• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

niiniiのブログ一覧

2016年07月26日 イイね!

夏を待ちわびて -三渓園-

夏を待ちわびて -三渓園-今年の 夏 は…

なかなか
横浜には来てくれないようで… (^_^;)(笑)

西日本と違って横浜は
最高気温が 30℃ に届かない日が続いていて
それはそれで 楽ちん なのですが、
仕事で九州にいることが多い私の身体と心は
少しだけ不安定になっています。


仕事以外 何もやる気が起こらない


ひとことで言い表すと そういうこと なのですが、
生活の中で仕事の比重が過度に高まると
そうなってしまうのかもしれませんね。


ということで、
ここ最近は お出掛け 自体が億劫になっていて
写真展の関係で 成田空港に行くこと を除けば
地元を歩くような休日ばかり。
Pirelliの給油も あろうことか 月1ペースです。

風はやさしく



今回は
そんな感じで過ごしていた 梅雨入り 以降、
何度か通って撮り溜めた 三渓園の蓮 を
お届けしたいと思います。

おつきあいくださいね♪


三渓園にて




今年の 三渓園の蓮 の咲き始めは
7月の初旬。

命放たれて


雨あがりに
雫とともに咲く蓮を撮れないものかと来てみたのですが、
咲いている数と場所が希望には適わず…

清き水に濡れそぼる



それでも
一年ぶりに観ることができた 蓮 は
やっぱりとても美しくて

寄り添いあって


ひかりすくいて



その 魅力 を
思い出すには十分♪


ただ…

さすがに わずかばかりの蓮華 では
撮りたい気持ちを満足させられるはずもなく
雨あがりの景色を探して園内を歩きまわります。

見つけたのは
道端にある なにげない情景。

梅雨ひと粒



そして
いつものように この世に在らざる者たち。

消えゆく梅雨の精霊


夏の精霊 こっちだよ



蓮そっちのけで
こんな 絵 ばかり撮っていると
周りから 不思議そうな顔 をされてしまうのですが(笑)
こういう撮影が いちばん好き かな ٩(ˊᗜˋ*)و

何者にも囚われない自由を感じるのです。



今年の 三渓園の蓮 は
気温が低いこともあって成長が ゆっくり で
人出に対して花数は少なく

人を見物



多くのカメラマンや家族連れで
すぐに 人だかり ができてしまいます。


それでも 蓮華たち は
そんな 人間たち を歓迎してくれていて

桃咲


最期の朝



少しずつ 少しずつ
順番に花を咲かせながら
夏が来るのをやさしく待っているかのよう…

花びらに純粋を溜めて


蓮華色の海


陽を灯そう



その 静かに信じて待つ という姿は美しくて
私の好きな人のタイプは
こういう風に そっと寄り添ってくれる人 なんだと
どうでもいいことを連想してしまうのでした (*^^*)



白い月が見守るなか

青空に白月



蓮の葉陰に
出航しようとしている花舟ひとつ。

出航前



静かに その時 を待つ花舟は
行先に待ち受ける 夏の情景 を夢見て

蓮葉色の擬態


蓮華色の優美


蓮葉のこころ



心の準備を整えるのです。


本格的な夏が来れば
少し沈んでしまっている 私の気持ち も
切り替わるかな…

梅雨の記録を閉じ込めて



密かに期待している私です。

期待は無限大



今の私を苛むもの…

それは、
自分自身のために使える 時間 は限られていて
その大半を 写真を撮る ことに充てているにもかかわらず
それでも 足りない という感覚。

さよならの情景


ひといろ



そもそも
孤独には強い耐性があると自負してはいるものの

“家族も友人もいるのにそんな日常でいいのか”

との問いを投げつけられたとき
私はいったい何をしたいのか…と考えてしまいます。

見えない絆




それは おそらく 今の私では
どんなに考えてみても分からないまま。


夏が来れば
きっと 夏色 に夢中になるんだろうな。

夏色情景



白蓮夢



蓮の彩



梅雨の記憶は彼方へと




その気持ち に正直に従いながら
流されてしまうのもいいかもしれないと
そう思っているのです。


【本日の一枚 -Love!- 】




来週末は
久しぶりに会う友と
久しぶりの遠出… しかも山歩きを
密かに予定しています(笑)

