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2010年09月11日

大和ミュージアム&てつのくじら館

大和ミュージアム&てつのくじら館 ようやく帰省時のブログはこれで終わりになります。

前回帰省した時はまだてつのくじら館は出来ていなかったので、今回初めて見てきました。

この写真は「あきしお」を下から写したものですが、これでみてもお解かりになるようにひたすらデカい、印象です。
いやぁ、良くこんな大きいのを陸揚したなぁと。


海上自衛隊呉史料館は、海上自衛隊佐世保史料館の水上艦、鹿屋航空基地史料館の航空機と並んで、潜水艦と掃海を展示する史料館です。呉史料館建設の趣旨より」
と言うことで、掃海艇の活躍と掃海方法やら、潜水艦に関する展示が中心になっています。
一度は佐世保や鹿屋にも行ってみたいですが、九州は遠いですねぇ。。
しかし、横須賀はずっと旧海軍~海自の中心地なのに、三笠以外に殆どこのような資料館がないのはどうしてなんでしょうか。
米軍中心だからなのかな。




掃海艇に搭載されていたバルカン砲です。
以前は機雷の繋留索をこの機銃で切っていたそうですが、そうすると一時的には沈んでもまた浮遊してくる事があるので使われなくなった、ような事が書いてあった、と記憶してます(^^ゞ




あきしおですが、氷川丸や宗谷、三笠のように、艦内をある程度自由に歩きまわれるのかと期待してたのですが、実際には1フロア分が見られるようになっているだけでした。
まあ、潜水艦でそんな事したら、狭いハッチとラッタルばかりで怪我人続出だろうから難しいのでしょうけど(^^;)




ただし、その狭い艦内の一端は充分窺う事が出来ます。
これは(確か)士官用のベッドなんですが、狭い艦内にこんな状態で75人が長期間顔を突き合わせて居住してるんですから、大変だろうなぁと実感します。
昔の国鉄寝台特急の3等寝台みたいですから(^^;)


一方の大和ミュージアムですが、以前とは少し展示内容が変わっていた気がします。
特に、大和乗組員のご遺族の方からの遺品などの寄贈が増えたからでしょうか、その人となりを窺わせる展示物が増えた気がします。
そんなのに触発されて、僕も実家にある祖父の海軍関係の資料を整理し始めたところです。

少し話は変わりますが、7月末にすごく久しぶりに「さらば宇宙戦艦ヤマト」を観たんですね。
(それについてはその内改めて書きたいのですが)
劇中で沢山主人公たちが死んでいく事に対して当時異論があったんだそうです。
でも、この大和ミュージアムの展示品に、全乗組員名が掲載されていて、その隣に「未帰還」と言う文字が刻まれているのを見ると、戦いがあればみんな死んでいく、と言った描き方の方が真実に近く、より現実の悲愴さが表現出来るのではないかと感じました。


あと思ったのが、軍縮条約後や進駐軍撤退後など、そこで働く人たちをどうするかと言った問題について、行政が真剣に考え、自ら一緒に入植したりと言った歴史があったそうです。
当時は大きい政府も小さい政府もなくて、必要だと思う事を自ら汗を流して断行する気概があったと感じます。
今は何でも原理原則ばかりで、頭でっかちになってますよね、実際に路頭に迷ったり、自殺してる人が沢山いると言うのに。





「青白き殺人者」93式魚雷です。
これも、前回は弾頭が赤く塗られていたので何故か変化してます。
(ちなみに赤く塗ってあるのは訓練用)













零戦63型と栄31型です。
(52型丙とする見方もあり)

色々賛否はありますが、少なくとも出現当時は世界レベル(もしくは上回る)の戦闘機だった事は確かだと思います。

これも思うのですが、もう戦後65年も経過して、未だに自国での戦闘機設計をアメリカから禁止され続けてるのってどうなんだろうと。
それでいて、最新鋭の戦闘機は日本向けには輸出しないとは。
普天間問題もそうですが、いわゆる「保守」を自負してる人たちは何ゆえアジア方面にばかり牙を剥いて、もっと大きく身近な問題に噛み付こうとしないのか不思議なところです。


