
ひまわりの咲く場所まで走りたい。
誰に誘われた訳でもないのに
そんなふうに自然と湧き出てきた 自分の気持ち に
自分自身でも少しだけ驚いたのですが、
私も伊達に みんカラ族 ではない
ということでしょう(笑)
長い間、ドライブに行ってなかったので
ついに 走りにいきたい症候群 に襲われたようです (^_^;)
千手ひまわり
ということで、
休日出勤や予定が立て込んでいた週末ではあったのですが、
僅かな時間を捻出して
山中湖 花の都公園 を中心とした富士山麓に出掛けてきました。
※ この物語は8月最初の週末のお話です(笑)
到着は朝の7時を 少し 回ったところ。
ひまわりを従えて
雲ひとつない青空に夏富士。
順光で見る ひまわり は
太陽を全身で受け止めようと
大きく手を広げていて
太陽を受け止めろ
ひまわりの光
それに誘われるかのように
ちいさな命たちも吸い寄せられていました。
サンフラワーに導かれ
着陸の少し前
ひまわりの花びらは浄化の炎。
サンフラワーフレーム
その炎に焼かれると
命は さらなる力 を貰えるようで
彼はその後 ぶんぶん と音を立てながら
飛び回っていました。
花炎のなかで
そうかと思えば、
仕立ての良いシーツにくるまれているかのように
のんびり うとうと していたり
包まれて
生まれたての ひまわり の
漲る生命力に刺激されたのか
光珠立ち昇る
ほとばしる
瑞々しい 天上への道 を
上へ上へと駆けのぼっていたり
天へ
そんな光景をファインダーを通して見ていると
なんだか私も元気になってきます。
こんな私も
ひまわりに吸い寄せられた ひとつの命 なのでしょうね(笑)
そんな世界に浸ってばかりいると
命の力にあてられたのか少しだけ疲れてきて
ふと振り返ってみれば
太陽に向かって咲くひまわりの後ろ姿。
横一線
こうして遠目から冷静に
撮りたいと思っていたものを見られるようになると
撮影のための時間は 終わり です。
ただ、この場所には
魅力的な被写体が次から次へと現れる場所で
次に目についたのは一面の百日草。
彩海に浮かぶ富士
黄色やピンク色もあって
黄色
花冠
イエロースター
その色は
少しばかり アジア を感じさせる派手な彩。
彩の夏
普段ならば、
撮影したいと思うことのない彩ですが、
それでも今は夏。
こうした色 も
容易に 受け入れること ができるのでした。
深呼吸
今日はここまで。
そう思って
有料駐車場に停めた Pirelli に戻ろうと
歩いていると
秋への小径
遠くに見える
オレンジ色が誘ってきます(笑)
導かれるように辿りついた その場所 は
キバナコスモス咲く場所。
花畑の向こう側
雲が出始めて
富士山も薄く霞んできたものの
そこはそれ♪
大好きな 秋桜 の仲間のキバナコスモスですから
すぐに夢中になってしまいます。
空高く
ひとくちに キバナコスモス と言っても
その色は 微妙に異なっていて
黄色い子
オレンジの子
たくさんの表情を見つけては
風に揺れて舞う ロンド を
長い時間、目で追ってしまうのでした。
ロンド
揺れ想う
しばらくすると、そんな 彩海 のなかに
ただ一輪の 秋桜 を見つけます。
その一輪は
色とりどりのキバナコスモスの海のなかで
漂うように
ひとり漂う
指揮するように
彩の指揮者
輝いていて、
ふたつの彩の出会いは夏から秋への
引き継ぎを予感させるもの。
夏を見つめて
秋の王女さま
そんなことを思っていたら
秋桜だけが咲いている場所があって
その部分にだけ
秋の気配が充満しているのでした。
野に
凛と咲く
ひかり貯めて
珠となりて
虚と実と
くるりんぱ
この おまけ のような時間は
まさに 至福の時間 (*^^*)
なかなかに離れがたかったものの
陽射しは容赦のない真夏の それ でしたから
あまりに集中していると
意識が遠くなってしまいそう(笑)
キリのいいところで
最後に秋桜に見送られて
大きな手のバイバイ
ようやくこの場所を後にするのでした。
こんな感じに 僅かな時間 の大半を
この場所で過ごした私。
時間配分もなにもあったものではない… (^_^;)
結局は 富士山麓といっても
山中湖近くにある花の都公園以外では
いつものパン屋さん と こんな場所 に立ち寄るのが
精いっぱい (*^^*)
特等席
この木陰は 涼やかな風が吹いていて
少しばかり うとうと したかったのですが
夕方からの予定があったので
そそくさと Pirelli を横浜に向けるのでした。
【本日の一枚 〜夏色ドロップス〜 】
久しぶりの撮影のための
ドライブ♪
それはそれは楽しくて
朝5時前に自然と目が覚めてしまいましたし
撮影している時は時間感覚がないくらいに
集中していました。
こんな風にして過ごす時間は、私にとって
最高のリラクゼーションのようです。
仕事の方が山場で
お盆休み… なんてものとは無縁な状態に置かれている私ですが、
少しずつ時間を見つけては
撮影のための 遠出 を再開したいと思っています。
Posted at 2016/08/16 22:37:02 | |
トラックバック(0) |
撮影日記 | 日記