こんな状態の私なので
何も考えずに山を歩くことに精神的な期待があり
歩ききれるのかという体力的な不安があるものの
ともかく立ち止まっているよりは前に進むことが好きなので
とっても楽しみにしています。


久しぶりの遠出ですが
おそらく Pirelli はお留守番の予定です(笑)
Posted at 2016/07/26 22:10:55 | コメント(5) | トラックバック(0) | 撮影日記 | 日記
2016年07月12日 イイね!

不思議なひかり -オッドアイに導かれて-

不思議なひかり -オッドアイに導かれて-四国だとか九州だとか
そんな場所にばかり仕事で出掛けているから
そう思うのかもしれませんが、

梅雨がまだ明けきらないのに
ずいぶんと暑い日が続きますよね。


出張先の九州では
蝉時雨が始まっていて驚きましたが
ここ横浜でも この週末
ついに蝉が鳴きはじめてしまいました (^^;


そんな梅雨と夏の狭間のある日のこと。


朝のひかりに


朝早くに目が覚めてしまった私は
まだ人影まばらな
港の見える丘公園から元町公園 へと
いつものようにカメラ片手に歩き始めます。

ひとつぶの青


紫陽花色に沈みみゆく


紫陽花の 残り香 でも楽しめればいいやと
気の向くまま散歩していたのですが、

梅雨の終わりの色


見つけた 紫陽花のおわり は思った以上に
私に寂しさを連れてきてしまい
なにか 初々しい彩 はないものかと周りを探していると
これまであまり意識したことのない花が
すぐ近くに在ることに気がつくのでした。

初々しく


その花の名は アガパンサス。

風と光のエチュード


おそらく 去年も その前の年も
たぶん そこに咲いていたのでしょうけど
これまでは特に気にとめることもなく
見過ごしてきた花。

蝶のブローチ


帰ってから調べてみると
とても ロマンチックな花言葉 を持っていて
美しい黒蝶と戯れている情景が
この花には似つかわしいと思えるのでした。

美しさゆえ


花階段をのぼって


美しい黒い蝶とアガパンサスの組み合わせを
ファインダー越しに目で追って過ごす時間は楽しくて
夢中でいたのですが、
そんななか ふと 強い視線を感じます。

その視線の主は白い猫。

オッドアイの視線


左右で違う色の眼を持つ
オッドアイと呼ばれる幸運の猫で
その猫は あまりにも正しい姿勢 のまま
私の方を じっ と見つめてきます (*^^*)

こんなにも 見つめられる ことには
慣れていない私は(笑)
照れ隠しに彼女にレンズを向けます。

しかし、彼女はそれに まったく 動ずることなく
ただただ私を見つめ続けるのでした。


すると…

かなり 距離があるはず なのに
不意に耳元で “にゃあ” と聴こえたかと思うと
私の目に留まる景色が一変します♪

そこは、ひかりに満ちた世界。


草むらのキラキラは

きらきら


いっきに光を集めて
すぐ上の空間に 虹の珠 を形作り

虹の珠


その光が飛び去る方角を目で追うと
そこには、旅立ちの準備をする光を貯めた彩綿毛♪

彩綿毛のひかり


そして、その世界のなかでは
寂しさを感じさせていたはずの紫陽花たちが
息を吹き返し

おいでおいで


ハートの雫


瑞々しさを取り戻しながら

紫陽花想


光のシャワーを注ぐのでした。

虹のシャワー



そして…

気がつくと、辺り一面に光が溢れて
まるで オーロラ のような光が視界いっぱいに広がっていくのを
自覚したとき

小さなオーロラ


さらには
その先に 小さな小さな ひかりの都 が見えはじめたとき

ひかりのまち


さすがに このまま ではいけないような気がして
目を強く閉じてしまいます(笑)


