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フィニヨンのブログ一覧

2013年07月23日 イイね!

ACアダプタ使えるかな・・・?

ACアダプタ使えるかな・・・?SONYスカイセンサー5900に使う目的でジャンク品から見つけ出したMATSUDENのACアダプタ
 無暗につなげて大事なスカイセンサーを壊してしまうとショックなので、事前に特性を調べてみることにしました。

 スカイセンサーICF-5900用の純正ACアダプタであるAC-110の表記は「DC4.5V-300mA」。乾電池だと単一型3本なので4.5Vということになります。
 一方、今回手に入れたMATSUDENのものは「DC4.2V・400mA」表記。
さて、どんな特性を持っているでしょうか?



 まずAC-100Vに繋ぎ、無負荷状態でDC出力の電圧を測定してみたところ6.24Vを示しました。狙いの4.5Vに対して高すぎですが、これはある程度予想通り。
 次にスカイセンサーに繋げたことを想定し、DC出力を電子負荷装置に接続して50mAの定電流負荷を与えてみました。これは音量を絞ったスカイセンサーに流れる電流値とされています。この時の電圧が5.30Vでした。う~ん思ったより値が大きいな~

 次に三洋電機製のハンドクリーナーに使われているACアダプタを見つけたので、参考までに同様の測定をしてみました。ラベルの表記は「4.2V-200mA」です。
ところが、驚くべきことに無負荷時のDC出力電圧は11.2V!50mA定電流負荷を与えたときでも7.73Vもありました。これをスカイセンサーに繋げたら壊れる危険性が大です。同じような表記なのに随分と値が変わるものですね。



 そこでもっと出力電圧表記の低いACアダプタを探してきました。「DC3V-100mA」との表記ありますが、メーカー名や用途が一切不明です。あと製品名なのでしょうか?MODEL ZM-310との表記あります。
 このACアダプタは50mA定電流負荷時に5.13Vでした。(3V表記なのに・・・)
まだ少し電圧が高めですね~ 
スカイセンサー5900は乾電池3本でも駆動させることができるので、電圧の変動に対して十分余裕を持って設計されているはずです。新品のアルカリ電池の電圧は1.6V強ですから、少なくとも1.6V×3=4.8Vになります。そのためDC-5.13Vに繋げてもすぐに壊れることはないでしょう。とはいえ安全率をどの程度みているのかわからないのでちょっと不安です。



 今回テストした3種のACアダプタについて、負荷電流値とDC出力電圧の関係をプロットしてみました。(スカイセンサーの音量MIN~MAXの電流値を50~75mAと仮定しました)
 三洋電機製ハンドクリーナー用のものは完全にアウトですね。電圧が高すぎてスカイセンサーに負担をかけ過ぎです。負荷電流を大きくすると出力電圧が大きく変わるのが特徴ですね。
 次にMATSUDEN(マツバラ)製ですが、全体としてまだ出力電圧が高め。でも負荷電流による出力電圧の変動が小さい傾向がみられます。
 最後にメーカー不明品。スカイセンサーを想定した負荷電流範囲で4.5V+15%以内に収まっているので、この3点の中では最も適しているといえるでしょう。




 では、このメーカー不明のACアダプタについてもう少し調べてみることにします。
上図は出力電圧の安定性をみるために、出力電圧を1秒毎に5分間記録したものです。数秒~数十秒に一回、0.1V程度の電圧の低下がみられます。このリップルは高度な安定化回路を有していないトランス式のACアダプタによくみられる現象と思われます。乾電池駆動を前提としているスカイセンサーにとって、このリップルの影響は軽微でしょう。



 次に、もう少し長時間の出力安定性を調べてみました。まず50mA定電流負荷で30分、その後75mA定電流負荷で30分の記録を取りました。
 数秒~数十秒毎に発生するリップルによりグラフが読みにくくなるため、上図では10点毎の移動平均で近似曲線を引いています。
 その結果、平均電圧は50mA負荷時に5.10V、75mA負荷時に4.94Vでした。このACアダプタをスカイセンサー5900に繋いだとすると、通常の音量で聴いたときに5V程度の電圧が与えられることになります。



 スカイセンサー5900純正のACアダプタ「AC-110」は入手困難です。しかしネットの情報によるとSONY製「AC-D3M」という少し前の汎用ACアダプタがスカイセンサー5900に使えるそうです。(ソニーでAC-110の代替品として正式に推奨しているとのウワサも・・・)
ちなみに表記は4.5V-400mA。ただ私と同じように評価された方の情報だと、50mA負荷時のDC出力が5.5Vあったとのこと。電圧高いですね~!
でもこれが正式に使えるのであれば今回試したメーカー不明のACアダプタ(ZM-310)は十分に使えることになります。

実際にZM-310をスカイセンサーに繋げてみましたが問題なくラジオを聴くことができました~♪
でも心配性なので、電圧が10%も高いことが気になっているんですよね・・・


やっぱりACアダプタを常用するのはもう少し慎重にしようと思いま~す(笑)
2013年07月17日 イイね!

