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ek-10stとやまの愛車 [その他 その他]

整備手帳

作業日:2007年5月31日

日本の模型史、明治、大正、昭和の模型について

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
所謂、プラスチックモデルなどが
出現することもなかった
明治から昭和初期まではゴム動力
模型飛行機が主流であった。

・1908年/明治41年、
野辺地四郎氏、アメリカより模型飛行機
(フライングモデル)を持ち帰り、神田今川小路に
模型機店を開業。(?やと書いて「ののや」)
同年末ごろ、石川邦次郎氏兄弟は浅草馬場に開店。
田島稲津氏、神田駿河台に「福寿堂」を、
村上猶吉氏は小石川原町、浅草福井小学校前で
長谷川氏らの小売店の誕生。
・関連事項、玩具のハーモニカ流行、
玩具の活動写真機(映写機)輸入される。

・1909年/明治42年、
模型飛行機は緩やかに全国的に浸透し、
玩具店の店頭を飾るようになる。
・関連事項、雑誌、書籍を通じ、
海外の模型機の紹介、発表がされるようになった。

・1910年/明治43年、
大滝竜太郎氏、船体くり抜きのプロペラボートを開発。
全田「マツタ」米吉氏、鋼線で胴体と翼を羽二重張りの
針金完成機開発、縁日やお祭りで人気を博す。
・関連、アンチモニー製の水ピストル、
鋳物製のベーゴマが出回る。
ボール筒による、電話玩具も登場。

・1911年/明治44年、
春から秋にかけ、大阪鳴尾競馬場、箕面公園、
中島公園などで日本最初の模型飛行機競技会が開かれる。
十月、東京国民新聞社主催の第一回模型飛行機競技会が
早大グランドで開催。
十一月、福寿堂主催、隅田川横断飛行大会開催。
A字型模型飛行機に人気集中。
大阪で河野仙三氏、ならや川上氏、小賀野氏等、業界入り。
・関連、扇風機玩具が発売される。
四月、雑誌「飛行機と自動車」発刊。
河本清一氏の飛行機模型の造り方」、
中川健二氏の「模型飛行機の研究」、
柳沢勘次郎、河本両氏共著の「飛行機凧と模型飛行機」の
書籍が出版される。

・1911年/明治45年/大正1年、
東京、大阪の一部模型業者は問屋的営業に移行。
競技会が盛んに行われ、模型飛行機熱が高まる。
・関連、飛行機玩具大流行、
ドイツよりの玩具に影響を受け、日本の製作技術が改まる。

・1913年/大正2年、
東京、大阪、名古屋にて、ほぼ同時期にスチームエンジンが
開発される。雑誌「科学世界」に1馬力の模型飛行機用ガソリン
・エンジン発売広告出現。この年、模型業界参入者が多くみられた。
・関連、ゴム人形、セルロイド玩具誕生。

・1914年/大正3年、
模型飛行機熱も徐々に沈静化。夏季の水物製品に取組み、
ポンポン船、スチームエンジン付高級ボートに活路を開く。
この年、大阪の河野仙三氏、ガソリンエンジン付模型機、
「ルンプラー」を実験的に飛ばした。
他、スチームボートの輸出が始まる。
・関連、3月20日から7月末まで上野公園で、東京大正博覧会が
開催、金属玩具、教育玩具等、三千点が展示された。
この年、児童の間に戦争ごっこが流行、戦争玩具の製造が盛んになる。
日本の玩具が世界市場に進出、輸出額およそ800万円、針金完成機もその中に含まれる。

・1915年/大正4年、
模型飛行機業界、完全に沈滞。この夏、アルコールを燃料とした
スチームボートに人気。ボート関係の部品がよく売れた。
・関連、国産ハーモニカ、大正コマに続き、木琴、卓上ピアノ、
オルガンなどの玩具楽器が日本楽器より、
木製玩具業の盛んな名古屋の業者からは大正琴が出始める。

・1916年/大正5年、
この年、模型機業者、全国的に減少傾向をたどる。
・関連、玩具店の店頭に高級絹張り三角胴完成機など
多品種にわたる機体で賑わう。

・1917年/大正6年、
距離飛行の競技機から滞空記録を競う機体構造に移る。
外国人による曲技飛行などの刺激を受け、
一過性の模型機ブームが起こる。
・関連、この年、キューピー人形流行。

・1918年/大正7年、
A字型模型機が衰退し始め、現在の形状に近い機体に移行。
アルミニュームによる模型部品、(パイプスクリュー、
コメタル)の生産が始まる。
・関連、玩具で発火製、音響製の物が売られる。
ドイツ製玩具などが姿を消し、日本製玩具類の輸出が盛んになる。

・1919年/大正8年、
機械の発達、素材の開発に伴い、質、量の向上と
模型飛行機の生産、販売の分業化が進む。
石原式ミシン抜きプロペラの開発により、
国内の模型機需要高まる。
この年ごろから、凡ゆる物の模型化指向始まる。
針金飛行機、ボートの輸出好調。

・1920年/大正9年、
模型機は日本的着想と素材に恵まれ、独自の分野を開拓。
・関連、展示用精密模型の業務用模型分野が開発され、
業者が増える。この年、玩具輸出額2000万円を越す。

・1921年/大正10年、
模型機の普及に縁日屋(露天商)の活動力が多大な時代。
・関連、玩具の輸出額好況時の3分の1、700万円に減少。

・1922年/大正11年、
模型業界、小康状態続く。
・関連、3月、上野で平和博覧会開催、
金属玩具、セルロイド玩具が金賞、銀賞を受賞。
子供愛護デー、現在の子供の日、児童愛護週間の始まり。

・1923年/大正12年、
一般玩具分野の中で模型飛行機の
果たした役割は多大で業容確保。
9月、関東大震災で東京の大半の業者、壊滅状態となる。
・関連、この年秋、
今村科学研究所(現セメダイン)国産接着剤を開発。

1924年/大正13年、
東京の石川商店、いち早く復興。
大正デモクラシー、自由、民主主義の空気の中から
模型は創造と未来への挑戦が始まる。
・関連、乾電池の需要台頭。