しばらくして目を開けると
光の鼓動は静かに
その振り幅を小さくしていき

光の鼓動


ついには
光の饗宴は終わりを告げるのでした。



気がつくと
オッドアイの白猫は既にその姿を消していて
私はひとり取り残されてしまいます。

なんだか 寂しいような ホッとしたような
そんな複雑な気分。


また次に彼女に会うことがあれば、
そのときは恐れず身を任せてしまおうかな…

そんな誘惑に駆られている私です。



【本日の一枚 -紫陽花人走る- 】



季節は確実に夏に向かっていますが、
太平洋高気圧に梅雨前線を北に押し上げるだけの力はなく
暫くは暑い日と雨の日を繰り返すのでしょう。


そんなこんなで天気予報が雨の明日。

前回、告知させていただいた 写真展 の最終準備のため
成田空港まで出掛けて
1日がかりで搬入・飾り付け作業をしてきます。


今回の展示会の 参加者全員 が揃いも揃って
仕事をサボって集まるのですが
高校時代のエスケープや学園祭の準備みたいで
なんだかワクワクしている自分がいます。

とっても楽しみです。
Posted at 2016/07/12 22:46:07 | コメント(6) | トラックバック(0) | 撮影日記 | 日記
2016年06月30日 イイね!

水無月の景色 -私色-

水無月の景色 -私色-気がつけば、梅雨入りしていて
気がつけば、梅雨が終わろうとしています。

今年の 6月 は、
仕事もプライベートも忙しかった… のですが
撮影活動の方は 相変わらず で(笑)
ちょっとの時間を見つけてはカメラを持ち出し
季節の彩を追いかけていた私。


ただ、
それを 現像したり 言葉を重ねたり
そういった時間を 楽しむ までの余裕はなく
撮った写真だけが溜まっていくのでした。


仕事帰りの景色



ということで、
少しだけ落ち着いた先週末。

撮り貯めた 水無月の景色 を
一気に現像しました。


今回 お届けするのは
そのなかでも特に気に入った40枚あまりの絵。

楽しんでいただけるなら嬉しいです♪

梅雨色はやさしく


緑の海原


今年の 紫陽花 は
今年の桜が そう であったように
とっても早いスタート。

うかうかしてはいられないので
6月最初の雨あがりの週末には
眠い目を擦りながら いそいそと
いつものアメリカ山公園へと出掛けます♪

ひと粒のお裾分け



滴るほどに


狙うは 雫と紫陽花の共演 (*^^*)

それは、
紫陽花の移り気な 彩 によって
様々な表情になり

青の小部屋の宝物


雨やどりの恋


また、
雨あがり特有の澄んだ陽のひかりによって
キラキラと輝いて見えるのです。

世界を満たして


救いの手


ひかりの受け皿


紫陽花の夢


紫陽花の木


もちろん、雨あがりとは言っても
すべてが 明るい世界 であるはずはなく
紫陽花の花影には暗闇の別世界。

花影のひみつ


これはこれで
いつもの私ならば 撮らない絵 ではあるのですが
思わず撮りたくなってしまうほど
美しいと思える 彩 が広がっていました。




とはいっても、
私が自然体で 撮りたい と思うのは
やっぱり
こんな感じの 淡い彩たち で

薄紅の娘


白い子


雨色の森


水色の器


ひとつ屋根の下


一時的に それと対照的な
色鮮やかな紫陽花に 目移り したとしても

雨あがりの思索


小窓の娘


紫陽花の後ろ姿


ひかりキャッチ


最後は 無意識に
真白の紫陽花ばかり 夢中で撮っていたので
自己分析するならば、私は
シンプルな色のなかに微かな彩が混ざっている感じ
が好きなようです (*^^*)

