ETCビルトイン加工
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
純正オプションのビルトインタイプETCはステアリングコラム下付近のインパネに装着できるようになっている。
この場所に前車サンバーで使っていたパナソニックのETCユニットCY-ET908KDを移設する。
このETCユニットは楽ナビLiteとは連動できないのだが、非常に小型で、このサイズならばサンバーの小物入れにビルトイン可能だったので、連動より装着時のすっきりを優先して購入したものである。
ビルトイン部分は写真のように購入時はメクラ蓋がされているので、ETCユニットを設置する場合はカッターなどで蓋を切り落とす必要がある。
さっそく蓋は切り取ってETCユニットをあてがったところ、ユニットの小ささゆえに隙間が結構気になってしまった。
綺麗にビルトインするには化粧パネルを作る必要を感じた。
2
さて次に、ETCユニットをどのように固定するか考える。
インパネ裏側の形状を観察するとどうやらビルトインタイプのユニットは2本のタッピングビスで固定するようになっているのではないかと思われる。
そこでこのビス穴を利用してETCユニットの取付ステーを作ることにした。
寸法的にはそれほどシビアなものではないので、ノギスで必要な寸法をざっと測り、薄板を曲げて作れる単純な形状のステーを設計する。
3
本当は0.8~1mm厚ぐらいの鋼板で作りたかったのだが、手持ちの材料で1mm厚アルミ板しかなかったので、これを使ってステーを作ることにした。
加工は長方形にカットして、穴あけ&曲げで作ったもの。
強度が心配であったが曲げ加工によって多少の剛性アップになったのでたぶん問題なく使用できそうだ。
装着の自由度を確保するためビス穴はわざと大きめにあけておく。こうすることで化粧パネルの位置に合うように上下左右の微調整ができるようになった。
4
ETCユニットとステーの関係はこんな感じで装着される
ETCユニットとステーの固定はクッション付の両面テープかマジックファスナーのどちらかで固定しよう
化粧パネルは2mm厚の透明アクリル板の端材からレーザー加工で切り抜いたもので、保護シートがかかったままだが、つや消しブラック塗装するかそれともカーボン調シートでも貼るか検討中。
5
化粧パネルのレーザー加工のついででPivot3driveAC用のパネルも作ってみた。
実際の取り付け作業はETCユニットやカーナビなどとセットで後日実施予定。
6
化粧パネルの表面に3MダイノックシートCA-421(ブラックカーボン)を貼り付けて、フィッティングを確認。
7
取付ステーもフィッティングを行ったところ、ねじ穴の調整範囲が不足したためヤスリで長穴に拡げる加工を追加し、ちょうど良い位置で固定することができるようになった。
8
このETCユニットはダッシュボード下に取り付ける場合、写真とは上下が逆向きで取り付けるように作られているが、以下の理由で本来の向きとは逆に取り付けた。
1) インジケーターランプが上側に来るのでスタンバイやエラーの点灯状態が確認しやすいこと。
2) ボタンのピクトサイン(絵文字)表示が見やすく、ボタン操作も上から押すので動作が自然であること。
3) ETCカードの表面が上を向いた形でユニットに挿入できるので違和感が無いこと。
これでユニットのビルトイン化の目途がついたので、今度はETCアンテナのビルトインについて考えることにする。
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