・1925年/大正14年、
関連、玩具のゼンマイ式糸吊り複葉飛行機に人気、
ゼンマイ玩具の花形となる。

・1926年/大正15年/昭和元年、
関連、ゼンマイ仕掛けの
「のんきなとうさん」、「ブランコ」に人気。

・1927年/昭和2年、
模型機、趣味の品として認識され、新たなる胎動、
輸出にも向けられ業界安定成長。
航空知識の普及に支えられ、飛躍体制が整う。
・関連、アメリカから12,000体の人形が親日大使で来日。
誠文堂新光社より「子供の科学」「科学画報」発刊。
今村科学研究所より「セメダインA」発売。
日本のセルロイド玩具、生産額で世界第1位となる。

・1926年/昭和3年、
新競技規定で帝国飛行協会の
第1回全日本少年模型飛行機競技大会、3月、代々木練兵場。
国産鉄道模型の誕生と鉄道模型業者続々登場、
大阪朝日屋、東京関電気、竹岡房次郎、川合兄弟など、
潜在需要を掘り起こす。

・1929年/昭和4年、
模型飛行機熱再燃。針金飛行機ブーム。鉄道マニアの増加。
卸売り店へ転向暫増し、この年以降、業界入り新規店と流通に拍車。
この年秋より、所謂、昭和初期第1次模型機黄金時代突入。
5月、武田弥一郎氏の鉄道模型雑誌、「鉄道」を創刊。

・1930年/昭和5年、
寺島仙太郎夫妻、水上飛行機「ユンカース」を模型化、
報知新聞社より設計図が掲載され、一躍人気爆発、
報知機ブームとなる。模型飛行機黄金時代となる。
鉄道模型の朝日屋より「科学と模型」発刊。
模型界空前の大好況によりプロペラの品不足に悩む。
・関連、この年、金属玩具でも人気の「宙返り飛行機」を
初めて量産化。コリントゲーム、ベビーゴルフ流行。

・1931年/昭和6年、
急成長の模型界に新に「グライダー」が加わる。
鋼線機の輸出再び活発化、内地のブームと共に大繁盛に終始する。
関連、この年、関東地方で紙芝居「黄金バット」に人気集中。
ゼンマイ仕掛けの玩具自動車がでる。
「セメダイン」、商標登録。朝日新聞社より「航空朝日」発刊。

・1932/昭和7年、
前年度末からの過剰生産で競争激化、模型機も不況の為、
急落、商況3分の1になる。エアーエンジンに注目が集まる。
模型機の構造に変化、機体の改良進む。
業界に対し、官民有識者の批判の声がでる。
関連、3月、満州国建国宣言。

・1933/昭和8年、
福島の渡辺政治氏がプロペラの量産化に成功。
鉄道模型、35mmゲージ、30分の1に定着。
模型機、スケールモデル化傾向が強まる。
模型業界は多品種の商品化に夢と創造を売る花形商売へ移行。
・関連、5月、雑誌「鉄道趣味」、鉄道模型の本格誌発行。
この年、バタバタ機とも言う、はばたき式機(20銭)出回る。
ヨーヨーの大流行。

・1934年/昭和9年、
模型業界は安定恒常化。豊富な商品群にマニア、業者の増加。
この年、木製プロペラの輸出活況。
・関連、アメリカ、ビル・ブラウン氏、
模型用ガソリンエンジンの量産化に成功。翌年、
メル・アンダーソン氏とビル・アトウッド氏の
共同開発による、ベビー・サイクロンを売り出す。

・1935年/昭和10年、
この年、中岡健一氏、エンジン付模型飛行機を飛ばす。
関連、ビーダマ大流行、ビーズ製の物に人気。

・1936年/昭和11年、
小川重一氏、国産模型飛行機用小型ガス・エンジン、
「OS・1」開発、発売。近藤金次郎氏、鈴木金蔵氏らも、
テストエンジン製作、模型用エンジン機台頭。
4月、カワイモデル、模型専門誌「模型鉄道」創刊。

・1937年/昭和12年、
東京の大森製作所石井氏、OM「迅風」を発売、
東京での国産第一号模型エンジンとなる。
・関連、この年、飛行機、グライダー、
戦車、機関砲、高射砲など戦争玩具流行。
世相はいわゆる北支事変から日中戦争へ突入

1938年/昭和13年、
輸入関連商品、逐次衰退。
模型飛行機を媒体とする航空思想普及に
官民一体の学校工作運動。(※学校教材推進)
模型機生産の工業組合結成機運、全国的な組織化に向かう。
関連、この年、玩具の内地向け製造禁止素材品目、
ゴム、鉛、銅ほか十数種類指定。
「セメンダインC」爆発的売れ行き、工業用増加。
・世相は4月、国家総動員法、電力国家管理法公布。
7月、ガソリン不足深刻化、バスは木炭車に改造。
配給制限、価格規制なども始まる。

・1939年/昭和14年、
官民一体型の第二次模型機ブームの下地整う。
学校工作正式科目推進運動の表裏舞台徐々に進行。
・関連、文部省内に「模型航空機教育教程、編纂委員会」設立。
野沢正氏、「日本模型航空機記録規定」の草案作成、
国際的に通じる競技規定は翌年決定。
この年、金属に代わり、木製代用品玩具の生産となる。
・世相、ナチスドイツ、ポーランドへ進攻、
イギリス、フランスは対ドイツ宣戦布告、
第二次世界大戦始まる。
日本では、より統制品、配給品、拡大。

・1940年/昭和15年、
航空記念日の9月20日を中心に全国49箇所、
参加機数合計30万機の競技大会が行われ、
この年以降5年にわたる模型航空祭典のイベントとなる。
この時代の模型業者総数、約1万9千軒にのぼる。 
・関連、10月、民間航空団体を統合、帝国飛行協会は
大日本飛行協会に改組、設立。全国で協会、東日、大毎新聞社
共催の模型機競技会が行われ、
東京で第一回全日本模型航空機大会開催。

