紅葉の時期である。暑さも収まり非常に登山に適したシーズンだ。
いまだに仕事の忙しさは収まらないが、一か月前に休みをもらっているので無問題だ。
今回は登山初心者の同級生が一人参戦するとのことで、趣向を変えてみた。
それに3日前まで北海道に行っていた疲れがまだ残っている。私とて本調子ではないのだ。
色々な理由の中で今回の目的地は西沢渓谷に決めた。
過去に2度来ているので勝手も知っているし、整備された遊歩道で登山ではないので高低差もない。
以下、山梨市のサイトより
西沢渓谷は、秩父多摩甲斐国立公園内に位置し国内屈指の渓谷美を誇る景勝地です。
巨大な花崗岩を清流が浸食してできた天然の芸術のごとく、原生林を流れる渓流がいくつもの滝を作り、神秘的な魅力に満ちあふれています。
三重の滝、魚止の滝、竜神の滝、恋糸の滝などの名をもつ滝が続き、圧巻は七ツ釜五段の滝です。
渓谷内はハイキングコースが設けられ、渓谷ならではの四季の変化が楽しめ、特に初夏のシャクナゲや秋の紅葉がおすすめです。
また、「森林セラピー基地」「21世紀に残したい日本の自然100選」「平成の名水百選」「森林浴の森100選」「水源の森100選」「新日本観光地100選」「日本の滝100選」などに選定されています。
どんだけ百選に選ばれとんねんw
4:00 起床。艦これはサンマ集め中。早朝から2匹ゲット。30匹とか間に合うかなぁ・・・。
5:30 自宅出発。市川に住んでいる人を回収してから高速に乗る為、市川ICより京葉道→首都高→中央道へ。
7:45 定番の談合坂SAで朝食。ここまで渋滞はなし。

車内で誰かがカレーの話をするからこういう事になる。
先に席だけ確保して、それそれが好き勝手に選びに行ったのに・・・。
9:10 勝沼ICで降りてコンビニにて昼食を購入。
9:30 「道の駅 みとみ」到着。
西沢渓谷はここから歩いて500m先だが、休日だと60台停めれる駐車場が満車の可能性があるので、ここに駐車。道の駅の駐車場も100台以上停められるが、結構埋まっていた。

雲一つない快晴だが、風が強い。北風が身に沁みます。

臨時駐車場の砂が巻き上げられてとんでもない事になってます。
10:00 準備を整え出発。まずは西沢渓谷入口へ。
ここにあるドライブイン不動小屋にてガイドマップとヨモギ餅を購入。昼時のデザート用に。
今回はネトリ橋を起点にした周遊コース(4時間)を歩きます。

高低差もなく登山ではないので山頂はありませんが、滝や紅葉を眺めながら安全に歩けます。
ジーパン、スニーカーといった軽装の人もいるコースだが、前半は道幅の細い登山道。濡れた岩場やクサリ伝いに歩く道もある為、舐めてかかると痛い目を見る。
少し歩くとネトリ橋との分岐点に差し掛かります。ここから先はトイレが少ないのでここで済ませます。

また、ここは甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)へ向かう「徳ちゃん新道」の入り口にもなっています。(山頂まで4.5h)