スカイセンサーで短波放送を受信してみよう!

スカイセンサーで短波放送を受信してみよう! 先日ネットオークションで落札した古いラジオ、SONYスカイセンサー5900

 小さい頃に憧れた製品だったこともあり、メカニカルな面構えを毎晩のように眺めてはニヤニヤ、クリック感が心地よい電源スイッチを入れてみてはニヤニヤ・・・(笑)

 そして海外放送局(短波)の日本語放送が始まる時間になったらダイヤルを合わせてチューニング・・・ これが思いのほか楽しいのですっ!

 しばらくはこんな毎日が続くでしょう・・・(笑)



 スカイセンサー5900(SONY ICF-5900)の最大の特徴は、言うまでもなく「クリスタルマーカー」と「スプレッドダイヤル」を組み合わせて周波数の直読ができるところにあります。
 これがどれだけ画期的だったかは、30数年前のBCLブームを経験していないとなかなか理解してもらえないかもしれませんね~

 そこで、いつものように「やっつけ仕事」で動画を作ってみました(笑)
スカイセンサー5900を使って短波放送を受信する方法を紹介する映像です。スカイセンサーや”BCL”をご存知ない方にも何かの参考になることを期待して・・・ (って何の参考?笑)


       

 いかがでしたか?
単純にラジオを聴くだけなんですが、遥か遠くの外国から地球を半周して電波が届いていると思うと有難みが湧いてきませんか?(笑)

 このスカイセンサー5900は、短波だけでなく中波(AM放送)やFM放送も驚くほど良く受信します。機会がありましたら他のバンドの受信状態をご紹介いたします。(←ところで需要あるの?)
2013年07月08日 イイね!

ラジオ少年再開しました。

ラジオ少年再開しました。 先日ネットオークションで落札したブツが日曜日に届きました。


 
 「精密機器」と記されたダンボール箱で到着っ!



 中に入っていたのは・・・ 燦然と輝くSONYのロゴ!



 マルチバンドレシーバー、SONY SKYSENSOR ICF-5900だっ!

 言ってしまえば「ただの古いラジオ」なんですけどね・・・ 
このICF-5900、最初に発売されたのが1975年なので今から38年も前になります。

 今回手に入れた5900はいわゆる”前期型”と呼ばれるタイプで、少なく見積もっても35年以上前の製品ということになります。
 私が小さい頃、BCLと呼ばれるラジオブームがありまして、その真っ只中に登場したBCLラジオの傑作のひとつがこのスカイセンサー5900なのです。



 このモデルの一番の特徴は、X-TAL MARKER(クリスタルマーカー)と呼ばれる較正機構と可変スプレッドダイヤルとを組み合わせて、受信周波数を数kHz単位で”直読”できるところにあります。今では当たり前のPLLシンセサイザーチューナーを使用することなく、またデジタルで周波数表示を行うことなく「周波数直読」を実現した当時のアイデアは、30数年以上経過した現在でも驚くほど新鮮です。

 小学生の頃、ラジオ少年だった私はこのICF-5900を羨望のまなざしで眺めていました。当然高価なラジオなので手に入れることはできませんでしたが・・・ (後になって父親が手に入れたラジカセ SONY CF-1980mark5を奪ってラジオを聞いていました・・・笑)


 
 ちゃんとバックライトも光りますよ~♪

 今回落札した5900は、この世界では有名な修理屋さんが出品していたモノで、古い5900に発生しがちな不具合は全て調整されていました。また劣化したトランジスタとコンデンサを交換してあるので、スイッチやボリュームを動かしたときのガリ音は皆無。とても30数年経った電化製品とは思えない輝きを放っています!