・1941年/昭和16年
大日本飛行協会、東日、大毎新聞社、模型航空機の制式機に
「東日A・1型」「G・1型グライダー」ドイツの「ユングホルク」
日本名、少国民グライダー、同「レーン型グライダー」を採用。
学童工作指導者向けの模型機工作講習会を全国各地で開催、
業者多数協力。教材としての制式機、1千万機と推定。
業界、流通紀行に悩む。
・関連、8月、協会、大毎新聞社共催の
第1回全日本模型航空機競技関西大会を開催。協会は模型工作の
訓練を目的に「大日本航空青少年隊」を全国に結成。
この年、文部省は「僕らの翼」4巻余の文化映画制作。
日光書院より月刊雑誌「模型」創刊。
玩具は遊具と呼称。米英映画の上映を禁止。
ドイツの模型航空機の権威、グスタフ・ベンシュ氏、
カール・ニート氏が来日、各地で講演、指導。
・世相、12月8日、日本海軍航空隊、ハワイ、シンガポールを
奇襲攻撃、対米英宣戦布告、日本軍、マレー、フィリピンを
攻撃、太平洋戦争突入。同月、戦艦大和竣工。
政府は、統制、配給、言論、出版、規制強化。

・1942年/昭和17年、
4月、商工省、模型航空機用品の最高販売価格、公価を設定。
製造1本化の目的で「全日本模型航空機製造組合連合会」に統合。
一括配給の為、「模型航空機供給教材配給会社」各府県に設立。
七月、東京に卸商組合結成。
軍の要望もあって「実体模型」・・・実物縮尺ソリッドモデル販売
(※この辺りがいわゆる現在のスケールモデルキットのはしりか?)
「模型航空」東日新聞、浅間一男氏編集、他専門雑誌に人気。
この年、模型機業界、空前の繁栄を形成。
・関連、2月、大日本飛行協会、東日、大毎新聞社共催の
第一回「全日本ガソリン・エンジン模型飛行機競技大会」が
市川国分台東錬兵場で開催。
6月、文部省策定の「模型航空機教育教程」が公布され、
教育史上類例の無い3本柱が稼動。この年、玩具材料は、
木、紙、土などに制限。

・1943年/昭和18年、
この年、模型ブーム頂点に達する。
満州、朝鮮、台湾の青少年も包括し、工作教材の浸透をみる。
各地区の組合の生産増強も限度に達し、闇物資の争奪となる。
関連、愛国カルタ、愛国百人一首登場。

・1944年/昭和19年、
文部、逓信商工省より「模型機の生産ならび配給に関する機構の整備」の通達。
組合関係者と大日本飛行機協会を主体とする官民会社、
「日本航空教材株式会社」(後の日本文化教材㈱・・NBK・・現ブンカ)設立。
物資枯渇、人手不足、戦局悪化で業者統廃合、
4地区の模型工業組合自壊作用、逐次解散。
・関連、玩具統制組合設立、翌々年解散。
世相、日本の敗戦色悪化。11月24日、B-29、80機、東京を初空襲。

・1945年/昭和20年、
3月、決定打撃の東京大空襲で模型業界機能停止。
4月、アメリカ軍、沖縄上陸、
8月6、9日広島、長崎に原爆投下。
8日、ソ連対日参戦。
8月15日、終戦の詔勅放送、日本無条件降伏。太平洋戦争終結。
のち占領軍来る。占領政策開始。

10月、GHQは模型も含む飛行機の生産、加工の禁止を発表、
模型航空業界一時休眠。
・関連、11月、大日本飛行協会解散、GHQ覚書に一切の
航空活動禁止の指示。
12月、京都丸物百貨店で十円のブリキ製、
「小菅のジープ」発売、長蛇の人気、10万個売り捌く。
同年、上野公園で「日本玩具展覧会」開催、
米軍関係者に認識を深める。この年進駐軍の捨て空き缶利用の
玩具、模型類出回る。

・1946年/昭和21年、
模型業界復興の第一歩は木製学校工作教材キットの生産
(主に静岡のメーカーから)から始まる。木製ジープ、本立、ボート類。
空缶再生の電機教材、モーター、ベル、ブザーなど。
科学教材として馬蹄型マグネットモーター、
(TKK、現マブチモーター、玉屋模型の五十嵐電機TMYモーター、
工学社国玉モーター)など。
鉄道模型もカワイモデル、カツミ模型等、生産再開。
空缶利用の鉄道Oゲージレール製造を立川の遠藤製作所、
フタバ模型の小川氏参入。機芸出版社より「鉄道模型趣味」創刊。
・関連、7月、「東京国際模型飛行機クラブ」(TIMAC)結成、
宮城前広場で戦後最初の模型航空機大会を開催。
八月、玩具花火の販売禁止。12月、日本橋三越で戦後初の
デパートにおける「玩具展」開催。

・1947年/昭和22年、
模型飛行機生産再開。模型商品の新製品開発で競う。
新規開店など業界進出者の増加。進駐軍関係者との接触で
新たなる模型人口。今村科学研究所、12色ラッカーセロバスター発売。
鉱石ラジオ等、ラジオに関心高まる。
・関連、1月以降、三越、白木屋で全日本おもちゃ展、
関西でこどもの国おもちゃ展、西宮遊園地など各地で玩具展開催。
この年、紙芝居黄金バット復活、関西で少年王者大ヒット。
イギリスでビニール製プラ模型開発。

・1948年/昭和23年、
模型の動力源トランス、交通両用モーター続々生産。
直流モーターに馬蹄型磁石を使用。蒸気エンジンも製造復活。
・関連、2月、玩具人形問屋組合を皮切りに、紙製、布、
総合玩具、輸出金属、機械玩具の工業組合設立相次ぐ。

