
秋の京都。
一度 その美しさ を知ってしまうと
心の奥底で湧いてくる “行きたい” という衝動を
抑えきれなくなるようで… (*^-^*)
今年も行ってきました。
秋の京都へ。
とはいえ、今回も合間の時間(笑)
仕事が始まる前の早朝と
仕事を終えた夕方の時間。
秋の京都の
ほんの 一片 でも感じられれば…と
僅かな時間を楽しんできました♪
雨の記憶
前回の Blog と同様、
撮影のためのお出掛けではないので天気は選べず
今回の天気も雨(笑)
それでも
早朝の時間には
雲間から 薄い陽射し が見られるような天気で
たまたまホテルから近かった こちら へ
朝飯前(笑)に行ってみました。
早朝の千本鳥居
思った以上に 美しい世界 にワクワクするも
思った以上に 光が足りない くもり空。
ISOを高めに設定するか
手ぶれを気合いで克服するか
迷った挙句に
この際だから… と
積極的にぶらしてみます(笑)
お稲荷さまの通り道
これはこれで
なんだか お稲荷様がお通りになられる道 に
相応しい感じがして 好き なのですが、
それでも、これだけしか撮れないと
なんだか 負けたような気持ち になるので
秘技 地面直置き撮影 を
ふたり道
繰り出すのでした(笑)
そして、夕方。
朝方 一旦止んでいた雨も
昼過ぎから 本降り となってしまいます。
“このまま新幹線に乗って帰ろうか…”
ゆる撮り が基本の私ですから
そう思うのは当然 で… (^^;
そんななか
そんな気持ちに 待った をかけてくれたのは
外国の方が持っていた雑誌の写真。
その写真の 美しい情景 に
にわかに心動いて、
“ここに行きたい”
と思ってしまうが最後。
無意識に そこへ と向かうのです♪
根が単純…というか…
欲望に正直というか…
雨庭へ
それでも
その判断は 正しかった と
あとで知るのでした。
その場所は
南禅寺にある開山塔である
天授庵。
枯山水の庭園と
それを臨む和窓の妙♪
見たかった情景
窓の外には
緻密に計算されているのか
紅と黄色と緑の楓。
奏
それらが合わさって
紅葉という音色を奏でているように
感じるのです♪
庭に出てみると
そこには縁側に似た板の間があって
みんな その場所 に座って
庭を眺めています。
雨の星
その情景は
家屋の中から眺める 雅やかな世界 とは
少し違う雨の匂いを濃く感じる
野趣あふれる世界。
雨に匂い立つ
どちらも
ここ 天授庵 の魅力なのでしょう。
どちらがいいか… なんて
甲乙つけること自体が
無意味に感じるのでした。
容赦なく降り続く雨と
靴のなかに進入してくる水に
信じられないくらいの数の観光バス… (^_^;)
そんな ネガティヴ要素 を
軽く凌駕 する情景。
ここでも私なりの表現で
私の好きな 彩の世界 を探します♪
影絵紅葉
雨が降っていても
少しも色褪せることのない…
虹色に乗って
いや…
雨が降っているからこそ
この世のものとも あの世のものとも
判別のつかない 幽玄な世界 が
雨のひかり
目の前に現れてくれました♪
とっても
いい時間を過ごせたと思います。
現代小町
この日は雨。
私と同じように 天気を選べない のは
外国からのお客さまも同じ (^_^;)
そんな外国からの お客さま とは
何故かよく目が合います。
雨のなか 妙な連帯感 を感じながら
譲り合って 微笑みあって 挨拶を交わした時間は
日本ならではの 美しい情景の一部 として
彼らの記憶のなかに残るかな♪
残るといいな♪
【本日の一枚 〜雨の逢瀬〜 】
南禅寺には
中学校の修学旅行で訪れている私。
そのときの記憶にあるのは
立派な山門と美味しい湯豆腐(笑)
その当時、
こんなにも 美しく 落ち着ける 場所に
立ち入ったかどうかすら
覚えていません。
大人になったからこそ
研ぎ澄まされる感性というのも
あるのでしょう。
あの頃の自分に
これだけの 情景 を感じる力があったとは思えないので、
私はまだまだ 成長している のだと思います。
伸び代がある…
ということは嬉しいことですね。
今年の秋は
なんだか 雨が多い という印象を受けます。
秋といえば 秋晴れの青い空♪
傾く陽射しに輝く紅葉♪
そんなイメージが私の中にあるのですが
今年の 秋の情景 は雨紅葉。
そんな記憶になっていくことでしょう。
Posted at 2015/11/19 23:55:49 | |
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