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2014年02月13日 イイね!

ディーゼルはいい。角目のベンツもいい

ディーゼルはいい。角目のベンツもいいアルピナB10に首ったけの日々ですが。
もうひとつの名車を紹介します。

実用車として購入したメルセデスコードネームW201こと190D 2.5turboです。
これが、今まで乗った数々の中でも最高ランクのお気に入りとなっています。

どこがいいといえば、まず、ディーゼルエンジン。これは目からウロコものです。
まず、燃費がいい。街乗りで10km/L以下はまずならない。高速で15km/L以上、この間はなんと17km/Lを記録しました。2.5リットルのATでは相当いいですよね。軽油に安さもあってお財布が助かっています。
これは、ディーゼルエンジンの優れた効率の賜物です。ガソリンエンジンに比べて30%効率がよいので、同じ排気量なら軽油の安さと合わせて半分の油代ですみます。
パワーもターボにより、125hpでトルクは23.5kgあり、車重が1350kgなので十分な性能です。

それから、ほとんど故障しません。ガソリンエンジンでは、スパークプラグでガソリンに点火しないといけないのですが、ディーゼルエンジンでは圧縮による自然発火なので厄介な点火系がありません。それに、空気とガソリンを混合するのに微妙な調整が必要でこのコントロールに高度な制御系がいります。
ディーゼルエンジン、特にこの頃は、軽油を噴射するるだけなので機械(燃料ポンプ)が割と単純です。
だから、故障はめったに起きないと自信を持って言えます。

古い車が好きで、なるべく故障に悩まされたくない、そして、燃料代も節約したい人にはピッタリだと思います。


さて、今度はW201そのもの、素晴らしさを紹介します。
メルセデスはかつて、車には考える最善のものしか採用しないといった極端にコストがかかった車作りをしていた時代がありました。車好きの方は聞かれたことがあると思いますが、いわゆる、「善か無か」の時代です。
その頃メルセデスは、Sクラス、ミディアム(現Eクラス)の中型車しか作ってなく、小型車を作る(コストダウンする)ノウハウがありませんでした。なので、中型車を基本に、その部品を流用しサイズを収縮した小型車を開発しました。それが、W201、現Cクラスです。

先づはボディーです。その当時は、本格的なボディーの強度をシュミレーションするコンピュータもなく、強度の限界設計なども十分でないため、メルセデスが目指す完全なボディーを得るためには、過大な強度を持たせざるを得なかったとようです。それに加え、耐久性の基準も高かったので、余裕のありすぎる金庫のような高い剛性のあるボディーになりました。
後部ドアのドスッという締まり具合は今の車には無いでしょう。現在の車は限界設計に基づく軽量化であの音は再現出来ないと思います。
Sクラスの縮小版なので、同じ材料であれば小さな箱の方が強度が高い理屈から、名車W124(Eクラス)よりも剛性は高いといわれています。自分も両方乗ってみましたが、190の方が分があると思います。

ベンツは永遠に機能するのが車だとおもったのか、それに見合う作り込みは、尋常でありません。サスペンションのアーム、そのカバー、エンジンやシャーシのアンダーカバーなど、無駄なくらい立派です。ドア内張の分厚いパッド、スプリング多用した多層構造のシート(現在のシートは単層ウレタン)などなど、作業を頼んだカーステ業者さんがこんだけしっかり作ってあれば音がいいはずと脱帽するほどです。
車を知った人には、あれも、これも、呆れるほどしっかり作れていることの発見があるでしょう。それが楽しいです。

そんなかんだで実用上せいぜい30万キロ持てばいい車に本気で100万キロ持つように作られたようです。今ではあり得ないほどの過剰品質です。

メカニズムはでいえば、現在の車の主流になるマルチリンクを最初に採用しています。基本設計は今だに変わってないそうです。このサスペンションは30年前に設計されたのですが、現在のものと味付けは多少変わっても性能はあまり変わっていません。というか基本設計が同じなので劇的に変わるはずがあり得ません。今乗っても遜色がないのはうなずけます。これだけで、どんだけ本気で開発し、どんだけ優れたものか分かるとおもいます。