・1949年/昭和24年、
春より模型関係雑誌続々出版。各地でUコン、エンジン、
ライトプレーンの大会盛ん。9月、日本教材新聞社誕生、
機関紙的新聞発刊。A・1、A・2、G・1など各社から一斉に発売、
各社特有の模型機生産活発化、ライトプレーン時代突入。
エンヤエンジン製造開始。
・関連、先の毎日新聞社、日本模型飛行機連盟創立に対応し、
4月、朝日新聞社、日本模型工作連盟を発足。
5月5日、国民祝日に第一回「こどもの日」を記念、東京、大阪、
名古屋でおもちゃの祭典、トイ・プレゼント、こども大会を
開催、以後、こどもの日は玩具業界のイベントに定着。
9月、第一回全日本模型飛行機競技会開催、東京多摩川で
1256名参加。この年、食品玩具、盛んとなる。

・1950年/昭和25年、
4月、OS国産のパルス型ジェットエンジン機、初の飛行。
モデルエンジンメーカー続々参入。10月、日本模型新聞社、
本格的業界新聞発刊。各種模型のモデラー増加、模型をスポーツと定義。
・関連、1月、取引高税廃止、
玩具物品税の免税点80円未満となる。(タバコのピース50円)
10月、東京輸出金属玩具工業組合連合会、
輸出向け金属玩具、機械玩具の自主検査実施。
6月、日本工業標準規格(JIS)設定。
・世相、6月、朝鮮戦争勃発、日本は特需景気で潤う。

・1951年/昭和26年、
今村科学研究所が販売会社、セメダイン株式会社を設立。
11月、東京模型倶楽部主催の東京こども模型飛行機大会始まる。
(以後毎年1回、第5回まで開催)
・関連、5月、玩具の登録制度実施される。
この年、児童雑誌に玩具遊びの付録競争。

・1952年/昭和27年、
この頃の模型店は飛行機屋と呼ばれる程、模型飛行機を
販売の主力商品にしていた。価格的にも安く、知名度の
高かった、A・1型ヒコーキがよく売れた。
木製モーターボートの輸出、盛況。業界の主流商品は、
模型飛行機、電関(電気鉄道)、船舶模型の3本柱になる。
・関連、この年、マグネット使用の「セダン型自動車」が
登場し、電動玩具第一号となる。

・1954年/昭和28年、
4月、東京模型倶楽部主催、セメダイン後援により、
模型飛行機の隅田川横断飛行大会開催。
東京模型の喜多村守一氏が業界の先陣を切って渡米。
・関連、11月、東京新宿伊勢丹で東京都・東京輸出金属玩具
工業協同組合連合会主催の「新しいおもちゃ市」開催、
この年、国際人形コンクール(ローマ)に日本人形出品。

・1954年/昭和29年、
この年、模型飛行機、やや低調。
全国初の自動車模型大会が東京伊勢丹屋上にて開催される。
東京科学工業株式会社「TKK」(現、マブチモーター)、
東京都葛飾区にて設立される。
・関連、輸出を中心に電動玩具が出始める。
国産ミルク飲み人形出回る。
映画「ゴジラ」登場。

・1955年/昭和30年、
6月、東京模型倶楽部、
A級、B級各一機を一般公募の中から選定して指定機とする。
田宮模型、TKKマブチ01モーター使用の木製中型戦車を発売、
モーターライズ戦車キットのパイオニアとなる。
秋、セメダイン㈱主催、第一回全日本児童模型飛行大会。
全国の小学校、中学校の学童の府県優勝者を東京に招き、
多摩川運動場にて全国大会を実施。
・関連、11月ラジオ・コントロール・バスが発売される。
(増田屋斎藤貿易、「ラジコン」を商標登録)
工業組合、卸売り組合の設立相次ぐ。

・1956年/昭和31年、
8月、全国模型モーターボート大会東京大会開催。
東京号指定機(C、D)グライダー設計決定、8月中旬より発売。
東京科学㈱が日本科工㈱を設立し、
電関、ボート等の金属玩具、理科教材を製造。
10月、布施市の株式会社日本プラスチックが日本で初めての
オールプラスチック製ソリッドモデルの生産を業界紙で
広告するが、あまり市場に出回らずデモンストレーション
に終わる。(※当時の広告記事を別記の2で引用してます。)

※1956/昭和31年、
大阪の(株)日本プラスチックより
本当の日本最初のプラスチックモデルが
発売される。ノーチラス(ゴム動力)→
(後に日本文化教材社(NBK)に移行)と零戦、発売、
※同時期に発売予告されたP51ムスタングは未発売?※

◆関連情報:ヤフーブログ、「明石小五郎の昭和のプラモデル」 ◆
「日本プラスチックの謎に迫る」で
↑登記簿調査や関係者の取材で鋭く詳細に書いています。
http://blogs.yahoo.co.jp/akasikogorou/folder/1893950.html
関連、この年、ホッピング流行。

・1957年/昭和32年、
6月、東京科学模型教材協同組合主催、第一回ボート大会(豊島園プール)
9月、模型飛行機大会、A級他4種目(東京、上井草野球場)
11月、東京号A級他4種目で第7回模型飛行機大会(多摩川オリンピア)。その他全国的に模型飛行機大会盛況。
・関連、「第一回人形供養」東京都玩具人形小売連盟主催。
前年、アメリカで「日本製おもちゃ塗料は有毒である」と
指摘され問題化されていたが、10月から「金属・電動・機械」の
輸出玩具は、輸出法に基づいて、全品目について強制検査が実施
される事となる。この年、カール人形流行。

1958年/昭和33年、
マルサン商店から
「いわゆる国産初のプラスチックモデル」発売される。
(ノーチラス号、水雷艇、飛行機、車など4点)
(内、ダットサンにては和工樹脂の製品の 
箱変えであることが後年確認)
前年に続いて6月に第二回ボート大会、
11月には多摩川オリンピアにて第八回模型飛行機大会実施。
・関連、月光仮面、赤銅鈴之助、玩具でも大ヒット。
エポック社の「野球盤」発売される。
東京タワー登場。