アナベルの紋


緑の部屋に棲むものたち


ひかり従えて


白のこぼれる


緑から生まれて



6月といえば紫陽花。

潜在意識のなかで
そんなふうに 刷り込まれている ようで
気がつくと 紫陽花ばかり 撮ってしまいます。

でも、
紫陽花の きれい を探そうと目を凝らしていると
思わぬ出会いがあったりして

天までのぼれ


ハナモック


小さな小さな いきもの が
精一杯 命を謳歌している様子に

立葵の見る夢


紫陽花のステージ


花蜘蛛の休憩


やさしさ と 命の尊さ を感じて
虫嫌いの私でさえ
その姿を 美しい と感じるのでした。

美しい人




・・・ *・゜゚・*:.。..。.:*・*:.。. .。.:*・゜゚・*・・・



6月最後の週末ともなると
多くの紫陽花は既に 盛り を過ぎていて
美しく咲いている紫陽花を見つけると
とても嬉しくなってしまいます♪

やわらかな人


そんな
ゆっくりと育っている紫陽花を見るにつけ
成長するのが早くても遅くても 花は必ず咲くのだと
その美しさに 違い はないのだと
改めて気づかされるのでした。



この Blog。

久しぶり… ということもあって
とりとめもなく長くなってきました (^_^;)
そろそろ終わりましょうね(笑)

最後に並べる 紫陽花の絵 は、
先週末に撮ったもの。

約束の印


港の見える丘公園から
山下公園に向かうルートは幾つかあって
そのうちの 一番好きなルート が
フランス山公園を通るルート (*^^*)

緑のなかで


土の匂いがして
瑞々しい ひかり溢れる この場所は
そこにある 空気 に
たくさんの水分を含んでいて

水珠


水色と緑色の融合した
私が 好きな彩の世界 が広がっているのです。


どこか色褪せていて
どこか寂しげで

梅雨の空気に


霞紫


そんな 落ち着いた彩 に
いまの自分自身の気持ちが重なって
妙に心地よく
朝の時間を過ごすのでした。

印象派


水色の花珠


力が抜けて
自然体で 感じるまま に撮った 絵 は
私の心を映し出す鏡。

ひかり満ちて


風車のように


紫陽花の蝶


いまの私の気持ちは
こんな感じの 世界 にいるのでしょう (*^^*)

最期の美


暦の上での祝日が一日もなくて(笑)
雨ばかり降るイメージがあって
あまり好きではなかった6月。

それでも、
こうして 6月の1ヶ月間に撮った絵 を並べてみると
やさしい気持ちになれる景色がたくさんあって
なんだか 好きな月 になってしまいました。



【本日の一枚 〜 紫陽花色のファンタジー 〜 】



水無月の景色として、
6月に撮っていた私色の世界。
いかがでしたでしょうか?

期待に違わぬ いつもの世界 だったよ♪

なんて思ってくれる人がいるとすれば
それは嬉しい限りです (*^^*)


私の撮る 絵 は
万人から 評価されるものではない との自覚はあるのですが
評価する人や観てくれる人を意識するのではなく
自分自身が 好き と感じるままに撮ることを
大切にしたいと思っています。

独りよがりであってはいけないのでしょうが
常識に囚われたり 時流に迎合することで
私自身が薄まってしまったりなくなってしまわぬよう
感じたままを伝えたいと思うのです。

そんな考えを貫けるのは ここみんカラで
私の撮る絵を 好き と言ってくれる人がいるからで
そんな人たちの言葉を心の支えに勇気の源にして
少しずつ前に進めればと思っています。


この Blog を始めてから初めてとなる
1ヶ月間もの おやすみ をさせてもらったのは
仕事上の忙しさもさることながら 実は
仲間と一緒に開催する はじめての写真展 の準備に
忙しくしていたためでした。

写真展を開催しようと
プリントの世界に足を踏み入れてみると
そこには新たな世界が広がっていて
思わず たじろぎ 戸惑い、そして
写真の奥の深さに打ちのめされたのですが、
ここ みんカラ でもらった勇気を握りしめて
ようやく開催にまで漕ぎ着けました。


写真展は
成田空港の NRT ART GALLRELY にて
7月14日から8月2日までの間、

“大地の情景 -Hokkaido photography- ”

として 28作品 を展示いたします。

私の撮った 絵 も
大きいものから小さいもの、そして企画物まで
全部で 8作品 を展示いたします♪


成田空港の近くにお住いの方。
夏休みに成田空港を使われる方。

お時間が許すならば、
第1ターミナル 中央ビル 5階にある無料ギャラリーに
立ち寄ってみてくださいね。
✿*,(*´◕ω◕`*)+✿.*
Posted at 2016/06/30 22:22:09 | コメント(7) | トラックバック(0) | 撮影日記 | 日記
2016年05月31日 イイね!

