オーバーフェンダー　（鉄板溶接加工）

ずっと気になっていたクォーターパネルに出来た歪（某SABでツメ折り失敗された）を何とかしようとしたが、結局板金＆塗装するしか解決方法は無いといわれ、やっと踏み切ることに。
本当はフェンダーに合わせてホイール（ハンクのメッキ19インチ）も交換したかったのだが、が…
とりあえず、ワイドトレッドスペーサーで凌ぐ事に。。。
結構飛ばす方なので、高速走行でブレるのは問題外
なので、チョイスしたワイドトレッドスペーサーはハブセンターが出せるナイトペイジャー製の物に。

まずはフロント。
オフセットをあまり外側へ出すと、ハンドルを切った時にFバンパー後端とフロア、フェンダー内壁に干渉してしまうので、スペーサーは10mmに設定。
ハブボルトはクロモリ製のロングボルトへ交換。
ハンドル振れを抑える為、ハブリングは必修。
ホイールは9J+25なので、今回で計算上9J+15へ…

画像の状態では、自分の思ったより角度が起きすぎているので、角度をもう少し寝かせてもらうよう変更してもらう事に…

変更後。
真横から見たアーチのRにも拘りました。
さりげない仕上がりにしたかったので、出し幅は小振りに。
フロントバンパーまでフェンダーのラインを持っていきたくなかったので、フェンダー後端のラインのぼかし方で結構悩みました。
見た目が悪くなる為ライナーを外したくなかったので、ライナー固定用のステーを新規に製作。
その際にタイヤとの干渉を防ぐ為、なるべくフェンダー上部へ固定するように加工。

続いてリヤフェンダーに…
まずは気になっていた歪取りと車高を下げてもタイヤと干渉しないよう、フェンダーのアーチをカット
Rドアのカットラインやモノコックとしての強度も確保する為、慎重に検証しながらの作業。
今回、ドリフト等のハードな走りをしても歪が出ないよう袋状に溶接し、内部に補強も…

ただカットしただけでは、他の部分に歪が出たり、強度が落ちたり…
いろいろと問題があるようです。

上から見るとこんな感じ。
10.5J+30に20mmのワイドトレッドスペーサー。
こちらは計算上10.5J+10mmに。

そして鉄板溶接後、下処理用の硬度の固いパテにて整形。
リアはフロントのようにハンドルを切ったりしないので、形状が自由に整形出来る為、特に拘りました。
その為、3回ほど鉄板の製作、仮付け、検証作業を繰り返しました。

塗装後の画像。
当初、オーバーフェンダーのアーチ部の面をそのままで…と思っていたのですが、8mm幅の折り返しをつける事にしました。

後ろもいい感じで仕上がりました
ドアモールの色は、ベースのホワイトはそのままでゴールドのパールを吹いたので、光に当たるとゴールドに反射し、とても綺麗です

今回も塗装面は鏡面仕上げ。
仕上げに非常に手間がかかるので、板金屋さんには嫌がられますが、こればかりは譲れませんでした。唯一の拘りです