に車体の姿勢にあらわれるという意味では
スポーツカー以上にシビアな面もあります。
オートフリートップですから尚更
コーナー進入時に減速
そのブレーキ踏力を じわっと緩めつつステア操作で荷重移動
コーナーから立ち上がる際、
ステアの戻しを車体のロールに合わせて上手く戻していくあの感覚
交差点で停車する時だって細心の注意を払います。
停止する最後の最後に少しだけブレーキの踏力を少し抜くあの感覚
そう、これはユーノスロードスターに乗っていた時と全く同じ。
自分の意志に
如何に忠実にクルマを走らせられるか
クルマと真剣に対話するようになった きっかけづくり となりました。
『あぁ クルマを楽しむのって、
車種なんて関係ないんだな』
その後に乗り換えたキャンピングカーにおいても
乗員に車酔いさせないよう精進を積み重ね
独特なドライビングプレジャーと
クルマとの対話を感じることが出来たのは驚きでした。
少し余談ですが
冒頭に軽自動車について少しだけ辛口な表現をしたのは
我が家のAZワゴン
私の自動車遍歴の中で ダントツで意思疎通が困難なんです。
パワステが主因と考えられる前輪の感覚の希薄なところ
CVTによるアクセルと加減速の一体感の無さ。。。
未だに馴染めず好きになれないのは こういった理由によるものなんです。。。
長々と書きましたが
「ただの移動手段」 「ただの撮影記録」
こう考えている方々に
マツダがいくら「人馬一体」をアピールしても心に響かないのではないか。
では 果たしてどうすればよいのか。。。
どうすれば クルマを運転するって楽しいんだよ
っていう気持ちが理解されるのか。。。
難しい問題です。。。
『御する(ぎょする)』という言葉がありますが
(意味:馬や馬車を巧みに扱う。自分の思い通りに動かす)
少なくとも私は
クルマを自分の意志に忠実に制御しよう!
そう思ったその時からクルマを機械ではなく相棒と思えるようになりました。
対話しながら共に走る
ロードスターというクルマが25年経っても愛され続けているのは
気持ちの良い対話・意思疎通が出来る数少ないクルマだからなのでしょうね
人馬一体の精神は、
今後も一般的には浸透させるのは難しいでしょうし、
販売に結び付けるのは尚更困難でしょう。
でも、マツダには 絶対に諦めず人馬一体のメッセージを発信し続けて欲しいと思っています。
クルマを趣味として捉えている
今となっては随分と肩身が狭くなった我々のためにも。
ブログ一覧 |
雑談 | クルマ
Posted at
2015/01/31 13:55:28