以前、台湾で開催された『台日精密装置・部品商談会』へ
参加した際、同じ日本から参加した、企業の経営者の方から、
今でも、メルマガが届く。
(Thank You さかちゃん・・・)
今日は、心に響いた文章を、少しだけご紹介・・・
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とある、ハンバーガーショップに入った時の話。
その日は結構混んでいて、3つのレジに列が出来ていた。
私は、前から3番目に並んでいた。
バイトの女の子が「店内でお召し上がりですか?お持ち帰りですか?」と
お客さんに聞いている。
どの、ハンバーガーショップでも見られる光景である。
何を食べようかと考えていると、ふと前の方が騒がしい事に気が付いた。
1番前の男性が怒鳴り声になったからだ。
どうも、注文した商品の1つを入れ忘れた様だ。
男性は「何しとんねん。トロイんじゃ、お前。もうエエわ」と
怒りをあらわにし、店を出て行った。
その後ろ姿に向って、バイトの子は「申し訳ありませんでした。
すみませんでした。」と 何度も頭を下げていた。
一瞬にして店内の空気がとげとげしくなった。
2番目に並んでいたのは70歳ぐらいのおじいちゃんだった。
バイトの子は今にも泣きそうな顔だったが、無理やり作った笑顔で
「いらっしゃいませ こちらでお召し上がりですか?」と、
何事もなかった様に接客した。
おじいちゃんは静かな声で言った。
「お姉ちゃん、エラいなぁ。
世の中にはさっきみたいに、自分の思い通りにならんかったら怒鳴り
散らす人がいる。あんな人もなんか急いどったんやろう。
あんな事 言われた 、あんたの心はズタズタのはずや。
にもかかわらず、次に並んどる私に笑顔で接して くれた。
私にはあんたぐらいの孫がおる。あんたの笑顔で孫を思い出した。
これから孫に連絡を取ろうと思う。いや、ありがとう。コーヒーを一杯」
その言葉を聞いた途端、堰を切った様に、バイトの子の目から涙が溢れ出した。
ワンワン声を上げて泣き出した。しばらく涙が止まらなかった。
横のレジに並んでいた中年の女性が声を掛けた。
「あんた、本当にいい仕事してるわよ」
とげとげしかった店の雰囲気が、一瞬にして和らいだ。
言葉なんだなぁと思った。
何の関係もない間柄でも、たった一言で、一生忘れられない人になる。
言葉には、言語としてだけではない、何かすごい力があるのだと思う。
そんな言葉を発する人になりたい。
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この文章を読んで、自分の言葉を見つめ直す、良い機会になりました。
きっと、あなたの言葉にも、誰かの心を動かす”チカラ”があるはず・・・
Posted at 2012/02/22 21:17:20 | |
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