それから、最後の利点ですが、純粋な機械製品であること。この頃のメルセデスは、故障の原因となりうる電子制御は避けてなるべく機械による制御をしていました。なので、BMWでは電子制御が当たり前ATも純粋な機械式であり、燃料噴射装置も半機械式でした。この車はディーゼルなのでただの機械ポンプですが。
今の車は、コンピュータ化してるので、ほとんどの故障はコンピュータ診断をしないと判明しません。耐久性では繊細なチップの塊がそんなに持つように思えませし、コンピュータの心臓部なんぞ、数年で性能が半減します。例えば、5年前は使われていたWindowsXPを今じゃわざわざ使う人がいないですよね。そんな電子部品で構成されたのが今の車なんです。

そんなわけで、確かに、新しいメルセデス車に乗ると随分良くなったと感じますが、5年後はどうか、20年後はどうかと考えると今のW201ほどの魅力はまず望めないと考えてしまいます。 急速に劣化するのだと思います。

W201やW124などの角目ベンツと呼ばれる過剰品質のメルセデスは、20年経った今でも、あり得ない質感を保っています。全くすごいと感心します。多分30年後も凛としてると思います。

もう一つ良さを思い出しました。機能性です。それはコンパクトで見切りのいいボディー(運転席からボディーの端が見えます)とちょっと上から視界が開けるコマンドポジションによる運転のしやすさです。今のメルセデスは失われています。
ハンドリングも、そのコンパクトなボディーからヒョイヒョイと反応してスポーティーな感じがします。BMWから乗りかえても唯一許せるメルセデスだと自分は認めました。

このようにディーゼルによる高燃費、故障の少なさ、高いボディー剛性、劣化しないハードウェア、運転し易さ、安い価格などなど。
W201 190Dターボは最強な実用車と思ってます。これに変われるだけの価値のある車は自分には見つけれません。

みなさんにオススメできるW201ディーゼルですが、残念ながらターボはまずありません。ただのディーゼルであれば多少ありますが、あまりに遅いです。
そうするとオススメ出来るのはW124の3.0Dターボです。これは、直列6気筒完全バランスエンジンを搭載した日本でも比較的よく売れたモデルです。150hp、27.5kgで確か0-400m 17.5秒、最高速200kmだったと思います。ベンツのディーゼルは性能がぜんぜん違います。5気筒でもすごいので6気筒なら間違いないと思います。
探せばまだありますので、見つけたら買いですね。
いっておかないといけないことがありました。都心や京阪神などのディーゼル規制地域では乗れませんので。


BMW好きな自分にとって、メルセデスベンツは、押し出しが強く苦手で避けたい車でした。
しかし、古いベンツにはそういったオーラが薄くなって、ただの高品質な車となり、気兼ねなく乗れます。
いいものは、いいです、ベンツが苦手な人もぜひ体験してその世界を知って欲しいです。

長々とお付き合いいただきありがとうございます。
Posted at 2014/02/13 17:38:29 | コメント(7) | トラックバック(0) | 190D | クルマ
2013年03月11日 イイね!

事故! 当たられ損?

かなり気に入って、10年度の乗ろうと、レストアに近い整備をした小ベンツ190Dtがあろうことか一時停止無視、左右も前方も確認せず交差点に進入した軽ボックス車に横っ腹をぶつけれれて、大破してしまった。
過失割合は0:10でもいいぐらいだが、1:9である。
この後からが大変なことになってしまった。損傷は激しく、右側面、前後輪の間が潰れ、そのショックでミッションのシフトリンケージが押され、シフトが入りづらくなり、直接当たってないのにクーラントがザザ漏れ、最悪なのは、フロントサスアームの付け根のフレームが押し出されて変形してしまった。いわゆるシャーシが逝ったということ。
修理の見積もり最低でも130万円ということだが、相手の保険は修理見積もり54万円!ありえん。
というのも小ベンツが登録から21年なので、査定額が相当低いらしい。それは分かるが、かなり整備したので、車両保険を市場価格を参考に80万円にして入った。実際には190Dtは乗り出し100万円はする。
シャーシが逝ったので、修理して乗る気はしないのだが、せめて同程度の車を買い戻して欲しい。
そして、整備に車体の何倍もかけたので、それに近い整備はしたい。
現実は、整備の価値はほぼ無いということだが、何とも納得ができない。50万円そこそこを貰って何ができる。
廃車に近い程度の中古で泣き寝入りするのですか?

