
今年も「胎内星まつり」に参加してきました。
新潟県胎内市で開催される天文ファンの祭典で、今年で31回目を迎える世界的にも有名なイベントです。
私は第10回から参加していて今年で20回目。(姫と若が生まれた年は不参加)
わが家にとっては夏休み最後の恒例行事となっているので、胎内に行かなければ夏が終わる気がしません。
22日(金)~24日(日)の3日間、胎内平の駐車場が会場となり、望遠鏡や双眼鏡などの光学メーカーがブースを連ねるだけでなく、コンサートや星空落語、オークションにロケット発射実験・・・ とにかく楽しいイベント盛りだくさんなのですっ!
今年は22日に有給休暇を取ったものの、仕事が忙しくて十分な準備ができませんでした。前日(21日)は四日市まで出張で、自宅に帰ってきたのが22時過ぎ。それからカングー号にキャンプ道具を詰め込んで1:00AMちょうどに出発。
圏央道~関越道~日東道を走り、胎内市には7:00AMに到着。(途中で1時間くらい仮眠を取ったけど眠かった・・・)
7:00から開いている
マックスバリュイオンで食料を買い込み、8:00に会場入りしました。
ムーンライト7とREVOタープをサクッと設営。空が青くてイイ天気~♪
新潟限定ビールを飲んで喉を潤し、そよ風の吹く中、コットでお昼寝しました。
(気持ち良かった~♪)
先週の
洞窟めぐりで手に入れた「百姓のワイン」。1.5Lの大ビンなので”質より量”かと思いきや、意外や意外かなりの美味でした。普段飲みにピッタリです。
タスマニア・ビーフを豪快に炭焼き。もちろんワサビ醤油で頂きました♪
会場に行くと、地元の新鮮野菜を手に入れることができます。早朝の朝市と夕方の夕市は毎回楽しみ。
胎内高原ビールもお馴染みですね~♪ 一年ぶりの胎内高原ビールはヴァイツェン(大)にしました。
この頃から雲行きが怪しくなってきて、激しい雷を伴う夕立に・・・
夕市で買ってきた茶豆。新潟の”茶豆”は枝豆の概念が変わるくらい美味っ!
星まつりの期間中、計4回茹でました。
採れたてアスパラガス。これも毎年の恒例♪
雨は深夜まで降り続いたので、早めに寝ることにしました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(就寝)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌朝は5:30に起床。
不覚にもコーヒードリッパーを忘れたため、底に穴をあけた紙コップで応急処置。
普段使っているプラスチック製のドリッパーは嵩張ることが気になっていたので、今回の一件を機に「コーヒーバネットcute」(ユニフレーム)を手に入れることを決意したのでした(笑)
テントエリアをお散歩。すでに雨は止んでいましたが、夜中にかなり降ったようです。
早朝のメイン会場の様子。高額な光学機器への雨対策はバッチリです。
10:30AM。青空が見えてきました。太陽を見せてもらいに胎内自然天文館まで。
昭和機械製の60cmリッチー・クレチアン望遠鏡(主鏡と副鏡が双曲面になっているカセグレン焦点鏡)です。
太陽観察に60cmは大きすぎるので、コロナド製Hα線フィルターのついたフローライト屈折(高橋製作所)を見せてもらいました。
黒点だけでなく、大きなプロミネンスまで見えて大感激。
会場に展示してあった自作ドブソニアン。地元のゆるキャラ「やらにゃん」が大忙し。(献血のアイツにちょっと似てる?笑)
ビクセン・ブースで見つけた新型?赤道儀。
何を隠そう私も「Newポラリス」と「GPD」というビクセン製赤道儀のユーザーなのですが、最近のビクセン製品は本当にカッチョ良くなりましたね~♪ アトラクス以降は別のメーカーみたいです。(←褒め言葉ですよ)
iOptron社の赤道儀「CEM-60-EC」。極軸を南北で保持しているので「イギリス式」に近いけど、バランスウェイトは北側にあるので「ドイツ式」にも見えるという・・・
なんとも面白い構造の赤道儀。バランスは良さそう。
EXPLORE SCIENTIFIC社の分離3枚玉アポクロマートのカーボン鏡筒。口径152mmでF8。絶対に良く見えるでしょうね~。ちなみに月々15万円の6回ローンで手に入るそうです(汗)
同じくEXPLORE SCIENTIFIC社の3インチ規格アイピース(接眼レンズ)。このスリーブ、ウチの望遠鏡のドローチューブより太いと思います(笑)
五藤光学製の名機「マークX」赤道儀。私が小さいころの憧れなので昨年に引き続き紹介してしまいました。
地元の天文同好会が開催していた「綿を紡ぐ」体験コーナー。
今年は綿花と種を分けるだけ。紡ぐ作業は来年の予定(笑)
種をたくさんもらったので、来年プランターに植えてみます。
ケンコー・トキナーのブースにて。
展示品の「SLIKグランドマスタースポーツⅡ」をお買い上げ。お値段はビックリの5,000円也っ!
