ストラット・コイルスプリング・コンプレッサを
預けていた先から回収できたので、フロントダンパーも交換開始。
スプリング・コンプレッサも四半世紀以上前に買ったもの。昨夜は
画像を見つけるのに苦労するかと思ったが、いまだに
同じものが入手できるようだ。
驚くべきはその値段。いや、当時も高いとは思ったけど、ここまで高くはなかった記憶。買って置いて良かったし、処分しなくてホントに良かった。
道具があるからこそ自分で交換作業が行える (^^;
#いやもう使うことなんてないと思ってたんだけどね、ホントは (^^;
一つ危惧していたのは、インパクトレンチがないとダンパーの頭のナットが緩められないかも知れないこと。実はインパクトレンチも持ってるんだけど、エアコンプレッサが壊れて捨ててしまったから、無用の長物と化してしまった。
ま、いざとなったら歩いて行ける距離にある
ショップにストラット担いで行けば良いやと作業開始 (^^;
――と、その前に車高とキャンバー角チェック。
今回は作業前後の変化量が見たいだけなので、水平は出していないし、勾配が10パーセント近い我が家の駐車場にて前上がりで計測 (^^;
車高: 左前 374 右前 377
キャンバー:左前 + 1°15′ 右前 - 0°45′
そして、幸いにも危惧は杞憂に終わり、エアツールなしでも作業はさくさく進んでくれた :-)
ノーマルは SHOWA 製なんて話も聞こえてきたが、うちのフレクロに装着されていたのは KYB 製で、ざっと見た限りシェルケースはまったく同じものに見える。
フロントのポジティブキャンバー(所謂逆ハの字)を何とかしたかったので、マツダディーラーに取り寄せていただいたスズキ純正のキャンバーアジャストボルトを使う。JIS 一級のノギスによれば径は 10.6 mm で、ノーマルは 11.9 mm だった。
但し、首の太い部分が KYB 製ストラットシェルケースの取り付け部の厚さより長く、そのままでは使えない。一瞬ここで作業中止になるかと焦ったが、工具箱を漁ったらちょうど合う古いワッシャが2枚だけ出てきてホッとする。具体的には、2.5 mm 厚程度の M12 ワッシャが必要になる。
このアジャストボルトでどのくらいキャンバーを変更できるのか分からなかったので、ダンパー交換の前後にローターにキャンバーゲージを当てて測ってみた。上側のボルトだけ換えて変化量は 45′ だった。念のために左右とも測ったが、同じ値だったので KYB 製シェルケースで車高変化がなければこの角度変わると考えて差し支えないだろう。
作業そのものは順調だが、整備手帳にしようと写真を撮るのに時間を取られ、あっという間にあたりが暗くなってきた。昨日のような寒さじゃないのが救い。
ついでに皆さんがやっておられる穴塞ぎも真似してみる。
メーカーが違っていて5個入り税込み 300 円弱だった。
そして車高とキャンバー角は――
車高: 左前 379 右前 382
キャンバー:左前 + 0°50′ 右前 - 1°20′
車高は左右とも 5 mm 上昇し、キャンバーは左が 25′ 右が 35′ ネガティブ(所謂ハの字)方向に移動した。キャンバーの 5′ 程度は(おそらくホイールの振れによる)計測誤差と見做し、左右の間を取って 30′ の変化と見る。キャンバーが 45′ 変化しなかったのは車高が上がって相殺されたからだろう。
キャンバーをいじると、トーは大きく変わる。あらかじめ左右のタイロッドを山勘で一回転ずつ調整しておいたらトーはゼロになっていた。計算では、左右のキャンバー角は 20′ 程度のネガティブキャンバーになる筈。左右のタイヤは両方とも内側に転がろうとするから、このままだと走行抵抗になって燃費の低下を招く。また、左右が別々の凹凸に入ると直進も乱れやすくなる。これらを回避するために左右のタイロッドを 1/4 回転ずつ再調整して OUT 10′ に変更して終了。
#いや、ホントは 20′ を狙ったつもりだったんだけどな~、再々調整がメンド臭かったので妥協 (^^;
さて、肝心のフロントダンパーのフィーリングだが、ステアリングの直進位置を見るために数百メーター乗っただけなので、まだ何がどうだとは云えない。ブレーキング時のノーズダイブが小さくなり、路面の細かな凹凸に敏感になったような気はする……
それよりも高速道路の走行がとても楽しみ (^^;
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フレアクロスオーバー | クルマ
Posted at
2015/12/11 01:38:17