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　梅雨入りする前に山に登って天の川を撮りたいと思い、月齢を考慮して西の空が開けた甲武信ヶ岳（こぶしがたけ）に登ることにしました。

（日付が変わる頃に月が沈むため、撮影時の天の川は西寄りに位置します）

 　身支度をして出発。登山計画書をポストに入れて登山口まで歩きました。

　西沢山荘の手前にある登山口から入山。朝から曇っていて天気はイマイチ。

　のんびりお散歩区間はすぐに終わり、意外と早く急登が始まります。時々あらわれるピンクのツツジがきれい。

　徳ちゃん新道はキツイとは聞いていたけど、テント泊装備を背負って登るとなかなか登り応えがありますね。

　目の前にニホンカモシカが！ビックリした。（丹沢で出会った個体は真っ黒でしたが、こちらは比較的オーソドックスなカラー）

　シャクナゲ（アズマシャクナゲ）登場。標高の高い戸渡尾根のシャクナゲは元気がありました。

　つぼみから開いたばかりの花弁。赤、ピンク、白と咲き乱れていました。これを目当てに登るハイカーも多いでしょうね。

　このあたりから西風が強くなってきました。

　多少の緩急はあるものの、基本的に登りの連続なので体力を削られます。（ただし技術的に難しい箇所はありません。）

　きれいに割れた丸い石。

　バイカオウレン

　やっと傾斜が緩やかになりました。

　木賊山（とくさやま）の山頂に到着。土台が立派な三等三角点が設置されていました。

　木賊山のピークを過ぎると凛々しい甲武信ヶ岳が姿を現しました。

　甲武信小屋を通過して先に進みます。根っこの登山道。

　ガレ場が出現。

　ケルンと富士山。スカッと晴れてはいないけど景色は良いですね。

　甲武信ヶ岳の山頂に到着。山梨・埼玉・長野の県境にそびえる日本百名山のひとつ。甲斐・武蔵・信濃から一文字ずつとって甲武信ヶ岳と名付けられたとのこと。（諸説あります）

　せっかくなので隣に立っている埼玉県の最高峰、三宝山まで足を延ばしました。甲武信ヶ岳よりも約8メートル高いそうです。こちらには一等三角点が設置されていました。

　疲労が溜まってきたので、三宝山から甲武信小屋までは甲武信ヶ岳のピークを通らず巻き道で。

　甲武信小屋でテント泊の受付。トイレ利用料込みで1,000円/張でした。ここでコーラ（400円）とビール（600円）を購入。ちなみに売店はセルフサービスです。

　この日のザックはグレゴリー・トリコニ60（旧型）、重量は16kg （＋カメラ1.5kg）。

　今晩の寝床はNemo Obi 2P。そろそろ10年になるはず。
この日はキャパシティぎりぎりくらいにテン泊予約が入っているらしく、詰めて張ってくださいとのことでした。

 

　まるで段々畑のよう。ペグは良く効くし地面は平らだし素晴らしいテント場です。

　この後、ラジオを聞きながらテント内で休んでいると、19時すぎに緊急地震速報が発せられてビックリ。震源は千葉県沖の海底で震度5弱とのことでしたが、甲武信小屋でも随分と遅れて少しだけ揺れました。（ほとんど気が付かないレベル）

　ずっと曇っていましたが23時を過ぎて雲がとれてきたので、明るいうちに下見しておいた場所へ。

沈みゆく月と甲武信ヶ岳のシルエットがきれいでした。

　月が沈んだら天の川の撮影。木賊山と一緒に狙ってみたものの低い空の薄雲が取れず･･･　ちょっと残念。撮影している間に流星がいくつか飛びました。

　2時間ほど粘りましたが、だんだん雲が増えてきたので撤退。甲武信小屋に戻りました。

　テント場から見た星空。これを撮影した後テントに戻って就寝。

　