そう言えば、大和ミュージアムで、韓国の高校生と思われる団体と、東南アジア系(多分フィリピン)の団体を見かけました(韓国の高校生達はてつのくじら館も)が、彼ら彼女らが何ゆえここを観光の選択肢に加え、見た後どのように感じたのか、興味があるところです。
恐らく広島の原爆資料館とセットになっているのでしょうが。


以前も書きましたが、海防艦「志賀」(海上保安船「こじま」)が譲渡される話が出た時、当時呉と千葉市とで争った結果、千葉市に渡り、その後スクラップになってしまいましたが、呉に譲渡されてれば、一緒に展示されていたんだろうなと思うと、とても勿体無い気がします。
戦争の善悪はともかく、実物から歴史を知るのは大切なことだと思うので。
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Posted at 2010/09/12 12:39:03

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この記事へのコメント

2010年9月12日 16:10
ご無沙汰しております。
私はこの手の実物を展示してある博物館が大好きです。ダイナミックかつリアリティーのある展示の数々を是非自分の目で見てみたいものですが、、、広島は簡単に行ける距離ではないことが悔やまれます。。。しかし、いつかは訪れてみようと思いますので、その時は貫太郎さんのブログを参考にさせていただきます。
しかし、戦時中の物資や経済難の中で零戦を生み出した日本の技術はすごいですよね。運動性の高さは当時では世界一だったのでは?と思います。貫太郎さんがブログに書かれたように、今でも日本で戦闘機の開発を許されていない現状には私も同感です。ちょっと前に騒がれた基地問題などは別にしても、米国や世界に対してもっと自国の”立場”を強く主張出来る国になってもよいのでは?と思います。他アジア諸国で”反日”などという言葉が出てくるのは、いつも他国の出方や顔色を窺ってばかりの”立ち位置”のない我が国が単純にナメられているだけだと思ってしまうのは私だけでしょうか?
コメントへの返答
2010年9月12日 20:12
こちらこそご無沙汰してます。

はい、そうなんですよね、時間や時代を超えて来たもののみが持つ重みを感じますよね。
広島は、Noory-16さんと愛車なら充分一泊での往復圏かと思いますけど、一泊じゃ勿体無いので、時間が取れる時に一度行ってみてください。

産業革命も起こらない中、言葉のハンディを乗り越えて重工業を興し、ロシアを破って、英米に次ぐ海軍国になって、世界に伍する航空機を作った先人達からすると、今の日本人は情けない気がしますね。
欧州では日本と同じ立場、いやもっと警戒されても不思議でない立場にいるはずのドイツと比べると、日本は発信力、発言力がないような感じがしますが、これもWGIPが効いてるのでしょうかね。
2010年9月12日 16:25
一度行ってみたい大和ミュージアム
ちょっと行ってみるか~?で行くには広島は遠いですね~

良くも悪くも日本の歴史が感じられそうです
コメントへの返答
2010年9月12日 20:14
さすがに関東からだと、ちょっくら行ってみるか、って距離ではないですよね(^^;)

前から思ってるんですが、きっと原形を留めているはずの信濃を引き上げて、横須賀に信濃ミュージアムを作ると良いのではないかと(^。^)
2010年9月12日 18:06
こんにちは、マル運です。

鉄のくじら艦・・・私ももっと見られると思ったのですけどね・・・潜水艦は機密が多いですからしょうがないのかな。。。

弟が、潜水艦に乗艦していた当時に中を見せて貰ったときに・・・
日本は平和だなぁ~って思ったのが、魚雷室に魚雷が数本(訓練用)積載されているだけで・・・ベット代わりになっていたんですよね。。。

コメントへの返答
2010年9月12日 20:21
マル運さん、こんにちは。

そうなんですよね、僕も一フロアだけとは思ってませんでした。
でも、司令塔をオープンにしてるので、それなりなんでしょうけど。

子供の頃には発射管室や発令所も見せて貰った気がするのですが、マル運さんもそうですか、やはり知り合い経由だと違うのでしょうか。
実弾を装備して、何か間違いがあるとそっちの方が問題になるので、そんな感じなのかも知れませんね(^^ゞ
2010年9月12日 19:41
掃海艇についての展示もあるのですね。へぇ~。
朝鮮戦争や湾岸戦争等、自衛隊の掃海技術は高いと聞きますので、一度見てみたいですね。

