
本日、インプレッサスポーツを手放しました。
2012年2月に納車されてから2年と7か月、走行距離は28,124kmでした。
手放したのは9月からの海外転勤が理由です。実家や親戚など保管できる場所を探して維持することも考えたのですが、場所を確保することが難しかったことが一つ、定期的に誰かに乗ってもらうに当たって事故や故障など愛車が原因でなにかトラブルが起こるのは避けたかったのが一つ、赴任期間が流動的になりそうだということが一つ。結構悩みましたが手放すことに決めました。
初めて自分のお金で買った車だったので、10万キロは乗り続けるつもりでいたのですが、こんな形で断ち切られることになってしまいました。まだ最初の車検だって来てないんだぞ!

懐かしの納車日
初めて運転して交差点を曲がったときに、FF車にない回頭性を体感できたのが衝撃でした。今までに経験したことのない感覚でした。
そうそう、この車は試乗一切無しでハンコ押したのでした。2011年の秋にディーラーのちょっとしたイベントで、インプレッサスポーツが秘密裏に公開(写真禁止だった!)されたことがあり、そこで発表前のスタイルを見ることが出来ました。その時の情報での新しいエンジンが載る+リニアトロニックになる+アイドリングストップ+アイサイトが付く、というガジェッター魂がくすぐられたところにその精悍なデザインに一目惚れしてしまい、実印不可避でした。
自分の車を手に入れて好きなように出掛けられるようになり、いろんなことを体験することが出来ました。

まず、雪道。
それまで南関東住まいだった自分にとって「雪=運転NG日」でした。両親も雪道の運転経験もなく、マイカーで雪道を走るというイメージがありませんでした。宇都宮に引っ越してきて友人の車でスキーに連れて行ってもらい、そうか自分の車で行けばいいのかと気づいたのです。
2月に納車されてそのままタイヤ屋さんに行き、スタッドレスタイヤに履き替え、翌週末には奥会津のスキー場に向かい初雪道を体験しました。
一度経験を踏んでしまえばそこからはトントン拍子で、一人でふらっとスキーに出掛けてみたり、雪深い道から温泉を目指してみたり、どんなところでも行けるんだという自信がつき行動範囲が広がる喜びを実感しました。ちょうど自転車に乗れるようになった子供のテリトリーが広がるのと同じです。
それまでは、雪道でひとりぼっちで立ち往生したらどうしよう…などと不安に駆られることもありましたが、インプちゃんの雪道の上でのバランスの良さから、これくらいなら大丈夫だなと判断が付けられるようにもなりました。フロントバンパーで雪かきしながらでも走ってくれるし、頼もしかったです。

交友関係も広がりました。
オフ会に参加させてもらうことで車好き・ドライブ好きな方々と出会うことが出来ました。
車へのこだわりなんかも人それぞれいろいろ楽しんでるんだなぁと。

車を通していろんな人たちと接することで知ったのが、いろんな道を走ることの楽しみ。
「○○へ行きたい!」から「□□を走って○○へ行きたい!」に変わり、お気に入りの道が出来ました。スケジュールが許す限り周りの景色がよく見える下道を走りたいなと思います。高速道路を走る、とどうしてもある場所から次の場所への移動という途切れ途切れの記憶になってしまいます。下道を走っていると景色の変遷を楽しみながら線状の繋がった思い出になります。
思えば、列車旅でも新幹線でバビューンと行って現地で楽しむ旅より、18切符でいろんな路線をチンタラ進む旅の方が好きだったりするので、車でも全く同じでした。

AWDにアイサイトが付いて、どんな場面でも本当に安心して走れる車でした。ちょっと真面目すぎるくらいw
自分のインプちゃんは車体番号が2000番台とフルモデルチェンジ後の若い方でしたが、特に大きなトラブルもなくよく走ってくれました。新しいオーナーの元でも元気に走ってくれるでしょう。
ありがとう。さようなら。
Posted at 2014/08/30 02:35:57 | |
トラックバック(0) | 日記