・1959年/昭和34年、
2月頃、日本模型から自動浮沈装置式のプラ模型、
「伊号潜水艦」が発売され大ヒット。
7月、「プラモデル」を商標登録したマルサン商店が
拡販のため、テレビ宣伝を開始、番組名は、「陸と空と海」。
この年、静岡模型教材協同組合、第一回見本市を開催。
関連、2月、日本人形協会がアフリカ10ヵ国大使を招き、
日本人形贈呈(東京玩具会館)。
「少年サンデー」、「少年マガジン」創刊。
インスタントラーメン登場。

・1960年/昭和35年、
年頭からプラスチック製の模型キット、上昇気運にのる。
静岡の田宮模型が船体だけプラのセミプラ艦船の生産に踏み切る。
東京でも三共、山田などからプラキット発売される。
模型飛行機も相変わらず好調な売れ行き。
11月、今井科学がキャラクター模型の第一号、
「鉄人28号」ロボット(当時380円)を発売。
・関連、4月、「ダッコちゃん」登場、7月から9月にかけて
爆発的ブームとなる。(1個180円)
10月、戦後初の大掛かりな見本市「金属玩具見本市」開催。
・トランジスターラジオ、カラーテレビ放送初登場

・1961年/昭和36年、
2月、静岡模型教材協組、第三回見本市。
出品社9社、協賛メーカー五社。新製品の木製船舶模型がメインとなる。
輸入プラキットの種類も増え、国内では新規参入メーカーが
続々と登場。プラスチックモデルの販路が拡がる。
11月、田宮模型、マブチ25モーター使用のプラ模型、パンター戦車発売。
・関連、4月、万代屋(現バンダイ)・エポック社・
タカラビニール(現タカラ)三社、大阪で初の共同展示会を開催
(ビック六社トイ・フェアの始まり)
5月、第一回空気入りビニール玩具見本市及び、
新製品コンクール、この年、ガン・ブームを中心に
ミニチュアカーなどの輸入玩具が脚光を浴びる。

・1962年/昭和37年、
3月、静岡模型教材協組の第4回静岡見本市で、
初めて「静岡プラスチックモデル見本市」という呼称を掲げる。
11月、東京都科学模型教材協組主催の第一回、
全国科学模型教材見本市。
翌年にかけて、第一次プラモデルブーム。
(零戦、隼、戦艦大和、鉄人28号)
・関連、2月、社団法人日本玩具国際見本市協会設立される。
3月、東京で物品税撤廃全国決起大会を開催、
「おもちゃに税金・泣く子供」をスローガンにデモ行進。
10・17、第一回日本玩具国際見本市を都立産業会館で開催。

・1963年/昭和38年、
4月、日本プラスチックモデル工業協同組合設立される
(この年プラスチック・モデル自由化される)
5月、プラモ工業協組主催の第一回見本市(大阪国際見本市会館)
11月、東京都科学模型教材協組と日本プラモ工業協組との共催で
「プラモデルと科学模型見本市」(東京都立産業会館)
・関連、1月、国産初のテレビアニメ「鉄腕アトム」
放映開始(スポンサー明治製菓)。続いて江崎グリコが
「鉄人28号」を提供し、アトム・鉄人に刺激されて
大手菓子メーカーのCM合戦激化。玩具の世界でも
鉄腕アトム、鉄人28号など大ヒット。

・1964年/昭和39年、
2月、プラ模型大手の三和模型の倒産により市況低迷。
全日本学童模型機大会の中止をセメダインが発表。
プラ模型メーカーのアメリカ視察団渡米。
11月日本初の営業用サーキットが東京の後楽園に出現。
・関連、栃木県壬生の「おもちゃ団地」造成開始。
前年の国際貿易の「バービー人形」発売に続き、
三栄貿易から「タミーちゃん」登場、着せ替え人形人気に。
この年、ワッペン、シールのコレクションブーム。
お話し人形登場。
消費科学センター発足。

・1965年/昭和40年、
6月、全日本モデルカー・レーシング協会設立される。
モデルカーレーシングに各メーカー一斉に参入、大ブームとなる。
(卸)三ツ星商店主催、
航空ページェント始まる。以降、毎年一回秋に開催。
静岡4社(長谷川、田宮、フジミ模型、静岡教材)
詰め合わせクイックセール。
・関連、10月、第4回日本玩具国際見本市、
初の一般公開日を実施。人形の日を10月15日に決定。
11月、「英才教育とおもちゃの会」設立される。
エレキ・ブームおこる。オバQブーム上昇。

・1966年/昭和41年、
静岡模型教材協組、
四年ぶりに第5回静岡プラスチックモデル見本市を開催。
出展社は6社、会期は3日間。
この年日本模型のプロコンシリーズ、今井科学の
アストンマーチンなど数社からラジオコントロール発売される。
12月、今井科学、サンダーバード2号発売。
・関連、4月、製販三層一丸となって
撤廃を叫んできた物品税、全面撤廃となる。
7月、バンダイより新しい素材の玩具、クレージーフォーム発売
この年、怪獣物ヒット「ウルトラマン」「ウルトラセブン」
翌年にかけて第一次怪獣ブーム。
少年マガジン百万部突破。

・1967年/昭和42年、
2月、西ドイツ・ニュールンベルグ国際玩具ホビーショーに
今井科学と田宮模型が出品。
5月、プラモキャラバンショー(大阪・静岡・広島・名古屋)
7月頃、今井のサンダーバードシリーズ出揃い、ブーム過熱気味。
12月、エンジン模型関連メーカーが結集して日本エンジン
模型工業会を設立。
・関連、3月、日本プラスチック玩具工業協同組合設立。
6月、社団法人日本玩具協会設立。
8月1日、第一回「花火の日」スタート、全国で花火大会など行事開催。
8月、「ケロヨン」人気上昇。
劇画主体の青年漫画誌あいついで創刊。劇画ブーム起こる。

