こんにちは(*゚▽゚)ノ
いや~長かった。
ホント永久に戻ってこないんじゃないかと思っちゃうくらい長かった。
柿号をチューニングショップに預けたのが4月13日(土)です。
5月1日に一度戻ってきたけど、翌日の昼にはミッションブローして再入院。
そこからは苦難の連続の日々でした。
何せ前代未聞のエンジン換装。
次から次へと想定外の現象が発生して納期が延びていきました。
そもそもこのプロジェクト、近々廃車にする予定のHT81Sがあったから始まったものでした。
このドナーからエンジンとMT(CUSCOのLSD入り)をまるっと移植。
廃車にするクルマのパーツなので、部品代はタダ♪
フツーにエンジン+ミッションを載せ替えなんてやったら、部品代+工賃で5~60万掛かる話です。
それなら程度がソコソコ良いZC31Sが買えちゃうから、わざわざこんな手間の掛かることはやりません。
今回はエンジンとMTがタダで入手できたことで、破格のお値段で完成できる見積もりがあったから、プロジェクトにGOサインが出せたのです。
完成までの苦難の道のりを時系列で並べてみると・・・
81のエンジンはすんなり載りそうだけどドラシャのリーチが11用だと足りないからお取り寄せになる。
→ゴールデンウィーク中で部品の納期が連休明けになる。
→それだと5/6の聖戦に間に合わないから11用のMTを暫定で載せてひとまず完成させる
→経年劣化(11万km走行済み)+パワーアップに耐えられずミッションブロー(5/2)
→改めて81のMTを載せようとしたら、マウントの位置がどうしても合わず搭載を断念(5/19)
→たまたまヤフオクに出品されていた31(Ⅰ型)のMT(スズスポのLSD入り)をショップに落札してもらう
→オークションの終了が1週間先で更に納期が延びる
→31のMTは搭載できたが、シフトコントロールワイヤーのリーチが足りずまた部品待ち(5/31)
→部品も全て揃って完成したが、6/11で車検切れ
→元々エンジン換装に伴う構造変更の申請を車検と同時にやる予定で、構造変更が通らないと車検も受けられないため、審査結果待ちとなる
この審査結果待ちの期間がイチバン辛かったです(´・ω・`)
この時点でクルマは完成していたのに乗れませんでしたからねぇ(´・ω・`)
審査はドラシャの強度計算がなかなか通らなくて長引いて、審査が通ったのが6/28でした。
で、7/1に車検証も発行されて、超モヤモヤしながら5日間過ごして7/5にやっとこさ新生柿号を受け取ることができたんです。
もうね、忍耐の限界なんてとっくに突破していて、走りたい欲求を押し殺しながら過ごした約3ヶ月でした。
作業をやってくれたショップの社長さんも、よく最後まで付き合ってくれたと思います。
途中で
やっぱりできーん(ノ`Д´)ノ彡┻━┻
って放り出されてもおかしくない状況でしたから。
あ、ショップといっても見た目はただの自動車整備工場です。
岐南町にあるGIPPY OFFROADというジムニーとランクルを得意とするショップなんですけど、軽トラからプリウス、ポルシェだって弄っちゃうなんでもできちゃうショップ(と言うか社長)で、スイフトも何台か弄った実績もあって、一時期はZC31Sのデモカー(メカチューン+フルコン制御10,000rpm仕様)もあったくらいのお店です。
従業員は社長とメカニックさんの二人で、社長がチーフメカニックでもあります。
このプロジェクトは、ある程度こちらの希望も出したけど、基本的に全て社長にお任せしました。
話を聞いてみるとエンジン換装の実績はかなりあったし、ただ載せるだけじゃなくて、セットアップのノウハウも、詳し過ぎて話に付いていけないくらいあったので、素人が中途半端な知識でアレコレ言わない方が良いと思ったからです。
さ~て長々と顛末を書きましたけど、皆さんが知りたいのは「結局それでどーなった?」ってことですよね( *´艸`)
変更点は
愛車紹介に書いたけど、全容が見えないと思うので整理します。
このプロジェクトのメインテーマは「エンジン換装」です。
エンジンはHT81S用のM15A(約10万km走行)です。
インマニやスロットルボディも81から引き継ぎました。