　4:10 am 明け方の様子。この日は良い天気になりそう。

　朝ごはんの準備をしつつモーニングコーヒーを淹れました。この後、テントを片付けて6:25 amに下山開始。

　戸渡尾根からみた富士山と広瀬湖。（標高2,360m付近より）

　シャクナゲのトンネルを潜って下ります。登りよりもきれいに見えるのは疲労度の差かも。

　こんな急斜面を登ってきたのか･･･　登りもキツかったけど下りもキツイな。

　写真では伝わらないの思ったので横から撮影。けっこうエグイでしょｗ

　9:35 am 西沢渓谷市営駐車場に戻りました。土曜日なのでこの時間だとすでに満車。

　駐車場入口の売店でよもぎ餅を購入。（170円/個）　手作りみたいですね。ヨモギの香りが効いていて美味しかったです～♪

　西丹沢ビジターセンターの「登山記録証」に記載されている15座のうち、まだ登っていないのは不老山と三ノ塔。

　そこで5月21日（日曜日）、サンショウバラのシーズンに入った不老山に登ることにしました。

　今回は明神峠から静岡-神奈川の県境を歩いて不老山に登り、生土に下りて駿河小山駅に戻るルート。往路の駿河小山駅から明神峠へは土日祝日のみ運行されている富士急バスを利用しました。

　JR御殿場線・駿河小山駅。ドアを手動で開閉するのはローカル線あるあるですが、乗降者が少ない駅だと開閉ボタンを押しても 扉が開かない車両があるのは知りませんでした。あと無人駅での現金払い対応で車両内に整理券の発券機（路線バスのような）があるのも驚き。それでいて交通系ICカードのキャッシュレス決済も使えるんですよね。すごいなJR。

　混雑を予想して早めに到着。早すぎて一番乗りでした。バスが来るまで約1時間待ち。

　バスが来るまでに40人ほどがバス停に並びました。2台めの増便バスが直ぐに来たので全員座れたはず。

 

　駿河小山駅から25分ほどで明神峠バス停に到着。ここまでローギアを使って頑張って登ってくれました。

　今日はここから山歩き開始です。

　湯船山方面への登山道入口。バスに乗っていたほとんどのハイカーはここから入山。（数名は三国山方面へ歩いていきました。）

　雨が降りそうで降らない微妙な天気。登山道は歩きやすくてヨシ

　涼しくて気持ちいい。鮮やかなオレンジ色のツツジが咲いていました。

　

 

　湯舟山に到着。ガスっています。

　意外と急な下り道。

　苔のオブジェ。さすがにこのベンチには座れません。

　サンショウバラの丘に到着。眺望が良いとのことですが今日は曇っていてダメでした。

　サンショウバラ。薔薇の原種だそうです。

　ちょうど今の時期がサンショウバラのシーズンのようですね。

　世附峠（よつぐとうげ）に到着。ここには簡易トイレが設置されていました。

　世附峠から不老山まではそこそこ急登です。

　金太郎さん発見。ここから200m進むと不老山のピーク（928m）があります。

　不老山のピークに到着。山頂にはベンチがあり先行のハイカーさん1名が休憩中でした。この後、向河原から登ってきた山ガールズからヤマビルの猛攻撃を受けたとの報告あり。ベンチで靴の中やトレッキングパンツの裾に数匹の残党を見つけてその場で駆除していました。（すでに吸血されてた・・・）

　ヒルに怯えながら下山開始。途中ヒル多発地帯を通るのでドキドキです（笑）

　鉄塔下が開けていたので切株に立って足もとを確認したら、ゲイターの爪先側に丸くなったヒルが一匹ついていました。完全に弱っていたのは足もとに噴霧した自作忌避剤の効果かな？