この手の博物館はソウルの戦争博物館に行ったことがあるのですが、単純に見て面白いだけではなく、いろいろと考えさせられますよね。

日本ではマイナーなジャンルですが、この手の博物館をもう少し整備すべきだと思います。
コメントへの返答
2010年9月12日 20:28
あまり時間がなかったので駆け足で見ただけなのですが、掃海艇に関する展示には結構力が入ってましたよ。
まさに朝鮮戦争や湾岸戦争での掃海例なども展示されてました。

ソウルの戦争博物館!
それはまた興味深いですね。
一体どんな展示があるんでしょうか?
僕はお城やら過去の遺跡なんかも好きなんですが、そこで生き、思い悩んだ人たちの息吹を感じるんですよね。

もう歴史と捉えても良いだけの時間は経過したと思うので、まだ実物が残っている今の内に整備すべきかと思います。
2010年9月12日 20:29
この写真を見てると、妙に懐かしい気が・・・
既に第二の故郷と化してるみたい(笑)

てつのくじら館は、正直イマイチです。
3度目の遠征ではパスしちゃいました。

昭和30年頃にアメリカから入手したのが潜水艦の始まりっぽい紹介で、伊400を筆頭とした各種潜水艦の存在を消してるのがショックでした。
コメントへの返答
2010年9月12日 20:43
なるほど、
では是非次回は一緒に帰りましょう(笑)

ああ、それは確かに言えてますね。
旧海軍の潜水艦については全く触れられていませんでした。

戦後の潜水艦は米軍からの給与?貸与?からスタートしたのかも知れませんが、全く戦前の潜水艦の技術や運用から学ぶところが無かった訳でもないでしょうに。
すぐ近くの鯛乃宮で海自も参加して第六潜水艇の慰霊祭をやってるんですから、尚更です。
まあ、歴史的なところは大和ミュージアムや江田島の術科学校に任せてるのかも知れませんが。。
2010年9月12日 22:51
こんばんは(´∀`)
見応えがありますね!!カッコイイです!
でもあまり詳細は見れないのですか、残念・・
コメントへの返答
2010年9月12日 23:12
どうもです(^^)/
そうなんです、特に戦後の流線型潜水艦だと外観はメカメカしくないから、少し地味な印象になっちゃいますね(^^ゞ
2010年9月13日 13:16
どっちも自分が正しいと思ってるよ
戦争なんてそんなもんだよ

ってドラえもんが言ってましたし良し悪しは置いておいて…
機能美として惹かれるものがありますね

ハイパワーじゃなくても軽量化をする事で動力性能をあげるコンセプトは好きなのでやはりゼロ戦にはロマンを感じます^^
コメントへの返答
2010年9月14日 21:09
さすがドラえもん、
発言が哲学的ですね(^。^)

ある目的に向かって作れば同じような形状になると思いきや、これが不思議と国民性が出るのか、その国の独自色があるのが興味深いですね。

なるほど、そう考えるとマツダは日本的なんですね~
重くしてエコカー対象にするトヨタはアメリカ的?ちょっと違うか(笑)
2010年9月15日 16:47
日本の最新技術力で大和Ⅱを開発しても良いの
では。勿論イージス艦とは違った別の最新機能を
持つ。それにはネットワークや衛星通信、それに
伴う暗号セキュリティなどなど。
そこには雇用も生まれるでしょうし、将来の技術力
投資も必要になりそれらを運用管理する分野も生ま
れ副産物産業も出てくるかもしれません。

抑止力を前面に出すのではなく柔の精神みたいに。

ま、戦艦ヤマトの現物化を期待してるだけですがね
コメントへの返答
2010年9月15日 22:58
いや、ホント、
何の役に立つのやら訳の解らない普天間移転に巨額を投じたり、思いやり予算やグアム移転補助金を出したり、兵器コピーのライセンス費用にお金をかけるなら、自前で開発した方がよほど日本の科学技術力の涵養、雇用対策、自主独立性に役立つと思います。

明治以降、日本はずっとそうして来た筈なのに、戦後の為政者は何やってきたのやら。

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