車好きには、このこだわりの整備の価値が分かるとおもいます。車を十分に整備をし大切にすることは何の価値も無い?自己満足だから自己責任?
人の大事な財産を自分の不注意で壊しておいて、保険の査定額はここまでだから仕方が無いと言われても到底納得がいきません。

ちなみに、整備項目です。
足回り 左右Fアームボールジョイント交換
足回り 左右Fタイロットエンドブーツ交換
足回り 左右Fベアリング調整
足回り サイドスリップ調整
足回り Fブレーキパッド交換
足回り Fブレーキパッドセンサー
足回り Fショック&Rショック交換
足回り Fショック
足回り Fアッパーマウント
足回り Fリペアキット
足回り Rショック
足回り サイドスリップ調整
足回り ステアリングダンパー交換
エンジン系 マフラー穴あき修理(防塵処理)
エンジン系 左右エンジンマウント交換
エンジン系 ラジエターアッパーホース交換
エンジン系 クーラント補充・エア抜き
エンジン系 エンジンルームクリーン
空調系 AC風量スイッチ交換
空調系 レシーバータンク&コンデンサーファン圧力スイッチ交換
空調系 コンプレッサーマグネットクラッチ圧力スイッチ付け替え
空調系 レシーバータンク
空調系 シールリングA
空調系 シールリングB
空調系 コンデンサーファン圧力スイッチ
空調系 真空引き・ガスチャージ
空調系 エアコンガス
空調系 エアコンパネル照明バルブ交換
空調系 AC温度ルーバー脱着、加工、修正
空調系 ACパネル照明交換
空調系 AC内外気切り替えスイッチ接点、配線加工、修理
空調系 運転席側AC温度調整、ミクスチャー修理
電気系 ハザード修理
電気系 ヘッドライト配線ターミナル修理、光軸調整
電気系 トランクルームランプ修理
電気系 アンテナ通電点検修理
内装系 ダッシュスピーカー交換
内装系 オーディオCDユニット
内装系 サブウーファー
内装系 スピーカー
内装系 SPケーブル
内装系 IDINキット
内装系 取付工賃、配線、加工、バッフル作成
内装系 ステアリング革巻き補修
ミッション系 ATFオイル&フィルター交換
ミッション系 ATFオイル
ミッション系 ATFフィルター
ミッション系 オイルパンガスケット
ミッション系 シールリング
ミッション系 プロペラシャフトセンターブッシュ&ベアリング交換
ミッション系 プロペラシャフトセンターブッシュ
ミッション系 ベアリング


これ以外に10月に自分の不注意で起こした修理に60万円かけています。
在りし日の小ベンツこれが最後のオフ会になろうとは
Posted at 2013/04/07 20:32:06 | コメント(3) | トラックバック(0) | 190D | クルマ
2012年11月24日 イイね!

復活

復活事故から約2ヶ月。
待ちに待った納車になりました。
壊れた右フロントサスペンションの修復はもとより、左フロントもバラしてOH。
タイヤは重心偏りの無い真円のもの2本新品、バランスも重心をホイールの中心にセット。
アライメントは何度も車を試走しながらセット。(普通そこまでしないらしいが)
主治医の車屋さん曰く、「シャーシは、シャーシ屋、タイヤはタイヤ屋」「ベンツ、BMWの指定店のプライドで仕上げました。」ということで、全く違和感なく、むしろ、以前よりよくなった?のではという仕上がりとなりました。

完璧な修理をお願いしていましたが、修理屋さんの意地と技術をみせられたような気がします。
元ヤナセメカニックの社長さんの監修と元より良くなって欲しいとのわがままを聴いてくださったスタッフのみなさんありがとうございました。
これで、日本一程度のいい190Dターボに近づいた気がします。

おまけとして、メルセデスベンツの10万キロの表彰バッチの写真もあげときます。
Posted at 2012/11/24 01:25:33 | コメント(3) | トラックバック(0) | 190D | クルマ
2011年08月13日 イイね!

