というわけで、見積がまだ出なくてどきどきしている八百です。
今回は道中やらなんやらいろいろ書く事はたっくさんあるんですが、道中はすっ飛ばして書くことにいたしましょう。
当日はウエット。
走行時には雨は降っていなかったので、これから乾いていくだろう感じでありました。
とは言え、しぶきはあがらないもののウエットはウエットですので注意が必要であります。
雨のFSWRCは練習もしましたし、夜のミセガワ商店でも走りこんでいますし、ひょっとしたら上位にいけるかも、などという妄想を抱いておりました。
おニューのA050、Mコン+ADVAN GT 10Jという素晴らしい組み合わせで気合十分です。
いつもどおり車検を受けたり走行前点検を受けたりしていると緊張が高まります。
最初の2周は慣熟走行で、その後全車ピットへ。
その後シグナルが青に変わりいよいよタイムアタックスタートです。
雨でタイヤは暖まりませんが、とりあえず全開で(笑
各コーナーの入りは曲がらず、出口は滑って立ち上がらない、という状況の中、黄旗2本振動です。
コース上でお見合いして2台のクルマが停まっています^^;;;;;;
慎重に避けながら進みます。
その後も100Rで飛び出たりしているクルマを横目で見ながらびゅんびゅんと走ります。
ゼッケンが飛んでいって走路上に落ちていたりと、結構いろいろありましたね(笑
そんな中、だんだんとペースを上げていきます。
300Rで「しむ」となったり、コカコーラの進入で減速が間に合わずに「しむ」となったりしますが、なんとか走り続けます。
ベストは6週目の2分20秒ですが、その後は前回のブログにも書きましたように接触リタイヤとなってしまいました。
1走目では4番手タイムでしたが、総合ではびりっけつでしたね~。
やはり2本目は乾いてきていたようです。
ピットに戻ってきて大ショックの私に、オフィシャルの方が淡々と「リタイヤするのであればは別途リタイヤの申請を出してください」と。
ふむふむ、公式競技だけにそういうこともせねばならんのか、と少し感心したりしました。
どう接触したのか、ということですが、後ろを走っていた方のご好意により、その方の車載を見ることができまして、いろいろわかってきました。
自分では、ブレーキ踏んだらリアが右に出て左フロントからぶつかった、と思っていたのですがそれは間違いでした。
ストレート、200m看板を過ぎてからブレーキを踏んでいます。
150m看板を過ぎてもまだまっすぐですが、100m看板を過ぎたところで突如クルマが斜め左を向きます。
そして50m看板に向かってまっしぐら。
このまま当たったら「しむ」という感じです。
コースを外れて草のところに出たところで奇跡的にクルマがまっすぐになります。
ですが、左へ動く慣性は残っており、そのままガードレールと並行のまま激突。
どちらかというとリア側から当たった感じですがほぼ全体であたっていました。
ばこん、とクルマが当たったショック?でぐれっぱちがぴょこんと跳ねます。
30cm~50cmくらいでしょうか。
自分でも笑ってしまったんですが、当たった瞬間にびっくりしてブレーキから足を離しています(笑
そのあと草地に着地するのですが着地したあと、またフロントが左に。
ブレーキを必死で踏んでいますが、下が土ですからずるずる滑ってそのまま左フロントがガードレールにぶつかっていました。
す、すごい映像^^;;;;
っていうかちゃんとブレーキ踏んでいる自分をちょっと誉めます(爆
左フロントが当たったあと、1コーナーの広い広いエスケープにぽつんと停車。
全ての警告等が点いていたのでエンジンが止まっていることに気づき、セルを回すと・・・。
おーかかったかかった^^
ついでに動けるか試してみると、なんだかごりごりと音がします。
あーこりゃだめかなぁ、と一瞬思ってバックでエスケープの奥へと動かします。
が、なんだか動きそうなので思い切ってエスケープを走ってみると、なんとか走れそう。
ハザードを点けてコースの左側(はい、ルール違反でありますが、コースを横断する勇気がありませんでした^^;;;;)をスロー走行。
ダンロップは初めてシケインを抜けてみました^^
ピットロードをゆっくり走り、9番ピットへと入り、そのままとなりました。
タイヤ交換したときに左リアの内側に土がたくさん入っていた(YU2さんが洗ってくださいました(*^^*))のは、一度当たった後のずりずり滑っているときに巻き込んだものでした。
ピットでは自走できるかどうか、みんなであーでもないこーでもないとわいわいできたので心の痛みが薄れました^^
皆さんのおかけでなんとかかんとか走れる感じに仕上がりましたので、リタイア申請をするためにコントロールタワーへ。
親切な受付のおねえさんに話しかけます。
八「あんのーリタイアの申請したいんですけどー」
親「ではですね、この書類に必要事項記入してくださいね」
八「はぁい」
氏名やクラス、ゼッケン番号などを記入します。
記入項目に「リタイア(棄権だったかな?)の理由」という項目がありました。
うーんむ。
どう書いたものか(笑
10秒くらい考えましたが、いい言葉が浮かびません。
私としたことが!