・1967年/昭和43年、
田宮の「ホンダF1」大型スケールモデルの傑作として注目される。
日本模型のミュージックシリーズ
(注、ドラムセット、ギター、管楽器など数点)売れ行き好調。
日東化学から明治百年シリーズ発売。
模型ユーザー向け模型専門誌月刊「モデルアート」創刊。
日本ミニチュアカークラブ編集の「ミニチュアカー」発刊、
順次月刊誌体制へ。
・関連、10月、大阪トイズ・ユニオン設立。
11月、日本鯉のぼり協会設立。
11月、玩具流通懇話会発足。
この年、輸入ミニカー(主にマッチボックスなどイギリスの
ダイカスト・ミニカー)市場に急速に普及。
「少年ジャンプ」創刊。

・1969年/昭和44年、
全日本模型協議会、5月5日を「模型の日」に制定。
全国の模型販売店に販促キャンペーン、競技大会、
作品コンクールを呼びかける。
「ホビージャパン」創刊、当初はコレクションミニカー誌、
1年後にはプラ模型専門誌へ編集方針を転換。
大滝製作所、プラモデル「D51」発売。
・関連、3月、「第一回中部玩具見本市」開催、出品社100社。
この年、スポーツ根性物の「巨人の星」、
魔女物の「ひみつのアッコちゃん」など人気を呼ぶ。
隔週刊「少年チャンピオン」創刊。

・1970年/昭和45年、
5月、第二回「模型の日」行事、全国で活発に行われる。
グンゼ・レベル、長谷川、モデルアート共催の
「プラプレーンコンテスト」(P・P・C)始まる。
7月、トミーが国産ダイカストミニカー、「トミカ」を発売。
アポロ月着陸船打上げで、青島、田宮、グンゼ・レベルから
発売されたアポロシリーズ話題になる。
・モデル大賞/グンゼレベル1/32航空機、帆船、オートバイ、
カラー等製品全体による売上貢献度。・特別賞/グンゼレベル
1/32航空機オートバイハレー、長谷川1/72航空機の開発努力、
マルイの¥100ゼンマイカー。
・関連、9月、「第九回日本玩具国際見本市」第一回おもちゃ
コンクールを併行して都立産業館で開催。
コンクール上位入賞商品、・乗用弁慶号(浅草玩具)、
・デラックスパーキングタワー(トミー)、
・シズラーサーキット(国際貿易)、
・デコちゃんポッポ(増田屋斉藤貿易)、
・レーダーサーチ、サッカーゲーム(エポック社)

・1971年/昭和46年、
静岡四社、共同開発によるウォーターラインシリーズ、本格的に発売開始。
模型作りの中で塗装が普及してきて、レベルカラーなど、
塗装用品、工具類の売上が年々増加傾向となる。
田宮のMM(ミリタリーミニチュア)シリーズ展開急ピッチ。
情景モデル作り拡がる。
・モデル大賞、静岡模型教材共同組合合同の
ウォーターラインシリーズ、
・特別賞、相原の城シリーズの開拓努力。
・関連、3月、厚生省、玩具に初の衛生基準。
6月、玩具安全対策準備委員会発足。
10月、(社)日本玩具協会を中心に
他業種に先がけて自主規制による玩具安全基準作成、
「玩具安全マーク制度」発足。
この年、第2次怪獣ブーム、ボーリングゲーム大ヒット。
・カップヌードル新発売・

・1972年/昭和47年、
大滝の1/12ムスタングマッハ1、日本模型の1/20エアロスバル、
田宮の1/6、1/12など大型スケールモデル続出。
バンダイの仮面ライダーシリーズ、
玩具とプラスチックモデル共に好調。
JEM、モデルショーオオサカ、始まる(以降、毎年1回開催)。
・モデル大賞、田宮のMMシリーズとその販促努力に対し。
・特別賞、グンゼレベルカラー、今井のPシリーズ、
大滝1/12のムスタングマッハ1。
・関連、玩具安全基準、正式にスタート「STマーク」。
6月、「安全玩具」の徹底化を目的に「安全玩具推進連盟」設立
(STマーク玩具以外は作らない、仕入れない、販売しないの三ない運動)
パンダのぬいぐるみが人気。「仮面ライダー」など変身物ヒット。

・1973年/昭和48年、
田宮のMMシリーズの他、フジミ、ハセガワ、日東科学などから
情景モデルが続々と登場。バンダイも1/48機甲師団シリーズで参加。
京商、バルサモデルでテレビ宣伝。
トミー、仏エレール社と提携、
プラスチック製帆船モデルのシリーズ展開を開始。
石油ショックで資材、高騰続く。
・モデル大賞なし、・特別賞、今井の底辺客育成の貢献度。
エルエスのガンシリーズ、京商のフライター。
・関連、この年、ゴルフゲームの他、「オセロ」などの盤ゲーム人気呼ぶ。

・1974年/昭和49年、
資材値上がりにより、模型メーカーも数度にわたる価格改定を
余儀なくされ、市況は混乱、低迷。
青島文化が「ミニ合体マシン」「合体プラモデル」のシリーズ化を開始。
プラモデル商標権問題で業界の統一名称をプラホビーと呼称する。
この年、ジクゾーパズルがようやく市場に定着する。
・モデル大賞マブチの水中モーター
・関連、この年、不況ムードの買い控え傾向の中で、
ポピーの「超合金」、ジクゾーパズルがヒット。
アメリカ製のビニール・スポーツカイト流行「ゲイラカイト」
(「個人的コメント、国内で上記の亜流品、バッタ物横行もし
た」)

・1975年/昭和50年、
日本模型、東京マルイの1/24国産スポーツカー、
レーシングカーシリーズ売上上昇。
大滝の1/24ポルシェターボ大ヒット。車ブームの気配濃厚。
バンダイ、米モノグラム社と業務提携。
エポック社、米マグナボックス社と技術提携して
エレクトロニクス国産第一号「テレビテニス」を発売。
・モデル大賞、マルイの低価格商品の開発努力。
・特別賞、田宮の楽しい工作シリーズ。
ナガノのオートバイと自動車

