
スピーカーケーブルは各社から多数販売されています。種類もコストもピンからキリまであります。
スピーカーケーブルに対しての私の考えはパワーアンプの出力をそのまま(物理特性で変化なく)スピーカーに伝えられるスピーカーケーブルがBestと考えています。
一番良い音(元の音を忠実に伝送する)はスピーカーケーブルを用いずパワーアンプの端子にスピーカー端子を直接接続した時だと思います。パワーアンプ出力の物理特性が変化なくスピーカーに伝送できる様にしたいと考えています。
細い、長いケーブルではDF(ダンピングファクター)も悪化してスピーカーの特性も変化します。
細い、長いケーブルで測定機を用い歪率等を測定すると太い、短いケーブルを使用した時に比べ測定値は悪化します。その為できるだけインピーダンスの低いケーブルを使用した方が良いと考えています。
よってコスト、実装面等を考慮して8sqのOFC線(アーシングケーブル)でスピーカーケーブルを作成しました。
尚、今回のスピーカーケーブルは7年前に作成したもの(
前車VR-4用)でランエボ10に使用するにあたり硬化等の経年変化を確認しましたが全く問題は有りませんでした。
一般的な細いスピーカーケーブルを使用した時との音質の違いは交換して比較を行っていませんので不明です。
しかし原理的に悪い要素は無いと思いますので精神衛生上はGood&安心です。
スピーカーケーブルが異常に太いためドア取付のTS-M1RSフロントウーハーの配線処理(車内よりドアブーツに線材を通す処理)、TS-T1RSツイーターの線材処理等に手こずりました。

8sq OFCアーシングケーブル 50m巻 1巻です。
Yahoo オークションで購入しました。
重さは約6Kgです。

色はクリヤーです。
現状のシステムは5ch分(フロントウーハーL/R、フロントツイーターL/R、サブウーハーL+R)のスピーカーケーブルが必要です。
各chで8sqOFCアーシングケーブルを2本ペアとして用います。
2本のスピーカーケーブルに熱収縮チューブ10φを被せ1本のスピーカーケーブルにします。

必要な長さに切断したところです。
Lch TS-M1RSウーハー用 8sq OFCアーシングケーブル 5m×2本=10m
Rch TS-M1RSウーハー用 8sq OFCアーシングケーブル 5.5m×2本=11m
Lch TS-T1RSツイーター用 8sq OFCアーシングケーブル 5m×2本=10m
Rch TS-T1RSツイーター用 8sq OFCアーシングケーブル 5.5m×2本=11m
L+Rch PW-30Fサブウーハー用 8sq OFCアーシングケーブル 1m×1本=1m
合計 43m 使用しました。

サブウーハー用です。
(アンプ側端子を付けた後です。)

熱収縮チューブ10φを全てのスピーカーケーブルに被せます。
写真の黒い部分です。
10φの熱収縮チューブでは今回のスピーカーケーブルに対して小さいです。
12φぐらいがジャストですがド*ト等に無かった為10φを用いました。
普通にやるとスピーカーケーブルに通りません。よって熱収縮チューブの内側に
潤滑材としてシリコンスプレーをかけて滑りを良くして通しました。
間隔は約20cm チューブの長さは約20mm
収縮はライター、ヒートガン等でできますが今回はナベにお湯を沸かして
収縮チューブを被せたところをお湯につけ収縮させました。

サブウーハーPW-30Fのスピーカー端子は古い型のウーハーなのでねじ式ではありません。
端子の丸穴に線を通すタイプです。
棒端子を用いて自作する事にしました。
材料は棒端子と8sqのリングスリーブを使いました。

棒端子のカバーを外し、カバーが被っていたところを加工します。
リングスリーブを線材に被せその後棒端子を線の中に押し込みます。
写真の様な位置関係でリングスリーブを圧着工具でかしめます。
端子部をハンダ付けして 8φの熱収縮チューブを被せます。

サブウーハー用のスピーカー端子部が完成しました。

サブウーハー用パワーアンプPRS-X220のスピーカー端子のクローズアップ
こちらは丸型端子です。
使用した8sqの丸型端子では幅が大きすぎてパワーアンプのスピーカー端子に付きません。
くぎきりで幅をつめてヤスリで仕上げています。
※写真は前車VR-4時:ランエボ10ではサブウーハーが1ヶ(L+R)、パワーアンプのスピーカー出力はブリッジ接続、スピーカーコードは2本です。
TS-M1RSフロントウーハーとTS-T1RSフロントツイーターに用いる端子(バッテリー用端子)
エーモン製 2ケ入り 合計 4ヶ購入しました。
中穴6φと8φの2種を使います 端子の数は8ヶ
RSスピーカーの端子ネジ部は8φです。端子の中穴は8φにする必要があります。
中穴8φのエーモン製端子は外形が15φです。TS-T1RSフロントツイーター端子外形が13φなので端子がはみ出しかっこ悪くなります。
そのためTS-T1RSフロントツイーター用は中穴6φの物を購入してテーパーリーマーで穴径を大きくしています。中穴6φの端子は外形13φでツイーター端子とジャストです。
TS-M1RSウーハー用はドアの中で見えないので中穴8φを使用します。

エーモン製の丸型端子です。
用途はスピーカー用ではなくバッテリー端子用(8sq)です。
中穴6φと8φの丸型端子 6φはTS-T1RSツイーター用、8φはTS-M1RSウーハー用です。

パワーアンプRS-A7xのSP端子はスクリュー式でスクリューが外れない形状です。
Y端子に丸型端子を加工します。
くぎきりとヤスリで仕上げます。

完成したスピーカー端子
端子はカシメ後はんだ付をしています。

トランクルームから車内への取込 後席の左側を通しています。

TS-M1RSフロントウーハーとTS-T1RSフロントツイーターへの配線:コンソールボックスの左側を通しています。

RchTS-T1RSフロントツイーターの処理です。両面テープにスピーカーケーブルを接着しています。

TS-M1RSフロントウーハーのスピーカーケーブル