 このコテコテのメカニカル感がサイコーです♪ チューニングダイヤルはポケットラジオやラジカセによくあるタコ糸駆動ではなく、ギアを使ったメカニカル駆動っ!バックラッシュもなく動きは極めてスムーズです。まるで高級オーディオの操作感~♪
 最近の電化製品でここまで作り込まれたものはホントに少なくなりました。機械精度ではなく何でもソフトウェアで解決しようとする風潮、やっぱり馴染めないのです・・・

 ・・・電池を入れて早速放送を受信してみました。マンションの室内にも関わらずFMもMW(中波)も驚くほど感度良く受信しましたよ~!10cmコーンスピーカーのおかげで音質もGOOD!これはラジオの概念が変わりますね~♪
 そしてメインのSW(短波)受信。ラジオNIKKEIを受信して周波数の直読ができることを確認した後、北京放送、台湾国際放送、ベトナムの声・・・ と海外の日本語放送を順番に受信してみました。この感覚懐かしいデス♪ 室内で且つ内蔵ロッドアンテナだけでこの感度とはさすがダブルスーパーヘテロダイン!

 ネットオークションをウォッチして3ヶ月、本当にイイものを手に入れることができました。それに、こんな趣味の古いラジオの購入を許してくれた妻にも感謝です♪
2013年07月07日 イイね!

ハード・オフでジャンク品漁り

ハード・オフでジャンク品漁り 先日オクで落札したラジオが明日の夕方届きます。ずっと前から欲しかった品なので、今から到着が楽しみ~♪
 このラジオの詳細は明日モノが届いてからブログに書く予定ですが、中古品ということもあり残念ながらACアダプターが欠品しています。もちろん電池駆動(単一乾電池×3本)ができるので、ACアダプターが無くても使うことはできるのですが、それでも自宅ではAC100Vから電源を取りたいところ。
 このラジオに(当時)付属されていたACアダプターは出力DC4.5V・300mAという少し中途半端なモノ。もちろんオクで稀に出品されることもあるし代替品もわずかながら出回っています。でも結構なお値段・・・(泣)
 こうなったら近所のハード・オフでジャンク品漁りですっ!

 ラジオ用のACアダプターはトランス式を選ぶ必要があります(と信じています)。軽量・コンパクトなスイッチング式はラジオがノイズを拾ってしまう可能性が高いからです。でもトランス式は接続した機器の負荷変動によって出力電圧が変動してしまうため、併記されている電流容量にも注目しなければなりません。
 早速向かったハード・オフのジャンクコーナーにはACアダプターが200個ほどありました。これをひとつひとつチェックして使えそうなモノをチョイス。トランス式の出力DC4.5V品は8個見つけました。でもほとんどが電流容量450mA~600mAと大きいため、ラジオに繋げたときの電圧がかなり高くなりそう。(経験的に6V以上になる感じ?)
 そんな中から選んだのがタイトル画像のACアダプターです。出力DC4.2V・400mAと出力電圧がやや低めですが、ラジオにつなげると50~70mAの電流が流れるので、実際の出力電圧は4.2Vよりも高くなるはず。5V前後に収まってくれれば定格電圧+10%なので、過電圧でラジオを壊すことはないと思います。
 しかも極性が外側+の2.1φプラグがついているので、変換することなくそのままラジオに接続可能(なはず)です。最近のプラグは内側+が主流なのでこれはラッキーでした。本体には「MATSUDEN充電用アダプター」とラベルが貼ってあるので、今は無きマツバラの家電に使われていたものでしょう。(ハンドクリーナーか何かかな?)
 因みに購入価格は税込み210円でした。ジャンクばんざ~い!

 いずれにしてもジャンクパーツで大事なラジオをおシャカにするのは御免なので、実際につなぐ前に電子負荷装置と精密なテスターで入出力の変動特性を十分に調べてから使ってみることにします。

2013年06月06日 イイね!