・1976年/昭和51年、
マブチモーターのRC用パワーシステム、三和、双葉の
ミニプロポ、田宮の1/12RCポルシェが出揃い、
電動RCカー新時代への幕開けとなる。
10月、トミー、鉄道模型「トミックス」の新戦略、
トミックスショップ説明会。
トミー、エアフィックス社と提携。
11月、日本ラジコン模型電波協会設立総会。
・モデル大賞、三和のミニプロポ。
・特別賞、マブチのRC用パワーシステム、
急速充電式ニッカド使用の高出力モーターシステム。
・関連、この年、ファンシー・ホビー商品が脚光を浴びはじめ、
ジュニアスポーツを中心にしたスポーツ用品・スポーツトイ大きく躍進。
年末には玩具のラジオ・コントロール・カーがヒット。

・1977年/昭和52年、
4月、タカラ、米レベル社と提携、プラモデル発売。
11月、日本模型が佐野市五本松に「プラモデル展示館」をオープン。
この年、スーパーカーブーム絶好調。
・モデル大賞、日東サーキットの狼シリーズ。
特別賞、マルイ1/24スーパーカー、田宮1/12ポルシェ(RC含む)
、青島1/20スーパーカー、マルイの車のジャンボプロマイド。
・関連、3月、第一回世界のホビーフィエスティバル開催。
トイラジコン、テレビゲーム活況。
ミニカー、カード、プラモデルなどでスーパーカーブーム絶好調。

・1976年/昭和53年、
スーパーカーブーム一段落。主流は電動RCカーに移る。
矢野経済研究所「模型小売市場における中期的分析」を刊行。
11月、日本Nゲージ鉄道模型工業会結成(7社)
・モデル大賞、マブチモーターRC380S/540S。
・特別賞、三和RC車チャンピオンシリーズ
京商RC電動カーマッハシリーズ
フタバと三和のプロポ
青柳の電動RCカー
・関連、1月、京王ホビーフェア。
9月、第一回北海道玩具人形見本市開催。
スターウォーズなどSF物に関心高まる。
月刊アニメージュ創刊。

・1979年/昭和54年、
電動RCカー各社競合激化。早くも市況は整理淘汰が始まる。
・関連、第三次ウルトラマン、怪獣ブーム。
AM業界はタイトーのインベーダーゲーム大ブーム。
玩具でもハンディタイプのELゲーム好調。
・モデル大賞、関水のNゲージシリーズ、トミックスのNゲージ。
・特別賞、京商のRCオートバイ

・1980/昭和55年、
プラモ工業協組が主催、製販三層の協力で、
ユーザー向け統一催事「夏休み模型まつり」を8月31日まで実施
7月、プラモデル・ガンダム発売。
・モデル大賞、京商の新製品開発努力。
・特別賞、グリーンMAXのストラクチャー、
エンドウのNゲージ各車両。
・関連、ツクダのルービックキューブの大ヒットにより
アダルトゲーム分野が活性化。

・1981年/昭和56年、
春から夏にかけガンダムプラモ人気急上昇。
人気キャラクター品薄続出。抱き合わせ販売、問題となる。
7月~8月、第三回夏休み模型祭り。
12月、クリスマス・お正月模型祭り。
この年、任天堂のゲームウォッチ、
ELゲーム市場のトップに踊り出る。
・モデル大賞、田宮エレクトロニクス商品開発。
バンダイのガンダムシリーズ。田宮1/6のヤマハとカワサキ。
マルイの八の字シャコタン。マルイのブローバック式ガン。
長谷川の木製飛行機SE5a。
・プロフィット賞、今井のロボダッチシリーズ。
マルイの八の字シャコタン、田宮1/12オートバイシリーズ、
青島の1/12ミニオートバイシリーズ。
・テクニック賞、田宮1/6ヤマハ・カワサキ、
長谷川の木製飛行機SE5a、田宮1/32F14トムキャット、
青島のウインチジープ、今井の木製建築シリーズ。
・フロンティア賞、マルイのブローバック式ガン、
グンゼのガンダムカラー、フジミのブロンズ色建築物、
ナガノ1/8オートバイシリーズ、長谷川1/48紫電改、震電、他。
特別賞、日本プラ工業組合の模型まつり。
・関連、4月、船橋ららぽーとオープン。
日本玩具資料館オープン、(東京橋場、ツクダグループビル)
「フォーカス」「ダカーポ」創刊。
なめ猫ファンシーグッズ流行。
チョロQ爆走開始。

・1982年/昭和57年、
7月、今井、有井、マクロス商品化発表。
・モデル大賞、グンゼの水性カラー。
バンダイのガンダムシリーズ。
田宮の1/12オートバイ、RC4WDトヨタとシボレー
マルイ八の字シャコタンカー、長谷川の木製飛行機キャメル
・プロフィット賞、田宮1/12オートバイシリーズ、
今井のロボダッチシリーズ、青島のイデオンシリーズ、
マルイ八の字シャコタンカー。
・テクニック賞、田宮RC4WDトヨタとシボレー、
日模の茶運び人形、長谷川の木製飛行機キャメル、
今井ロボダッチの宝島と戦艦島、エルエスのAKMライフル。
・フロンティア賞、マルイののっぽマシン車シリーズ、
バンダイのガンダムシリーズ、青島1/600イデオンシリーズ、
バンダイのドクタースランプ、日東¥100ダイアクロンスーツ。
・特別賞、田宮のペイントマーカー、エレクラフトシリーズ、
タカラの水性カラー
関連、東京おもちゃショーで初の一般公開
シュミレーションゲーム、ジグソーパズル浮上。
銃器類カタログ誌、迷彩ルック、1940年代ルックの
野戦感覚目立ち始める。
NHK・TV、「YOU」、フジTV、「笑っていいとも」スタート。

