スパークプラグ交換

左フロントタイヤを外し、水よけのゴムスカートを外します。

写真のようにゴムスカートを片方だけ外しても作業は可能ですが、スカートの破れに注意です。

プラグコードを外して、21mmプラグレンチでプラグを外します。

ディープソケット＋ユニバーサルジョイントでも外せますが、かなり奥まった位置にあるため、プラグ専用のソケットまたは長めのプラグレンチの方が作業しやすいです。

写真では全てのプラグをまとめて行っていますが、コードを差し間違いを防ぐため、一本ずつ作業することをおすすめします。

プラグが外れたら、新品のプラグを用意します。

ネジに異物が付着していないか、ガスケットに打痕が無いかよく確認します。

プラグを取り付け、回らなくなるまで手で回します。このとき、ネジに異物無く、かつプラグホールの雌ねじに真っ直ぐささっていれば、抵抗なく最後まで回るはずです。

回す際に抵抗を感じたら、すぐプラグを外しもう一度プラグと雌ねじを確認します。そのままねじ込むと雌ねじを破損し、エンジンオーバーホールとなります。

手で回らなくなったら、プラグレンチを取り付け、2/3回転締め付けます。これでガスケットが潰れ、エンジン圧縮が抜けるのを防ぎます。

プラグを再利用する場合は、既にガスケットが潰れているため、ここまで回すとオーバートルクで雌ねじを破損します。そのため、1/10回転程度でやめておきます。

新品2/3回転、再利用1/10回転のいずれにしても、通常のプラグレンチではこのあたりで手で回しにくくなるはずです。

プラグコードを取り付けます。最後まで差し込むと「カチッ」という感覚がありますので、そこまで確実に差し込みます。

完成です。コツさえ掴めば簡単です。
ただし、プラグホールの雌ねじはアルミのローターハウジングに直接切られており、斜めねじ込みや締めすぎに非常に弱く、壊すとエンジンオーバーホールとなるため、雌ねじの破損には十分気をつける必要があります。