思いついた言葉が「接触のため」。
うーんむ、今考えても平凡すぎ(笑
しかも接触の「触」の字を間違えて「解」って書いてしまい、ぐりぐりと塗りつぶす有様(恥
で、親切なおねえさんに提出。
そしてFSWではライセンス保持者に保険がかかっていて、あの世行きだと莫大な保険金がFSWに・・・ではなく、怪我とかそういうときに保険がおりたりします。
そのためにはメディカルセンターに行かなくてはなりません。
これはライセンス講習のときに何度も言われたことなので、覚えていました。
というかそもそもは首が「ぐいん」と横に引っ張られたので痛かったから行きたかったのではありますが。
八「あんのーメディカルセンターってどこにあるんでしょか」
親「はい、ちょっと待ってくださいね(と席をたちながら『ゆみ、おねがい』と後にろいる同僚に受付を託す)」
八「はいはい」
親「(中からでてきて外まで行きながら)あちらの車検場のむこうにグレーの建物がありますのでそちらになります」
八「をーわざわざありがとうございます」
親「終わってからでいいのでポンダーを返却してくださいね」
八「はい、ありがとうございます」
親「(にこっとしながら)どういたしまして」
す、素晴らしい。
これでまた心の痛みが一段と薄れました^o^
受付を出て、とことことメディカルセンターまで歩きます。
結構歩くなあ、などと考えながら到着。
なんか、暗いです^^;;;;
ちーんとベルを鳴らすと先生?看護師さん?が出ていらして「どうしましたか」と。
ここでも何といったらよいかわからず、ちょっと考え込みます。
明らかにアヤシイですね(笑
八「接触して首をひねったので診てもらいにきました」
先or看「はい、ではこちらに記入してくださいね」
とまたなにやら書類に住所氏名年齢などを書き込みます。
その後は手をぐーぱーしてみたり、痺れが無いか確かめたり。
ヘルメットにキズはなかったかとか、ちゃんとぶつかる前からぶつかった後まで覚えているか、などと聞かれます。
自分では落ち着いていたと思ったのですが、脈拍は100超え^^;;;;
血圧もたかーくなっていました。
で、診ていただいていた女性が奥へ引っ込むと、なんだかトレッカーみたいな格好しているおっきい男性が登場。
どうやらこの方がドクターのようでありました。
ドクターに手をぎゅっとにきってみて、と言われ自分の手を握ったら「いやぼくの手を」と言われドキドキしてしま・・・ではなく力が入るかの確認だったみたいですね。
特に大きな外傷や障害も無いのでシップ貼っておしまい。
後から首が痛くなると思いますからねー、ちゃんとお医者さんに行ってね、とのことでした。
またとことこと歩いてピットまで戻り、ポンダーをさっきの親切なおねえさんに返しました。
あ、Sタイヤのことも書かなきゃですね!
初めてのSタイヤでしたが、コーナリング中に最初はするすると滑っていく(ウエットですからね)のですが、あるところで「ぎゅっ」と強烈なグリップがあって「をを!すげえ!」と感激がありました。
これ、ドライだったらすごいのだろうなぁ、と思ったと同時に、クルマへの負担が結構あるんじゃなかろうか、とも思いました。
それほど「ぎゅい」とグリップする感じでした。
これはどうしてもドライで試したいですね!
あ、あと全然性能には関係ないのですが、ロードノイズがちょっとおもしろかったです。
あの「の」の字のパターンが路面から出す音が、損度によって変わるのがなんか楽しかったです(笑
今回の件、ストレートでフルブレーキするとリアが右に流れる、という現象は実は以前の
しむしむレポートでわかっていた現象でした。
その際にはなんとかコントロールができたのですが、今回はダメでした。
ブレーキの踏み方、走るラインなど前回の結果からできることがあったはずですが、それができていなかったのは全く経験が活かせていない、ということです。
学習能力ゼロ。
ああ情けなや。
これが帰りの道中で考えていたことです。
もちろん無事に帰ってこそ、の楽しい趣味です。
これができなかったのも大いなる反省です。
自走できたのも怪我が無かったのも全くの幸運でした。
最初から左フロントから当たっていたら、とか、あせってハンドル切りすぎていたら、とか考えると恐ろしいですね^^;;;;;
ある意味こういうことを経験してナニが大事なのか、が、この程度の損失(いろんな意味で)でわかった(はず)というのも幸運でありましょう。
幸運といえば、前回も書きましたが1人ではなかったこと。
仲間の力に支えられたのも大いなる幸運でした^^
さあ、春でも夏でもガンガン走ってUDEを磨かないとですね!
あ、その前にぐれっぱちが元気になってくれないと、ですね(笑