
2012年の凱旋門賞が終わりました。
オルフェーヴルが堂々たる走りを魅せて2着となりました。
日本馬の2着はこれで3度目です。
エルコンドルパサーを思い出しました。
ナカヤマフェスタさんゴメンナサイ。
凱旋門賞というレースを知ったのはダビスタだったかと思います。
競馬世界最強戦。
色々な国で世界最強戦は行われますが、コチラのレースが由緒、権威が重いようです。
英ダービー、キングジョージと合わせて欧州三冠とか。
自分が知ってる範囲では、ミルリーフ、ラムタラがその3つを制してます。
ニジンスキーが敗れたレース。
ダンシングブレーブが最高のパフォーマンスを見せたレース。
リアルタイムで見たワケではないですが、そんな逸話も思い出されます。
1999年の凱旋門賞。
2着に終わりましたが、エルコンドルパサーの走りは衝撃を与えました。
デビュー時はダート出走が多かったようで、自分もその名前を知ることはありませんでしたが、その一で挙げたアグネスデジタルと同じように、ダートも相当強かったに違いありません。
米ブリーダーズカップあたりで走る姿も是非観てみたかった。
同世代のグラスワンダーに注目していました。
無敗で朝日杯をレコード勝ちした怪物です。
しかし、この怪物は長期休養となってしまいました。
エルコンドルパサーの初GⅠ制覇は1998年NHKマイルカップ。
この辺りで、自分にその存在がバレ始めます。
そして同年の毎日王冠。
後世に語り継がれる3頭の最初で最後の出会いは、ヘタなGⅠよりもGⅠらしいGⅡとなりました。
エルコンドルパサー、グラスワンダー、そしてサイレンススズカ。
いきなりクライマックス。
ここを語りたかった。
この後はオマケと言っては語弊がありますが。
結果は、既に完全に覚醒していたサイレンススズカには、1歳下の2頭は歯がたちませんでした。
エルコンドルパサー、振り返ってみれば国内で唯一の敗戦。
しかし、この敗戦で2頭が得たモノは、あるいは勝利より大きかったかもしれません。
サイレンススズカが次走の天皇賞で非業の死を遂げた後、エルコンドルパサーはジャパンカップを、グラスワンダーは有馬記念をそれぞれ制します。
絶対的な強さを見せつけ、頂点のまま逝ってしまった、二度と越えられない壁。
サイレンススズカ、かっちょ良すぎです(涙)
もうクライマックスは過ぎたので、後はツツツと。
翌年、エルコンドルパサーはずっと海外にいました。
異例の長期遠征。
全ては凱旋門賞の為。
その中で海外GⅠも獲りましたが、最大の目標には僅かに届かず。
ゴール直前、モンジューに差されるまで、現地実況が
「エルコンドルパッサ!エルコンドルパッサ!」
と連呼してたのが印象に残っています(笑)
エルコンドルパサーの馬名の意味は、
『コンドルは飛んでいく』
だそうな。
あまり、走りからはその曲を連想できないのですが(笑)、なんか飄々とした孤高の姿はイメージに合ってるとも思えます。
後づけだ!
予断ですが、昨日凱旋門賞が行われる数時間前に某海浜公園に行ったのですが、空港に着陸する飛行機がかなり近く真上を通るんです。
その時に撮った写真 ↓

どこかしら、コンドルは飛んでいくを連想させます。
こじつけだ!
Posted at 2012/10/08 07:32:38 | |
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