納車v(^O^)v♭♪

8月11日 一ヶ月以上待ってやっと納車です。


その名は、190D





2.5 TURBO








新しい相棒です。愛媛出身です。これから末永くよろしくお願いします。

今日は、慣らし運転のため高速、市街地をたっぷり走りました。

明日は神社に行ってお払いです。

走った印象ですが、期待が大きすぎたのか。なんとも「普通」だなと感じました。

しかし、ずっと走っていると、ダルなステア、もっさりした足、メリハリのないトルク感、重いアクセルが融合してごく「自然」でなんとも「いい加減」が心地良く感じるようになりました。

そして高速で、路面を滑るように走るにいたってこれはただものでないことがわかりました。

低速でのごつごつした乗り心地はクラシカルですが、スピードが上がっていくほどしなやかになる足はアルピナに劣らないもの。現代の基準でもたいしたものです。軽自動車の中古ほどの価格でそれ以上のものです。20年と距離を走っているので、ダンパーは減ったっているはずなので、たいしたものです。

ベンツなんて、なんの特徴もなく、どこが良いのかわからないとずっと思ってましたが、じっくり走ってみて良さが少しはわかった気がします。

初ディーゼルですが、これは異次元です。おもったよりパワー感がないですが、エンジンの回り方、振動は並のガソリン車以上です。今はやりの直噴、高圧インジェクターではないですが、しっかり燃焼している感じがします。はじめてBMWの直6に乗って感動したときのようにメルセデスのディーゼルにも同じような衝撃を感じています。

写真はこちら フェンダーのスリットが誇らしいです。
Posted at 2011/08/13 23:43:30 | コメント(2) | トラックバック(0) | 190D | クルマ
2011年07月24日 イイね!

来ました\(^0^)/

注文してから2週間ついに現物がきました。実車を確認せずに買ったのでどきどきものでしたが、想像以上に状態がよかったです。20年前の大古車ですが、クリア塗装もモールも綺麗です。ゴム類も劣化が少なくたぶんガレージ保管だったのかと思うくらいです。
一番驚いたのは、ボンネット裏のインシュレーターも傷んでなく(換えたかもですが)、エンジンルームがとても20年前と思えないくらい綺麗だったことです。もちろん機関は良好、ネックの燃料噴射装置も燃料にじみもなく状態はいいそうです。ヘッドライトも綺麗で遠くから見るとひときわ輝いて見えます。内装もところどころ痛みはありますが、とても綺麗です。BMWなら擦り切れるシートの革も擦り切れてません。

エンブレムにはターボの文字。この2.5ターボディーゼルは本国では無くアメリカと日本向けに2万数千台が製造されたそうです。この内日本には何台輸入されたのだろうか?





車嫌いの奥様も少し上機嫌(あきれた??)。運転し易いのでぜひ運転して欲しいです。

20年もワンオナーのもと大切に乗られたことがわかるこの車。ブリッツのスタッフ曰く「愛された車」。
次のオーナーとして大切に乗らないといけないと身が引き締まる思いです。

最高の下駄代わりと思って購入しましたが、丈夫な革のブーツだったのはうれしい誤算です。

エンスー車になるよう末永く使っていきたいです。


実車はこんな感じです
Posted at 2011/07/24 01:04:33 | コメント(3) | トラックバック(0) | 190D | クルマ

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「最高のファミリカー&スポーツカー http://cvw.jp/b/142315/47536462/
何シテル?   02/17 11:39
ずっと車馬鹿でしたが、卒業しそうです。 もし自分が車会社を作るならこんな車になります。 それはアルピナ。 ほぼ、理想の車です。 これ...
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