シトロエンC4のコンプレッサーチェック
友人のシトロエンC4のエアサス用コンプレッサーが壊れた・・・部品交換で事なきを得たんだけど、原因究明のため分解してみます！
まずはとにかくねじを緩めてっと・・・全く緩みません(~_~;)
1本だけなんとか外しましたが、ねじロック剤がっつり塗ってあります。
ラチェットで外そうとトルクス（ヘクスローブ）の3/8ソケットを買いにホムセンへ・・・売ってません（田舎だなぁｗ
結局いつもの工場へ行ってメカさんから借りてきました。
っで、なんとか分解しましが、ここからどういう風にチェックしていくか方針を立てないと！
1.先ずは空気の流路を追って、汚れや錆などをクリーニング→グリスアップして組み直し→12Vを流してみる
2.コンプレッサー本体をばらして嵌合、ブラシ、軸持ち等のチェック→問題が無ければ（見つからなければ）オイルを塗って組み直し→12Vを流してチェック！
3.コンプレッサーECU（制御基板）を開けて基盤焼け、コンデンサー及びダイオードパンク等チェック→組み直して12V流す
これでわからなければ、おいらのちっぽけな脳ミソでは限界(≧▽≦)
まぁ、こんな感じでやってみようと思います。
・・・っで、1.からスタート(^O^)／
最初は空気を圧縮するシリンダー部分からだけど、ここは外気を圧縮するので水分たっぷりの空間になっちゃうので、予想通り錆とグリスが混じって凄いことになってた！
パークリ、CRCでクリーニングからのシリコングリスでグリスアップして蓋をしました
。圧縮された空気をバルーンに送る流路側も結構凄かった！
圧縮された空気をバルーンに送り込む前に水分とゴミなどを除去する為に濾過槽通しますが、ここもばらして掃除!!!
そして組み直しました。
今回使った工具類はこれだけ・・・どこの家庭にもある普通の工具だけです(^O^)／
う～ん、ここまでのチェックでは汚れてはいたけど壊れていたカンジはなかった！
次は12Vかけて動作確認ですが、その前に端子とバッテリーを繋ぐケーブル作成しないとです！
カプラーが深いので、何か良い方法を探りますデス(-。-)y-゜゜゜
12V流すのにどうやってカプラーにケーブルを繋ごうか？・・・パーツケースや工具箱を漁って色々試した挙句、平ギボシを更に横に拡大加工！
抜けないようにはんだで固定しました。
あとはバッテリーを室内に持ち込んで確認することになるのですが、生憎外はザーザー降り(~_~;)
バッテリー予備は地下倉庫なので取りに行けない・・・
晴れないと次に進めないなぁ～!!!
バッテリーの充電が終わったのでテストしましたがダメでした！
1.の「空気の流路を追って、汚れや錆などをクリーニング→グリスアップして組み直し→12Vを流してみる」は終了・・・
次はコレ↓
2.コンプレッサー本体をばらして嵌合、ブラシ、軸持ち等のチェック→問題が無ければ（見つからなければ）オイルを塗って組み直し→12Vを流してチェック！
組んだコンプレッサーユニットを再度全バラにします。
そしてコンプレッサー単体で通電テスト・・・その前に再びコードを作る羽目にｗ
しかしこちらもダメ(~_~;)
まぁこの時点でコンプレッサー本体の故障である事は判明しました・・・基盤も壊れてるかもしれないけどね！
ちょっと苦労しましたが、コンプレッサー分解しました。
筐体からモーターユニット引き抜いた時点で阿鼻叫喚・・・グリスと汚れと水分と錆・・・ほかにもあるかもしれないけど、とにかくカオスな世界がここに(@_@)
モーターユニットって非常に大きな磁力があるので簡単に引き抜けないんですけど、これは磁力を全く感じませんでした！
磁石側も接点側も完全にカオスな物質でコーティングされちゃってました!!!
結局パークリと灯油で洗ってからセスキソーダ→中性洗剤とフルコースで洗いました！
洗浄後チェックするとブラシが稼働しません（引っ込んだまま）
結構苦労してブラシユニットを外し固まった汚れを除去後防錆の為にCRC→可動部保護のためシリコングリスを塗布して組付けました。
組み付け前に接点も磨いて接点復活剤塗布！
最後にコンプレッサーユニット組み直して可動テスト！
ちゃんと動いたので今回は基盤チェックはしませんでした。
総括：今回壊れた原因はコンプレッサー本体と空気圧縮室間のシール不良により、汚れを含んだ水分の混入。
そしてその水分が内部にサビをよび、汚れ+水分+錆＋グリスなんかをモーターの力でかき回して、とても凄いコーティング剤を生成→更にモーター回すことによって内部全体をこいつでコーティングしてしまったことですね！
まぁ、この構造ならこうなるな！って感じでした。
トータルで7~8時間弄くり倒しましたが、経験値が１上がったけど、今後使う予定ない経験値だと思います(≧▽≦)
Posted at 2021/09/11 16:31:30 | |
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