吸気は元々付けていたZERO1000をそのまま使用。
排気は工場にたまたま転がっていたZC32S純正エキマニ~フロントパイプを使用
中間パイプは11純正のままです。
つまりZC31Sでよくやる純正流用チューン(触媒2個→1個仕様)と同じです。
テールピースも元々付けていたB.CrewsのV3マフラーです。
エンジンを載せ替えると純正ECUは当然使えなくなるので、サブコンを使います。
TRUSTのE-MANAGE ULTIMATEです。
セッティングは上述の通り社長にお任せ♪
詳しいインプレッションは後ほど書きますが、吸排気が変わっている状態で燃調をセッティングしているので、なんだかスゲーことになっていますw
エンジンを降ろす時にフロントのメンバーも降ろすので、ついでにCUSCOの強化スタビライザーもインストールしてもらいました。
コレかなりいい感じで効きますヨ(・∀・)b♪
駆動系はZC31S(Ⅰ型)のMTをドッキング。
31のMTを11に載せるには、マウントやドラシャを加工する必要があるので簡単にはできないし、ノウハウのないショップでは不可能みたいです。
で、この中古の31ミッションに入っていたスズスポのLSDは車速センサーのマッチングがダメで使えませんでした(´-ω-`)
そこで諦めないのがここの社長のスゴいところで、お蔵入りしていた81ミッションからCUSCOのLSDを摘出して合わせてみたらピッタリ♪
81のミッションは合わなかったけど、中身のLSDは活かすことができました(人´∀`).☆.。.:*・゚
さらに工場に転がっていたこんなもんまでサービスで付けてくれました。
EXEDYの強化クラッチと軽量フライホイールです。
こいつのおかげでレスポンスは素晴らしいんだけどエンスト地獄に陥っておりますw
あとはエンジンマウントをリアだけTM Squareの強化タイプにして、両サイドは純正新品にしました。
仕上げは今日侍ガレージで取り付けたコレ♪
ハイビームインジケーター見えなくなっちゃった^^;
吸排気チューン+サブコン制御でM13A時代は6,500rpmだったレブリミットは大幅に↑↑
え?レブリミットはいくつかって(´・ω・)?
ですw
あ、すいません8,000rpmでした(ノ∀`)
でもね、8,000rpmまで回せるのって、かなりの戦闘力アップになりました。
7/6(土)
この日をどれだけ待ちわびたことか・・・
走りたくても走れなかった悔しさ、辛さを噛みしめながら走り出します。
チューニングに伴い排気音は倍以上の爆音レベル。
レブリミットまでぶん回すと、とっても気持ちよく吼えてくれます。
アクセルレスポンスは鋭くなり、走り始めた当初はアクセル開け過ぎて何度かとっ散らかりました。
LSDはCUSCOのRS(1WAY)ってこと以外は不明なんですが、交差点曲がる時なんかはそれなりにチャタリング出るけど、イニシャルトルクが低めなのか、あまり違和感ありません。
それでもオープンデフの時はタイヤが空転して前に進まなかったタイトコーナーでグイグイ進むから、効果は絶大だと思います。
あとね、排気音も盛大だけど、それ以外もフライホイールもガラガラ音を立てるし、強化エンジンマウントから色んな音や振動が車内に入ってくるからめっちゃ賑やかです♪
ま、個人的にはレーシーな雰囲気で気分が上がるから、こんな雰囲気も結構気に入っていますヨヾ(´▽`)
で、昨日、今日と二日間で、満タンにしたハイオクが空っぽになるまで走り込みましたが、結論から言うと大満足の仕上がりです。
クラッチとシフトが若干重いですが、慣れれば良いレベル。
不満は一切ありません。
今日は紅スポさんを引っ張ってみたけど、+500rpmのアドバンテージはなかなかのものですね。
まだ完全ドライで走れてないけど、もうちょい走り込めばもっと楽しめそうな気配がしますw
あ、そういや久し振りにホイールが2本増えました。
ENKEI PF01 1570+35
DIREZZA DZ102 195/55R15(2016年製7分山)
しばらくストリートはこいつを使います。
さてさて、長文にお付き合いいただきありがとうございました。
鬱陶しい天気が続いていますが、みなさんご自愛くださいませ~
おしまい♪