旅の途中 -伯父さんへ-

旅の途中 -伯父さんへ-なんだか
遠い昔… のようにも思えますが…  (^_^;)

先週は
一週間のうちに 二度も 三重に行く という
イチ ニ サンの週となりました。
(なんのこっちゃ(笑))

もっとも、さすがの私?も
週に二度もクルマで三重まで往復することには
体力的な ためらい があり

“伊勢志摩サミットで伊勢湾岸道路が交通規制”

との情報を入手した二回目は
ものすごく素直に
新幹線のチケットを予約するのでした。


光と陰



すでに他界して17年になる 私の父 は
いわゆる 末っ子長男 で
そのため 私には四人もの伯母 がいます。

やさしき思い出


今回の二度に亘る三重訪問のうち
一度目の訪問は
上から二番目の伯母の五年祭に出席するため。
(神道は5年10年で回忌供養となります)

土曜日の朝からの法要だったので
金曜日に帰宅して少しだけ仮眠してから
Pirelliで三重に向かいます。



ということで♪

そんな時間に 静岡 を通過できるのならば… と
行ってみたかった 薩埵峠 に立ち寄ります♪

到着したのは午前4時前。
日の出の時間も ずいぶんと早くなってきました。

薩埵峠の夜明け


そこで
またもや カメラを落とした のですが (^_^;)
なんとか気持ちを立て直して
その場で初めてお会いした方に案内してもらいながら
難なく 撮影ポイント に辿り着きます♪

ありがたい話です。


肝心の 薩埵峠からの富士山 は
それなりの朝焼けのなか その御姿 を現してくれて
十分に美しいと感じられる情景 (^ ^)

私的薩埵峠夜景


私なりの 絵 も撮れた満足感を胸に
撮影のため集まってくる人の流れに逆らうように
夜が明け切る前に撤収するのでした。



その後は
東名から伊勢湾岸経由で三重に入り
親戚への挨拶廻りやお墓参りをしてから
法事に出席するという強行軍 (^^;

まだまだ 若い と思ったのは午前中までで
さすがに夕方を過ぎてくると クラクラ し始めて
早めにホテルで休むことにするのでした。



翌日の朝、
いつものように中央道経由で帰りながら
撮影活動の再開です。


陽だまりの滝



藤のツリー



向かったのは喬木村にある
九十九谷森林公園の “くりん草園” 。

ちょうど見頃との情報を得て
九輪草を見るために
中央道を途中で下りて見てきました。


くりん草園にて



その花は初めて見る花。

清流のあるところ


七階草という別名もある この花 は
長い茎の途中途中に花をつける
日本古来の種で

九輪のように


その花の色は
黄色に

黄を放つ



薄紅色に

緑に咲く



桃色に

目覚める時


とても 日本古来の色とは思えないような
そんな 鮮やかさ を放っていて
この世とあの世をつないでいるかのよう。


また、
この “くりん草園” には
たくさんの 生き物 たちが息づいていて

若きカエル


五月の風のなかで


どれも 命を謳歌している ように感じられて
たくさん撮りたくなってしまいます。


そんななか
とくに気に入ったのは ひらひら と舞う
黒い揚羽蝶♪

ひらひらと



ひかりのなかに



舞い降りる


知らぬ間に たくさんのシャッター を
切らされてしまうのでした(笑)


そのうちに 興味の対象 が
道端に無造作に植えられていた
マーガレットへ (*^^*)

私のなかで カチッ と
何かのスイッチが入る音が聞こえます (๑•̀ㅂ•́)و✧

気持ち解けて


彩の風


“なにもここで撮らなくてもいいんじゃないの?”

