先月の29日、久しぶりに宮城県の海辺の町石巻へとドライブ。
5月に宮城県では一番山深い道の駅「路田里(ろうたりー)はなやま」に行ってきたので
6月は海側の道の駅に行ってみようと思っていました。
実は自分は海でのルアーフィッシングという趣味があり、2011年の東日本大震災までは
岩手県の盛岡市から宮城県の石巻湾へと流れる東北の大河「北上川」の河口のあるこの地に
シーバス(すずき)を釣りに毎年5月~10月に月に三回は来ておりました。
ただあの震災の大津波でこの石巻も大きな被害に合い特に自分が釣りをしていた新北上川の河口では近くの小学校の多くの児童が津波に飲み込まれこの北上川に流されて犠牲になったこともあり
なかなか釣りを再開する気持ちなれず今に至っております。
自分の釣り仲間にも同じような人も多く、津波のトラウマから海釣りから渓流釣りへと転向した人もいます。
そんなわけで釣りどころか海辺へのドライブもめっきり減り、震災の翌年に購入した現車でのドライブはほとんど内陸の山方向へとばかり出かけております。
でも震災から5年が経ち被災地も観光の復興に力を入れているので自分も思い切って海辺へと向かいました。
まず向かったのが河北町にある道の駅「上品の郷」(じょうぼんのさと)
ここは宮城県内の道の駅では山側にある「あら伊達な道の駅」に続く人気の道の駅です。
その大きな理由が
日帰り温泉施設があること。
地域の人ばかりではなく、長距離運転の途中での気分転換、駐車場での車中泊のドライバーにも人気があります。
自分も釣りをしていた頃は朝早く起きるのでお昼過ぎの帰り道にここでひと風呂浴びて仮眠をして帰りの運転をしたものでした。
また入浴まではしなくても
足湯(無料)でアクセルを踏む足をリフレッシュできます。
この道の駅にはゆるキャラもいます。
またこの道の駅は産直も充実しています。
野菜の直売はもとより海産物や加工品もいいものがたくさんあります。
今回買ってきたので良かったのは「炙り牡蠣入りのキムチ」・・・これは美味でした。
一つしか買ってこなかったのを今も後悔してます。
またご当地グルメもおすすめがあり「金華さばのしめ鯖丼」が食べたかったのですが
まだお昼前であまり食欲がなかったので今回はパスしました。
次に向かったのがお隣の津山町というところにある道の駅「もくもくランド」
北上山地に囲まれています。写真でもわかるように立派な山林があり木工が盛んです。
「もくもくらんど」のもくもくは「木(もく)」からきています。
なかなかよい木の工芸品が売られています。
ここはさきほどの上品の郷と正反対で非常に静か・・・というかやや「寂れ感」があります。
ここを訪れたのは16年ぶりくらいです。
その時はまだ施設ができたばかりで新鮮な木の香りがしていたのを覚えています。
また駅舎の周りの庭はなんとなく英国庭園を感じさせるものでした。
「だいぶ古びたな~」と感じました。いい感じに古くなったというよりは、やはり「寂れ感」を
感じる「古びたな~」です。
これはこの道の駅の前を通る国道45号線の交通量がこの間に大きく減ったからにあると思います。
以前は仙台や石巻方面から気仙沼や三陸方面に向かう幹線道路でしたが、三陸自動車道ができてからはそちらに流れる車が多くなったためです。
少し寂しい思いを感じながら、復興最中の石巻の街を眺めつつ帰路につきました。
このドライブの最後の締めは
我が家から一番近い道の駅の「おおさと」
お目当ては
この「モロヘイヤうどん」です。
ここ大郷町の名産品は野菜の王様とも言われる栄養価の高い「モロヘイヤ」
それを練りこんだのが「モロヘイヤうどん」です。
うどんという名ですが麺の太さは一般的な生蕎麦と同じ。
トロトロと粘りのあるモロヘイヤの特徴と相まってすごくのど越しのいい食感です。
色もきれいな緑色で見た目にもヘルシー。
天ぷらもサクサクで美味しかったです。
もしこの道の駅に寄ることがあればこのメニューをおすすめします。
釣りはまだやる気になれないかもしれませんが、これからは少し海辺の街の復興を見にドライブをしていきたいと思います。
Posted at 2016/07/06 18:15:22 | |
トラックバック(0) |
道の駅巡り | 日記