・1983年/昭和58年、
アニメモデル競合激化。バンダイのガンダム、ダンバイン、
バイファム、ザブングル、ヤマト、ゴジラ、ウルトラマン
などに対し、各社からマクロス、オーガス、モスピーダ、
ダグラム、ボトムス、エリア88、ドルバック、ゴーバリアン
など輩出。
・モデル大賞、バンダイのガンダムシリーズ、
田宮の1/12オートバイ、有井/今井のマクロスシリーズ、
田宮RCワイルドウイリス、マルイの電動ドリル。
・プロフィット賞、有井/今井のマクロスシリーズ、
田宮の1/12オートバイシリーズ、タカラのダグラムシリーズ、
バンダイのガンダムシリーズ、マルイのスポーツターゲット銃。
・テクニック賞、今井の可変バルキリー、
田宮RCワイルドウイリス、バンダイ多色成型のイロプラ、
田宮の壁伝いねずみ工作キット、
長谷川の木製飛行機フォッカー。
・フロンティア賞、マルイの電動工具シリーズ、
青島の西部警察シリーズ、エルエスの撃てるM16A他、
グンゼ50~60年代アメリカ車、川合の江戸凧シリーズ。
・関連、ビデオゲーム各社競合。
7月、「ファミリーコンピューター」発売。
女性誌創刊ブーム。
東京ディズニーランドオープン。
キン肉マン消しゴムヒット。

・1984年/昭和59年、
五月、第41回プラホビー大会、アニメ・SF作品コンテスト
大盛況(池袋西部百貨店)。
7月、8月、プラモデルグランドフェアー
(模型祭りの新機軸・名称変更)。
田宮、小学館と提携してTV番組「ラジコングランプリ」放映。
・モデル大賞、田宮の1/12オートバイ、
田宮のRCカーグラスホッパー、バンダイのガンダムMSV、
田宮の神棚工作セット、バンダイのバイファム。
・プロフィット賞、バンダイのガンダムMSV、
田宮の電動RCカーシリーズ、バンダイのバイファムシリーズ、
マルイのスポーツターゲット銃。
・テクニック賞、京商電動RCプログレス4WDS、
長谷川STXシリーズ、田宮のRCグラスホッパー、
マルシンのファイター式ガン、田宮1/12ポルシェ956。
・フロンティア賞、田宮の神棚工作セット、
日東のSFSDシリーズ、バンダイのハイコンプリート、
マルイの低価格の電動RCカー、青島のアクションシリーズ。
・関連、ゴジラ、プロレス、再ブームへ。
液晶カラーテレビ初登場。

・1985年/昭和60年、
1月、財団法人日本ラジコン安全協会、郵政省から正式認可。
5月、静岡見本市は入場者一割アップ、
一般公開日の入場者が二万名に達する。
7月、プラモデル模型工作教室開催。
11月、東京青山に「子どもの城」オープン。
・モデル大賞、田宮RCオフロードシリーズ、ホットショット、
バンダイのガンダム(ZZ他)田宮の1/12オートバイ、
田宮RCカーホーネット。
・プロフィット賞、バンダイのガンダム(Z他)、
田宮RCオフロードシリーズ、田宮の1/12オートバイシリーズ、
田宮ミニ四駆シリーズ、青島ミニジャンプマンシリーズ。
・テクニック賞、田宮RCカーホットショット、
今井の木製長刀鉾と高山金属台、日模リモコンバギーシリーズ、
グンゼ1/24ハイテックカー、日東のSFSDシリーズ。
・フロンティア賞、ユニオンの電動フリー飛行機、
日東のオモロイドシリーズ、青島ファイバーオプティクス、
有井4WDパイプフレームバギー、エルエス1/32メモリアルカー。
・関連、日玩協、POSシステム業界統一商品ジャンル分類まとまる。
任天堂ファミコンソフト、スーパーマリオブラザーズ
大ヒットでさらに人気過熱。ファミコン雑誌もベストセラーに。
翌年、FCディスクシステム発売で新展開。
DC古着、輸入おもちゃ、生活雑貨など新しい雑貨ショップ活況。

・1986年/昭和61年、
・モデル大賞、田宮模型の電動RCカーシリーズ
(スーパーショット他、レーシングバギータイプ)、
バンダイのゼータ及びZZガンダム。
・プロフィット賞、
田宮のホーネットジュニア他ミニ四駆シリーズ、
バンダイのゼータ及びZZガンダムシリーズ。
・テクニック賞、
グンゼのハイテックモデルシリーズ1/12オートバイシリーズ、
エルエスM16改ポンプアクションガン。
・フロンティア賞、
東京マルイの完成エアーガン(MPKワルサー他)、
今井科学のリゾートペンションシリーズ。

☆2007/05/28執筆完了、予告なく改訂あります。
ダブルチャージクラブ/ガレージエスロク
ek-10stとやま

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「模型探偵団」http://blogs.yahoo.co.jp/mokeitanteidan
2
マルサン商店が日本最初ではないプラモデル説、
1958年/昭和33年にマルサンが4点発売したのではあるが、
私の手持ち資料によるとそれよりも以前、1956年/昭和31年に
「株式会社日本プラスチック」が模型業界新聞である、
「日本模型新聞」昭和31年10月の第50号に10月下旬発売予告
との事である。もし本当に発売、市場に少しでも出回ったなら
マルサン日本最初説は覆されるやもしれません。
2007/05/23記
-----------------------------------------------------
日本模型新聞,昭和31年10月の第50号の広告挨拶文より引用、
----------------------------------------------------
株式会社日本プラスチックの広告挨拶【ママ】


新製品販売発売のご挨拶。
謹啓、秋冷の候、益々御清栄の段お慶び申し上げます。
さて、弊社では時代の脚光を浴びて登場致してます、
プラスチック製品並びにそれらの一貫的生産を行ってますが、
今回模型業界の要望に応じまして日本で初めての
オールプラスチック製、模型飛行機のソリッドモデルを生産し、
模型ファンの期待にそふ(ママ)事になりました。
従来市販されています、木製のソリッドモデルには見られない
精密な点は恐らく皆さんから好評を博する物と自負致して
おります。今回は先づ零戦とF-51Dムスタングの二機を
十月下旬頃から一斉に販売致しますが何卒御試販の程
お願い致します。追って近々日中に皆様方へご挨拶に
参上仕りますが、取敢ず紙上をもって新製品発売の
ご挨拶を申し上げる次第です。 
敬具 昭和三十一年十月
【零戦とF51Dムスタング、十月下旬発売】

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