そう言われそうな被写体に夢中になるのは
完全に ゾーン に入ってしまった印(笑)

彩珠の指揮者


またもや 見てはいけない世界 まで
顔を出し始めるのでした♪



そんななか、
ある 報らせ が届いてしまいます。

それは
ひとつ年上の従兄の父親にして
つまりは私にとっての伯父さんの 訃報。

その伯父さんは
校長先生まで勤めて褒章を授与された人で
柔和で茶目っ気があり
いつも周りを和ませてくれる人。

忘れな草が揺れるその先で


そんな 伯父さん は
私の父と同じ病を患いながらも
従兄家族の手厚い介護を受けたあと
最後の時を
サナトリウムで過ごしていたのです。

穏やかな日常


だから、
少しだけ 覚悟 はしていたのですが、
まさか こんなにも早く
その日が来るとは…



月曜日が 友引 だったこともあって
通夜は火曜日の夜。
そして、葬儀と初七日法要が水曜日。

ちょうど
その葬儀の日に大切な会議が入っていて
さらに木曜日から出張の予定もあったことから
少しだけ 迷った のですが
会議は上司と部下に任せることにして
火曜日の午後から三重へと向かうことを決断します。


団欒の灯



通夜の時も 葬儀の時も
喪主という責任と役目に奔走している従兄を見ていると
17年前の自分を思い出します。

そして、
そんな従兄を 少し とはいえ助けることができたので
仕事を放り出してまでも
この日この場所に来ることを選択したのは
正しかったのだと ほっ とするのでした。


ひかりとともに



闘病というほどの 苦しみ もなく
齢85にして静かに旅立っていった伯父さん。

次の世代へ


私は従兄とともに
あなたや父が遺したものをしっかりと受け継ぎ
次の世代へとつないでいくことを誓います。

だから どうか そちらの世界で
伯母さんや私の父と楽しく過ごしながら
私たちのことを見守っていてください。

これまで本当にお世話になり、ありがとうございました。
安らかにお眠りください。




【本日の一枚 〜旅の途中で〜 】



私も気がつけば相応の歳となり
きちんと “家” というものを
引き継いでいかなくてはならないと思うようになってきました。

もちろん
そこで暮らしたことのある伯父や父とは異なり、
田舎の つきあい や しきたり を
そのまま引き継いでいくつもりはありません。

私は そこ で生活したこともなく
息子たちにしてみれば 思い出 すらない場所なので
それは無理というもの。

だから、真逆に感じられるかもしれませんが
私の代できちんと田舎との関係を清算することが
私の責任なんだと思っています。


でも… だからこそ
私が息子たちに 引き継いでいきたいもの があります。

それは
私の田舎の人たちが自然と身につけている
“人とのつながりを大切にする姿勢”
“それを全うする誠実さと責任感”
といったもの。

それは 今の自分を顧みると
大切にしなくてはいけないのに
ともすれば
後回しにしてしまいそうになるもの。


私は そういった 引き継ぐべきもの を
これからは 身を以て 息子たちに示していくため
自分を律していきたいと思います。

大切なのは、人と人とのつながり。

連綿と続く 血筋 のなかで
そういった 価値観 を引き継いでいくことは
父や伯父が歩んできた壮大な旅。

私も その旅 を途切れさせることなく
続けていきたいと思います。
Posted at 2016/05/31 21:21:21 | コメント(5) | トラックバック(0) | 私の考え | 日記
2016年05月24日 イイね!