今まで使っていた「SLIKスプリント55」(右)よりも一回り大きい感じ。でも堅牢性やガッチリ感は桁違いです。その分重量も増えますが。
海外生産が増えてきたSLIK製三脚の中で、このグランドマスターは拘りの日本製っ!
少し前からスプリント55の脚固定レバー(樹脂パーツ)が経年劣化で割れてきたので、実にナイスなタイミングでイイ買い物ができました~♪
(ストラップは赤に変えようかな~?)
長岡技術科学大学・航空部によるモデルロケット打ち上げ実験です。これも恒例イベントになりましたね。
なんと若が発射ボタンを押す役にっ! 柳家小ゑん師匠からインタビューを受ける緊張気味の若(笑)
見事打ち上げ成功っ!(実はこれ、2回目の画像。1回目は打ち上らず、地面で煙を噴いただけだったことはヒミツ・・・笑)
昼間の人気イベント「オークション」です。
この後、テーブルの前に置かれたMEADE社製の20cmシュミット・カセグレン一式が驚きの低価格で落札されることに・・・
小ゑん師匠提供の二眼レフ「SAWYER'S MARK IV」。TOPCON(東京光学)製の輸出用モデルでしょうか?
結局、希望価格に届かず翌日の第2回オークションに回すことに・・・
※結果はどうなったのでしょうか?
天文ファンなら知らない人はいない超有名人、大野裕明先生と写真を撮ってもらいました。バックはこれも超有名な「チロ望遠鏡」の3代目。
星空コンサートの様子。妻nonは毎年コレを一番楽しみにしています。
2日目の夜。最初は曇っていましたが22時過ぎから星が見えてきました。
天体観測用のテント「星幕」。天井部分がオープンになります。これは冬の観測に使えそう。
我が家のサイトです。相変わらずまとまりが無く散らかっていますね(笑)
この後、日付が変わる頃に雷を伴った雨が降ってきたのでした。まさか2夜続けて雨とは、トホホ・・・
しかし翌朝はカラッと晴れたので、芝生の上に濡れた幕を広げて乾燥撤収することができました。
最後に・・・ 最近の胎内星まつりは、初期の頃の「コアな天文ファンの集まり」といった感じから、より「一般的なお祭り」に変わってきていて、正直「そろそろ潮時かな?」と思うこともありました。昔は沢山あった望遠鏡メーカーも相当減ってしまいましたから・・・(非常に残念なことですが)
それでも毎年参加してみると楽しいんですよね~♪ 自分が天文ファンであることを再認識させてくれるイベントです。
そういった意味で、31年もの長期に渡ってこのイベントを支えてきてくださった関係者の方々には本当に感謝しています。
これから先もずっと続いてほしいですね~