いずれ甲武信ヶ岳にも行きたいけど、今回はそのまま直進。
広く平坦な道を景色を眺めながらゆっくりと歩きます。

つり橋を渡ります。高所恐怖症の人にはキツイかも。

紅葉にはもう少し遅くてもよかったかも。

日の当たる所はいい感じに赤くなってます。
11:00 西沢渓谷の看板が出るあたりから道幅も狭くなり少し高度があがります。

歩き始めて1時間。ゆっくりペースで体力はまだまだ余裕です。

三重の滝。

日なたと日陰で体感温度が全然違います。やっぱ太陽ってすげぇな。

山ガールとかもわりといます。

水も綺麗。落葉が風流やね。

ちょっとした鎖場。人も多くゆっくりペース。

クライマックスの「七ツ釜五段の滝」。

水場を横切ります。滑らない靴が必要な理由です。
最後に少し急な階段を上ると黒金山への登山道入口にさしかかります。
旧森林軌道と言う場所で、木材運搬のトロッコが通っていた跡地があります。
この折り返し地点はちょっとした展望台になっていて、休憩スペースとトイレがあります。
12:30 ベンチがある少し開けた場所で食事休憩。人が多くてベンチは利用できなかったけど。
子供連れの団体やペットを連れた軽装の人。山ガールなどで溢れかえっていた。
気温は13度。日陰でじっとしているとやはり寒い。
今回はアルコールポットを持参していたので、ここで自炊。
といってもカップラーメンにインスタントコーヒーとコンビニおにぎりですけど。
デザートはドライブインで買ったヨモギ餅。塩分も糖分も十分摂取して帰りに備えます。
余談ですが、山によっては火気厳禁のローカルルールがあったりもします。事前に十分確認をしましょう。
当然ですが、ゴミは一切残さず、跡かたも無いようにして帰ります。
13:15 食事時も過ぎ、団体客も少し減ってきたので出発。
帰りはトロッコの廃線跡を歩きます。

作業員が落ちたところに看板が立ち、名所になっています。

正面に見えるのが鶏冠山(とさかさん)かな。隠れて見えないけどその後ろに甲武信ヶ岳があります。

うちらにとっては何でもない橋だけど、初めての人にとっては恐怖の対象なのかもしれない。
トロッコが通るくらいなので、ある程度に道幅も広く、ゆるやかな下りが続く。
苦もなく気が付くと分岐点のネトリ大橋へ到着。寝取り?

来る時にも通ったトイレ。
関係ありませんがドラマ「ど根性ガエル」のゴリラパンの移動販売車が流山の小菅製パンの工場に停まってます。

豊四季駅から400mくらいかな。年季の入ったSUZUKIのキャリー。
15:00 ドライブイン不動小屋 到着。
暖かいものが食べたかったので、ここで休憩。
周りの人はキノコ汁。私はホットコーヒー。虫が浮いてたけど気にしないw
道の駅でお土産を物色。わさび漬けを購入。もう秩父山系や奥多摩では定番のお土産です。
勝沼が近いのでワインなども種類があるが、酒は飲まないので特に興味はなし。
16:00 あとは帰るだけだが、来た道の勝沼ICへ戻るか雁坂トンネルから秩父へ抜けるか少し考え、独断で秩父方面へ。
だって期間限定で730円の通行量が無料ですよ? ループ橋とか大好きなんで。
雁坂トンネル有料道路無料通行のお知らせ
雁坂トンネルでバイクの事故。対向車線側だから渋滞にはハマらなかった。
ここの急カーブは有名でよくスピード出して事故ります。
雁坂トンネルを抜け秩父路へ。途中の道の駅「大滝温泉」でお土産購入。
さらに先へ進み、道の駅「あらかわ」へ。さすがに営業時間終わっていてここはやってなかった。
この路線は道の駅がたくさん集まっている。両神温泉や龍勢会館とかも近いしね。
スタンプラリーで回っていた時も、一日で15個近く回収できる美味しい場所だ。
極めつけに道の駅「ちちぶ」へ。ここは結構遅くまでやってる。
秩父はアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」と「心が叫びたがってるんだ。」の舞台になっている場所です。
大洗並みに町ぐるみで宣伝してるので、さすがに痛々しいです。

メンマの酒は全て売り切れでした。やっぱ経済効果あるんだろうね。

安城鳴子のサイン色紙に「アナル」って普通に書いてあるんだけどw クスコ・アルみたいなもの?
帰りにファミレスに寄って夜飯。自宅に着いたのは22時半。さすがに疲れた。
今回は初心者を引き連れてのハイキング。距離は10.5キロと結構な距離だが、十分な休憩を取ったので景色を見る余裕もあり、写真が多めです。
歩数計は14000歩。結構歩いてるんだな。
谷川岳の下山時なんか、カメラを持つ体力すら無かったから写真が全然ないもんな。
次回は11月22日の予定。もう紅葉は微妙だし、路面凍結も考えないと。