　地面は湿った落ち葉で覆われていて、いかにもヒルが好きそうな状態でした。

ヒルに取りつかれないように駆け足で下りてきたので山歩きを楽しむ余裕なんてありません。生土山分岐から右ルートに進んで一刻も早く林道へ。

　無事に地雷原を抜けたかのような安心感。これから先はヒルに怯えることはないでしょう。

　林道の途中にあった神縄断層の説明文。

　画像の左側が旧本州（北米プレート）、右側が旧伊豆半島（フィリピン海プレート）とのこと。ここが伊豆半島の先端だなんてロマンですね。

　R246生土架橋の下で富士箱根トレイルの入口に合流。ヤマビルが大量発生していなければここに下りる予定でした。

　駆け足で下りてきたので標準コースタイムの6掛け。のんびり山歩きを楽しむはずだったのに･･･

　駿河小山駅に到着。下山後は定番の赤コーラ。
　電車にヤマビルを持ち込むと迷惑をかけるので、ゲイターの裏側や靴の中を念入りに調べてヤマビルがいないことを確認しました。

　ヤマビルに備えて事前に準備しておいた自作忌避剤。ハッカ油をアルコールに溶かして水で希釈したもの。アルコール濃度を高めにしたのが良かったのかも。今回はヤツらに献血しないで済みました。

　今回はゲイター（スパッツ）を装着してその上から忌避剤をたっぷり噴射。これが効いたようです。

　今日の不老山で丹沢15座コンプリートまで三ノ塔を残すのみ。これからの季節、ヒルに気を付けながらコンプリートを目指します。

 

　マーロウ葉山マリーナ店の後は、妻のリクエストで鎌倉の長谷寺へ。

　午前中雨が降っていた影響か思ったほど混雑しておらず、長谷寺の駐車場に停めることができました。（それでも観光客は多かったのですが･･･）

 

 

　長谷寺といえば紫陽花が有名ですね。2年前の同じ時期にもここを訪れました。

　OLYMPUS　OM-D E-M1markIIに40-150mm F2.8PROを装着して散策しました。

 

 

　この日は一眼レフやミラーレスカメラで紫陽花を撮影している人が多かったです。（圧倒的にSONYが多数派、次いでNikon時々Canonの順かな？マイクロフォーサーズは見かけませんでした。山に行くとOMDS（OLYMPUS）多いんですけどね。）

　6月に入ると見頃になるのですが、大変混雑する上、拝観料とは別にあじさい鑑賞券（500円）が必要になるので、比較的空いている咲き始めの今の時期は狙い目だと思います。

　20日（土）、早朝から横須賀で野暮用があったのでカングーで出動。

　任務終了後は逗葉新道を使ってマーロウ葉山マリーナ店へ。旧葉山店から移転後はじめての訪問です。

　妻は葉山マリーナ店限定のマサラチャイプリンのセットを注文。

　ヨットハーバーを眺めながらお茶できるなんてシャレオツですな。

　5/6（土）、GWに入って2回目の西丹沢ビジターセンターです。

　なんだか1日おきに丹沢を訪れているな～　しかもに西丹沢ビジターセンターは4日前にも来たばかり。

　しかしこの日は山歩きではなく、妻を連れて滝めぐりです。（4日前に下調べをしているのでエスコートはバッチリのはず･･･）

　10:40am　西丹沢ビジターセンターの駐車場に到着。早朝登山組の一部はすでに下山している時間なので駐車することができました。（1.5km手前の観光客用駐車場に駐車車両なし）

　ひし形発見

　大滝に到着しました。

　前回はうっかりFHD設定で撮ったため、今回は4K30Pで撮影しました。（OLYMPUS OM-D E-M1mark II）

　下棚に向かいます。西沢の澄んだ水がキレイ。

　下棚に到着。

　下棚はApple iPhone 13miniで撮影しました。本棚ほどの落差は無いものの、絹糸状に落ちてくる水の美しさがあります。妻も満足してくれたようなので良かった良かった

　エビフライにょきにょき（笑）

　西丹沢ビジターセンターに戻った後、お湯を沸かして昼食にしました。もちろん最近のお気に入りの日清カレーメシ）

　西丹沢ビジターセンターは展示物が充実していて楽しめました。なかでも鉱物の標本が豊富。

　帰りは山北町立中川温泉ぶなの湯に立ち寄ってさっぱり。

　最後は道の駅山北から眺めた建設中の新東名高速。橋脚の要塞感がかっこいい！