学研電子ブロックEXシリーズ

学研電子ブロックEXシリーズ 壁にぶつかったり辛い目に合うと、つい昔の楽しかった頃を思い出すのは歳を取った証拠かな~?
 実は今とっても欲しいものがあるのです。是非とも手に入れておきたい品物・・・
 もちろんNikon FマウントのF2.8通し望遠ズームレンズとか、山にも携行できる軽量ソロ・テントとか、ロードバイクに履かせるカーボンディープリム・ホイールとか・・・ いろいろあるのは事実ですが、本当に今欲しモノ・・・ 実は”ラジオ”なのです。ちなみに機種はソニーのICF-5900「スカイセンサー」!
 ご存知の方も多いと思いますが、その昔BCLと呼ばれる趣味がありまして、簡単にいえばラジオを受信する(だけの)趣味です。その当時は主に短波(SW)の受信が基本でした。放送を受信した後、受信報告書をその放送局宛てに送ると「ベリカード」と呼ばれる受信証明書が送られてきて、これを集める趣味も存在しました。
 このBCLに使われるラジオの中でソニーの「スカイセンサー」シリーズと、松下電器の「クーガ」シリーズは当時のラジオ少年の憧れでした。(日立のパディスコやサージラム、三洋のラシーバーなんかもありましたが・・・)
 なにせPLLシンセサイザーチューナーなんか無かった時代、クリスタルマーカーとサブダイヤルを駆使して周波数の直読みができたのは当時ほんとうに画期的でした♪
 現代において実用性はともかく、アナログ時代に知恵と工夫で問題を解決した製品であり、機械が(必然的に)機械らしい姿をした頃の開発者の顔が見える工業製品として是非とも手元に置いておきたい逸品なのです。(当時、価格が高くてとても小学生が買える代物ではありませんでした。)
 それが今、このICF-5900がネット・オークションで手に入るのですからいい時代になったものです。(5900はまだ手に入れていませんが、いずれ手元に置きたいものですね ・・・笑)

 スカイセンサー5900のことを考えていたら、そのころ夢中になっていた「学研電子ブロック」のことを思い出ました。


 このようにブロック内に電子部品と配線が入っていて、ブロックの組み合わせで数々の電子回路を組み立てる玩具(教育機器?)です。

※画像は2002年に発売された「EX-150復刻版」です。

 学研電子ブロックにはEXシリーズと後継のFXシリーズがありますが、洗練されたデザインのEXシリーズの方が人気が高かったと思います。
 オリジナルのEXシリーズは、ブロックの個数や付属品・回路集の違いによってEX-15、EX-30、EX-60、EX-100、EX-120、EX-150、EX-181が存在しました。
 当時小学生だった私は、両親に無理をいって誕生日プレゼントにEX-30を買ってもらいました。(嬉しかった~♪)
 EXシリーズにはアップグレード・キットが用意されていて、これを購入するとブロック数個と回路集が追加されて上位機種と同等になるという仕組み。(今思えば親切なシステムですね♪)


 買ってもらったEX-30にはICアンプとスピーカー(右上にある穴の開いたグリーンのパーツ)が無く、代わりにボール紙に印刷されたダミーが挟み込まれていました。これはちょっと悲しかったので、お小遣いとお年玉を貯めてEX-100相当にアップグレードした記憶があります。

 「復刻版」のアンプ+スピーカーは本体に固定されていますが、当時はユニットになっていて分離することができました。


 当時、自称・電気少年だった私は、この電子ブロックでトランジスタの仕組みを知り、回路図の読み方を覚えたものです。
 まあ、今は中途半端な化学やさんを生業としているので、このとき得た知識はほとんど役に立っていません。でも分析装置の検出器などの仕組みを理解するのには役立ったかな? ・・・そうそう!電子ブロックのおかげで半田付けの腕は上がりましたね~(笑)
オリジナルの電子ブロック、広島の実家の屋根裏倉庫で眠っているはずです。プレミアついたりして・・・(笑)

 で、この電子ブロックEX-150ですが、デザインのエッセンスが前述のBCLラジオ「ソニー・スカイセンサーICF-5900」に似ているのです。ダイヤルやメーターが整然と並んでいる姿が美しい・・・ 本当に優れたデザインです!(良い時代でした・・・)

 話はBCLに戻りますが、当時ICF-5900は高くて手に入れられませんでしたので、後になって父親が大切にしていたラジカセ「ソニーCF 1980 Mark5」を奪い取って聞いていました。当時、天体観測(撮影)を趣味にしてたので、ラジオたんぱ(現ラジオNIKKEI)の天文番組「ビバ!スカイウォッチング」や、正確な観測時刻を知るためのJJYを受信するのに重宝しました。
 
 そんな充実していた少年時代を思い出させる逸品「ソニー・スカイセンサーICF-5900」を何とか手に入れるべく、オクを徘徊する日々がしばらく続きそうです(笑)

プロフィール

「Expo 2025 Osaka, Kansai, Japan(日本政府館) http://cvw.jp/b/1418295/48614947/
何シテル?   08/24 11:32
ハンドルネームは恐れ多くもフランスの偉大な自転車レーサー”Laurent Fignon”(ローラン・フィニョン)から拝借しました。
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