小さな世界 -港の見える丘公園-

小さな世界 -港の見える丘公園-今回のBlogに載せた 絵 を撮ったのは
美瑛に出掛けた翌週末のこと。

奥様の手前…(^_^;)
出掛けない週末にしたわけですが、
本当のことを言えば
身体が 出掛けることを拒否した というのが
真実かもしれません。

歳は取りたくないものです。


ということで、
今回は散歩しながら ゆる撮り した絵を中心に
お送りいたします。


山手資料館にて



近くに住んではいても
港の見える丘公園を訪れたのは
久しぶり。

静咲


色溶けて


ここは
少し前まで造成工事がなされていて
完成したとき観にいったら
あまりにも無節操に花が植えられていて
少し がっかり していたのですが、

恥じらい


想い人


なるほど
それはバラが咲くまでの 場つなぎ だったようで
この週末に来てみたら
たくさんのバラが美しく咲いていました♪

正統派


もちろん、薔薇の他にも
ラベンダーが風に揺られながら匂っていて

ひとり離れて


誘われて


光と風に揺れて囁く


とっても 魅力的 ではあるのですが、
私が見たいのは
現実とは異なる別の世界。


それは、おそらくは
こんな 月のひかり に覚醒したものたちが

緋色月の夜に


一瞬だけ
見せてしまう本当の姿。


最初に見つけたのは
暗がりのなかに密やかに広がる
春の雪景色。

春の雪景色


光の月を右上に従え
見つけられてしまったことを隠すため
私を驚かせようと…

サンタクロースのアババババ


そんな彼を見つけた私は
彼の思惑とは 真逆の反応 を見せて
ファインダー越しに
彼の姿を追いかけてしまうのです (*^^*)

野に棲むものたち


ファインダーから目を離さずに
どんな角度で撮ってみても
どんな設定で撮ってみても
一度見つけた彼は そこ にいるのですが

春の雪


少しでも目を離すと
もう見つけられなくなるのは
不思議な真実。

スノードーム


やっぱり
そういう類の ものたち なんですね。



見あたらなくなってしまった彼を
しつこく探すほど
無粋ではない私は次を探します (*^^*)

そして、
期せずして見つけたのは、
とっても大好きな ニワゼキショウ の群生。

ひかりの野に咲く


ほんとうに 小さな花 なので
私の標準レンズである 100mm macro でないと
その世界の真実は見えてきません。

ついておいでよ


最初は、バブルボケがキレイに思えて
それを撮ること自体に
夢中になっていた私なのですが、

光珠


緑珠


そのうち いつものように
別の世界へと
誘われてしまいます。

おんぶの先生


あのね なあに


この辺りまでならば
こじつけ…
と言えなくもないのですが…

通せんぼ


わ〜い わ〜い


ここまで来ると
やはり これは別世界の情景 だと
確信するのです。

これをあなたへ




少し前のこと。

こういう世界が
まったく見えなくなってしまいました。

いま思えば
それは 見たい 撮りたい という気持ちが
強すぎたのかもしれません。

大切な一粒種


その場所から感じる 美しい を
素直に受け入れていればこそ微笑んでくれるのでしょうね。

草はら


そんな私の小さな世界。

私の撮影活動のなかでは
このスタイルは とても大切なもの で
時々はこうした撮影をしないと
自分を見失いそうになります。

元気になあれ


確かに
美しい場所 での撮影は 心ときめく ものがありますが、
私のカメラワークの原点は
こういう撮影なのかもしれません。



【本日の一枚 〜やさしさを紡いで〜 】



この Blog の絵を撮影した週末は
錦織選手のジョコビッチ選手との試合が行われ
試合は惜しくも負けてしまったのですが
3時間睡眠で観戦しました (^_^;)

なので
とっても寝不足だったのですが
興奮していた私は二度寝する気になれず
そのまま散歩に出掛けたのでした。

だからこそ
こんな情景に 出会えた のかもしれませんね (*^^*)


いつの日か
誰もが 美しい と感じる場所で
私にしか撮れない世界を紡げられるように
私の世界を深めていきたいと思います。
Posted at 2016/05/24 23:01:10 | コメント(7) | トラックバック(0) | 撮影日記 | 日記

プロフィール

横浜に住む niinii ( にーにー ) です♪ GTI Pirelli に乗っている時には、とてもお世話になりました。 今は Instagram 中...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

愛車一覧

ミニ MINI ミニ MINI
MINIに乗り換えて1年が経過しました。
スズキ エスクード スズキ エスクード
結婚して仙台に転勤となったため,「雪国で奥様も使える4WD」というコンセプトで探したクル ...
スバル レガシィツーリングワゴン スバル レガシィツーリングワゴン
2000.12~2009.7 に所有 2人目の子供が生まれたので,「4枚ドアがあること」 ...
フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック) フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック)
フォルクスワーゲン ゴルフ 5 GTI Pirelli に乗っていました。 エンジンフィ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation