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247375のブログ一覧

2013年04月28日 イイね!

Rally Report ㉕ 8/15 LEG4-2

国境の街、ポイペトを抜けてSSのスタートに向けて走ります。



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国境付近には、カジノや高級ホテルが立ち並び、
少し離れた場所にはバックパッカー向けのゲストハウスなどもあり、賑わっています。

ですがホコリっぽいのなんの!



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やがて、道沿いの建物の高さが低くなってきて緑が多くなってきました。

道沿いには、ラリーカーを一目見ようと大勢の人が集まっています。




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この道は、アンコールワットへと続く道。

途中、途中に街が現れます。



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しかし、埃っぽい!

アスファルトの上に砂が乗った状態なので、グリップしないとドライバーの川脇選手。






そして、メインストリートを外れてSS入口に近づいてくると!!












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今日のSSの前哨戦ですか!!!?

路面は堅く、砂利が浮き、穴ぼこだらけ!!



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牛キター!!





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ラリーカーの助手席から見るコンボイ走行は壮観です!




そしてアンコールワットに遠くない、カンボジアのとある場所がSSのスタート地点!






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哀川翔選手!

前回、押しかけメディアとして参加した時は、話す機会も多かったのですが

競技者として参加した今年は意外と話せてない!!






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カンボジアステージを前に、どのチームもラリーカーのメンテに余念がありません!







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ラリーカーの前でびしーっとポーズを決めているのは平賀選手。

あれ?クルマが違わない!?





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#11バンディット選手、SSは必ずレーシングスーツで走ります!




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オレンジのTシャツを着ているのは、ワタシの友人であるkimさん!

このブログの写真も、kimさんからもらったものをたくさん使わせてもらっています!















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ガレージモンチの両選手、バンディット選手とは何言で話をしているのでしょうか!?






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この車、タイの方が運転しています。

アジアンラリーを追っかけて、カンボジアまで来ちゃいました!










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スタート付近には物珍しそうにラリーカーを見る地元の人たちが!







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カンボジアステージは、バイクが先にスタートします!





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カンボジアでのスタート順について、オフィシャルから説明がありました。

昨日までは前日のSSの順位が翌日のSSのスタート順でしたが

カンボジアステージからは、オーバーオールの成績順で出走するって!!!




えーぇ!?




そうなの?そうだったっけ?

これは、上位を争うチームにとって一大事です!



このアジアンラリーでは、ライバルチームよりも先に出走することで

特にアドバンテージが得られるのです。


例えば、後続の車は砂埃で前方の確認がしにくくなる。

泥濘地においては、後になればなるほど轍が深くなり、コースコンディションが悪くなることが多い。

コースに丸木橋のように、もろい橋があったりすると、後続の車が走る頃には橋は壊れて無くなっていたり。。。



前を走るライバルチームのラリーカーに追いついたとしても、

戦略としてブロックされて、追い越しを阻止されたり。


もちろん、先を走る車も大変です!(特にナビゲーター)

わずかなミスコースも許されません!

その一瞬のミスで、後続の車に抜かれてしまうかもしれないのです!


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どうして、カンボジアではスタートオーバーオールなの?

昨日のSSのリザルト順じゃないの?と聞いてみたところ






「昨日のSSのリザルトが無いし」



えぇえぇ~???????






初めからカンボジアはオーバーオールで走る予定だったから

昨日のSSのリザルトが手元になかったのか、

昨日のSSのリザルトが無かったから、

オーバーオールの成績で走ることになったのかは分かりませんが、


チーム九州男児のナビゲーター、内田選手は猛抗議!





そこで私は、スマホで撮影した昨日のリザルトと、

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↑コレね。




それをもとに私がメモした出走順を見せると


「OK!OK!」


と、私の書いたメモを紙に写し書きをして

あっさりスタート順が昨日のSSのリザルト順となりました!!


いや、私たちのチームはオーバーオールの成績だろうが、

昨日のSSの成績順だろうが、出走順にそれほど影響はなかったんだけど、

昨日、SSをトップの成績で走り切った九州男児にとっては大問題だったのです!
(九州男児はオーバーオールではトップでは無い)


この件で、九州男児のナビゲーターをしていた内田選手には感謝されたのは言うまでもありません。


もしかして、ラリースタート前のブリーフィングでそんな話もしてた???




ま、いいか。

交渉力がものを言う!?これもアジアンラリーです!!


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まもなくスタートです!
Posted at 2013/04/28 21:35:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | LEG4 | 日記
2013年04月22日 イイね!

Rally Report ㉔ 8/15 LEG4-1


LEG4


今日はタイからカンボジアへと国境を越えます!


タイとカンボジアは通信事情や道路事情も違います。



万が一のときのパーツの調達などもしタイよりしにくいし、

第一、私のなんちゃってタイ語も通じません!


そういう意味でも、よりサバイバルで緊張感の増す国境越えとなります。



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我がTWO&FOUR アジアンラリーチームも揃ってカンボジアへ向かいます!

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このお茶目なおっちゃんは!?



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わがチームリーダ、TAKATUGU AOKI  選手!








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私たちのラリーカー、本日は川脇選手がドライバー!

本ラリー、2回目のドライバー席にして今日が最後のドライバーとなります!




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競技車両は、スタート前にゼッケン順に並びボーダーまでコンボイで向かいます。



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バイクチームにとっては、ラリーでの国境越えは初。






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オフィシャルの指示に従い、たい列を組みます。




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#1 ABTEC SITTHIPHOL GROUP ISUZU BRIDGESTONE

Vorapot BUNCHUAYLUEAP&rakorb CHAOTHALE選手!



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#2九州男児
KINYA MORIKAWA&Masahiko UCHIDA 選手



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#5 MAXXIS N MOTORSPORT ISUZU

Wichai WATTANAWISUTH&Thayapat MEENIL選手

アジアンラリーの仙人、ウィチャイ選手!!






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#7 WICHAWAT CHOTIRAVEE
Wichawat CHOTIRAVEE&Thanachok SANSAWAT選手!




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#8 SHOW AIKAWA WORLD RALLY TEAM
AIKAWA Show&Sadatoshi ANDO 選手





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#9チームトライアングル☆LRB!

鶴山光太郎選手と青野泰久選手!




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下野四駆会のステッカーが目立ってる!

コチラもチームトライアングル☆LRB!

熊井健太郎選手と吉野幸雄選手です!


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#11  Bandit PANTHITA&Anuraks Tosri選手!

昨日の競技中に、ラリーカーが二輪駆動になってしまったバンディット選手、

今日は四駆に入るようになったのでしょうか!?







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#12 Chamnan ON-SRI&Cholanat PHOPIPAT選手!




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#13 HOT BITS THAILAND BY KEEN

暫定で1位のチームです!






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#14 MAXXIS N MOTORSPORT ISUZU

Sarun YOOSOOK&Ekachai PANPHIAN選手!






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#16 SHOW AIKAWA WORLD RALLY TEAM2号車!
TERADAMasahiro &Tetsuro CHIHARADA選手!





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#19 Two & four asian rally team
Hiroyuki IIRI/Kazuteru KAWAWAKI / Minako NISHINA 




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#20 SA KAEO OFF ROAD
Mr.Songyos THIENTHONG&Nopporn JANGBUMRUNG選手!







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隊列を組んで、ボーダーへ!





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#22 TEAM NAIRAN
Yoshiro ITO&Takeshi HIRAKA選手!




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#23 Garage-monchi world rally team

Satoshi TAKENO&Naoyuki YANAGAWA選手!







アドベンチャークラスも続きます!


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メディアチームも!

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そして最後はスイーパー!

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オフィシャルホテルから国境までは、ほんの6,7キロ。

島国に住む私たちにとって、陸路での国境越えはそれだけで大興奮のイベントです!!














そしてこれが、タイ-カンボジア国境です!

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車を国境越えさせるのは、事務的な手続きがイロイロとめんどくさそう。

そこらへんはラリーに参加しているからこその、車での国境越えです。


国境を越える前に、主催者からいろいろと注意事項を言われました(英語で)



車で国境を越えていいのは、ドライバーは一人だけ。

パスポートを持って乗ること。


サングラスをかけての運転はNG。

(一応、イミグレだからね)


とか、たぶんそんなことを言われていたような雰囲気。



ドライバー以外は歩いて国境越え。

ドライバー以外の私たちは、パスポートを持って、イミグレのオフィスで出入国の手続きを済ませて

カンボジア入りです!!





去年、メディアとして越えたこの国境を、1年後に競技者として越える。

とりあえず、ドライバーの川脇選手、井入選手の二人を、カンボジアまでは導くことが出来ました。


でも、競技まだ2日間あります。

今より上の順位に上がることは難しいかもしれないけど、今の順位から落ちるわけには行きません!



いや、あわよくば1つでも順位を上げたい!




ラリーがスタートする前は、とにかく「完走できれば」と言われていましたが、

ここまでのサポート体制と、

川脇選手、井入選手というオンロードとはいえスピード競技で有名なお二方をドライバーにして

どべ(関西弁で最下位)って訳には行かないのです!!








去年、メディアでコース入りしているので、カンボジア国内のコースの状況は少しは分りますが

競技者としては初。



残りの競技のことを思うと、陸路での国境越えを感慨深く思っている余裕は、ほとんどありませんでした。






















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イミグレを越えた先でラリーカーがやってくるのを待ちます。



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国境地帯には、国を行き来する地元の人たちでごった返しています。

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カンボジア入国を印象付ける、アンコールワットを模したゲート!




そこをラリーカーが次々と通ります!









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どことなく、誇らしげなラリーカーたち!




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チームトライアングルのラリーカー、なぜかポリス?に目をつけられている!?

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サンダル履きにリヤカーで荷物を運んでいるけど、手には携帯電話!


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川脇選手、初の車での国境越えにご満悦!!






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ガレージモンチの竹野選手も、去年は歩いて国境越えでしたが

今年は自ら作り上げたラリーカーを運転してのカンボジア入りです!





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一時はどうなることかと思われたガレージモンチのパジェロも、無事に国境越え!



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全ての車両が出国を終えるまで、国境付近で待機!


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この待ち時間を利用して、修理にいそしむトライアングルチーム!





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吉野選手、割りばしで何をしているのでしょうか!?









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これは去年も見かけた強制送還のトラック。

政情を思うといろいろと切なくなるところですね。。。




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バイクも揃ったようです!

コンボイで、SS入り口に向かいます!!





Posted at 2013/04/22 19:57:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | LEG4 | 日記
2013年04月06日 イイね!

Rally Report ㉓ 8/14 LEG3-8

私たちはこの先、どこへ向かって走ればいいの?

オーバービューマップがあれば、目指すべきゴールの方向はだいたい分かるのに、


このレグに限ってオーバービューマップが無い!!



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(参考) LEG3のオーバービューマップ



後で他のエントラントに聞いて分かったのですが、

このSS3の一部と昨日走ったSS2の一部が約10 ㎞弱に渡り同じ道だったのです!


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LEG3

私もこのコマ図を見たときにデジャヴを感じたのですが・・・・





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LEG2


LEG2にも同じようなコマ図があったよ!!



昨日と今日が同じドライバーだったら、

運転している当人は気付いたのかもしれませんが、

昨日のドライバーは川脇選手、今日は井入選手。



私が気付かなければ、ドライバーは気付かないでしょう。

そして、私は他の人に言われるまで、気がつきませんでした・・・


ちなみに、コースが重複しているところをチェックして見ると。。。。

同じだ!1
左がLEG2、右がLEG3






LEG3のコマ図を右に90度傾けると!
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同じだ!!

そして、その先のページは・・・

同じだ!2
左がLEG2、右がLEG3


同じだ!3
左がLEG2、右がLEG3

注意書きがちょっと違うけど、まったく同じだ~!!



同じだ!4
左がLEG2、右がLEG3

同じようで微妙に違う!

LEG3の上から3つ目のコマ、76.13㎞のカーブの感じとか!

その下の下、76.59㎞のコマも、

左だと突き当りを左に曲がった後で狭くなってるような絵になってるけど、

右側には無い!


同じだ!5
左がLEG2、右がLEG3

うーん。よく見比べてみると区間距離が微妙に違うなぁ~。



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左がLEG2、右がLEG3

同じようでちょっと違う!



同じだ!7

左がLEG2、右がLEG3

何とココでは、LEG2の3コマ目にあるコマ図が、

右のLEG3では抜けてる!!


コーション2「!!」なのに~!!





同じだ!8-1
左がLEG2、右がLEG3

一番上のコマの区間距離が微妙に違うのは誤差の範囲として~

その次の突き当りまでの距離が400m違う~!

さらにその先の十字路は同じ場所なのか違う場所なのか???

でも、私がデジャブを感じたコマ図までの総合区間距離は一緒だな~。謎。

この先も、大体同じようなコマ図が続き、

約16㎞に渡り、同じ道を走っていたことに!!





それにしても、同じコースだからって全く同じコマ図を

コピペで使っているわけではないのですね。

微妙に角度が違っていたり、省略されているコマ図があったり!


とにかく、そんな理由からオーバービューマップが無かったと思われます。

(オーバービューを見ると、昨日と同じところを走るって分かっちゃうから)

(そして、メディア用のコマ図にはオーバービューマップがあったらしい)





さて、これからどうしたものかと思っていると、後ろからバンディッドがやってきました。



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LEG2

「とぅーうぃーる!とぅーうぃーる!」と言っています。



彼も、青木選手のトライトンと同様に二駆になってしまった様子。


道がない旨を話すと、バイクで通りかかった現地の人に何やら聞いています。


そして、ついてこい、と言って走り始めました。

どうやら現地の人から目指すべき方向の道を聞きだした様子。



二駆とは思えない速さで走っていくバンディットを

2台のトライトンと1台のパジェロが追いかけます。



バンディットのピックアップは、ハマッっていた所から少し引き返して右に曲がり、

そのまま道なりに走って村の中にのようなところに入っていくと、

いきなりフライングフィニッシュの看板が出てきました。



????


え!?ここがゴール?


ここからゴールまではあと50㎞以上もあるはずなのに????




訳も分からず、オフィシャルにタイムカードを渡してタイムを記入してもらうと、

216.43㎞のコマ図に、手書きでコマ図を書き加え、

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さらに217.11㎞で本来なら右に行くY字を直進し、

228.31のコマ図からサービスエリアを抜け、ホテルに行くように指示されました。




何があったのか分かりませんが、とにかく競技区間が短縮された様子。



この時点ではなぜ、競技区間が短縮されたのか私たちにはわかりませんでした。


コマ図が抜けていたための混乱により、短縮されたのか?ぐらいに思っていました。

しかし、後でわかったことですが、この先の川が増水して危険と判断されたための措置だったそうです。



ちなみに、私たちがレスキューを終え、バンディットとゴールに向けて走り去ったのちに、

青野選手・鶴山選手の操るトライアングル号がこの場所に来て、

運よく本来の道を見つけてオンコースを走って行ったものの、

私たちの時にいた短縮された位置でのゴールのスタッフがおらず、

そのままコマ図通りに走り、

危険と判断されて誰も渡っていない川を、単独で渡ったそうです。



その時の動画がコチラ。



Deep River crossing at SS3, LEG3 2012 AXCR
結構深そうだし、距離が長い!!



そして、コマ図通りに走ってゴールにたどり着いたあかしの写真がコチラ。




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18:05 唯一の完走チームがゴールしました!!




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鶴山選手のドヤ顔!!


唯一、本日のコースを完走したのがこのトライアングル号だったのでした!!




とにかく、昨日に引き続き今日も

「ゴォォォルゥゥゥ!」

という感じではなく、あっけなく終わってしまったのはちょっと残念でしたが、

もしあのタイミングでバンディットに会わなければ、

道を探して右往左往して、まだゴールも出来ていなかったのかもしれないのです。



とにかく、今日一日は無事に終わった。


明日につながる今日になった、とホッとしました。


ホテルに戻る途中のガソリンスタンドで給油。


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クルマもドロドロですが、靴もドロドロ!!



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左から井入選手(ドライバーだったため一番汚れが少ない)

上は川脇選手、右がワタシ。

今日は泥遊びのいち日でした!




ホテルに戻ると他のラリーカー達も戻っていました。


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みんな、右往左往して道を探して本来の道を見つけた様子。



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ドロドロになったクルマをメカニックの人たちに任せ、

私たちはドロドロになった靴を水でジャバジャバと洗い、

あすのカンボジアへの国境越えへと備えます。


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モンチパジェロも共にカンボジアへ!!









こんな風に困難なことがあった日のゴール後の宿泊地で、

あそこはどうだった?ここはどうだった?と話が出来るのも

共に同じ道を走ってきたコンペティター同士ならではです。

(私は靴を水洗いしたために、こんなカッコで失礼します)



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どうやら我がチームリーダー青木選手がスタックした175.01㎞のコマ図の1つ前に、

左に曲がるコマ図が、どうやら抜けていたことが判明。


チームナイランのナビゲーター、平賀選手は

コマ図の方向とプロトレック(腕時計)のコンパスを頼りに、

スーパーナビゲーションをしてオンコースへ戻ったとのこと。



さすがです!!!



とにかく、明日はカンボジア!!



去年、押しかけメディアとして通過した国境を、今年は競技者として通過できるのです!!!



カンボジアへ入ればラリーも終盤。


いよいよ、という気持ちです。

Posted at 2013/04/06 21:35:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | LEG3 | 日記
2013年03月27日 イイね!

Rally Report ㉒ 8/14 LEG3-7

先ほどのステアケースから約10㎞。時間にしたら十数分。

ツイントリップとコマ図がピッタリ一致して、気持ちよくナビをしていました。

何といっても、あの井入選手が私の言いなりに、右に左にとクルマを走らせてくれるんですよ!!



コマ図通りに左に曲がると、青々と葉の茂った畑の中の、見晴らしの良い一本道となりました。


そして、175.01㎞地点に窪みがあり、それを越えて道は続いているはずでした。

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しかし。。。



窪みがあるであるであろう茂みのあたりで、

先ほど私たちを抜かしていった赤いトライトンが、身動きが出来なくなって、もがいていました。





???



ここまで確かにコマ図はあっていたし、道は間違いないはず。

コマ図に書いてある窪みが、思ったよりも深くて先に進めないのか?とも思いましたが・・・


「この先に道がない!」


茂みの先はただ土手があるだけで、道らしきものは見当たりません。



コマ図通りなのに、なんでこの先に道が無いの?


コマ図が違ってる?




アジアンラリーでは、まれにコマ図の距離が違っていたり、抜けていたりすることがあります。


距離が違うのは、コマ図をもらってチェックした時に区間距離と総合距離の計算で気がつくこともありますが、

何百コマとあるコマ図の数字を1つ1つチェックはしきれません。
(もちろん、なかにはチェックする人もいるようですが)


そしてコマ図を読みながら、走っている最中にトリップメーターとコマ図の距離が合わずに

「???」と思い、数字を確認すると「!!!」と気づくことも。


ナビゲーターはそんな時でも慌てず騒がず、何事も無かったようにドライバーに悟られないように、

道案内をするのが経験と技術ってもんです。



まぁ、私の場合は大抵は悟られがちですけどね!



ともかく、この試練は競技者全員が同じように受けるわけです。



私たち競技者はどんな困難な状況であれ、ゴールを目指すのが、クロスカントリーラリーなのです。




ラリーカーを停めて、#15のトライトンの近くへと向かいます。


緩やかな下り坂で、路面状況はヌタヌタ。

歩くにつれて、靴に泥がまとわりついで足元が重くなる感じ。





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身動きできなくなったトライトン、二駆になってしまって自力では脱出不可能の様子。


どうやって、このトライトンを引き上げたらいいものかと思案していると、

コマ図通りにやってきたバイクやラリーカーも次々とこのポイントへやってきました。




そして、トライトンがスタックしているのを見て、コマ図通りに道が無いのを知り、

正しい道を探してクモの子を散らしたように、見晴らしの良い畑の道に散らばって行きました。


ナビのRoslyn SHEN選手が、助けを求めています。



コマ図が違おうが、なんだろうが、今はとにかくトライトンを引き上げなければ!






ですが、スタックしたトライトンのドライバーの青木選手は



「ええから行けって!」


といって私たちに競技を優先し、先を急ぐように言いました。

特に、クラス優勝がかかっている浅井選手のパジェロに先に行くように言っていましたが

我がチームリーダーを見捨てられるわけないじゃないですか!!






その時の青木選手の様子について、川脇選手によると


「捨てられた子犬のような目をしてはったで~(笑)」。

とのこと。







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↑↑↑ この動画を取った後で、カメラの電源を、

うっかり切り忘れてポケットに入れっぱなしになっていて、音声のみが入った動画がコチラ

↓↓↓


AXCR2012 LEG3 SS3-1.3

カメラで撮ることを意識していない、その時のそのままの音です!!

これはこれで、貴重かも!?






私たちのトライトンと、パジェロの2台でトライトンを引き揚げます。


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しかし、2駆になったトライトン、そう簡単に上がりそうにありません。





こんなときに、自分にレスキューの技術があれば!!と悔しく思い、

また、トライアングル号が来てくれたら!とも願いました。





ちなみにこの時、2台のトライアングル号はニ駆になったバンディットを

レスキューしていました。。。。


We love Bandit 2012 AXCR







スタックしたトライトンを引っ張っても、こちらが引き寄せられてしまうような状態の中、

タイヤだけがその場でむなしく泥をかき、さらに深く埋まっていくだけ。

時間だけが刻一刻と過ぎていきます。



先ほどまで、他のラリーカーやバイクが遠くで右往左往している様子が見えていたのに

もう、その姿も音も感じられなくなってしまいました。



タイのいなかの畑の中、私たち以外のだれの気配も感じない農道に静かに風が吹いているだけ。



一瞬、全ての音が途切れて耳の中が「シン・・・」としました。


もしかしたら、このままトライトンを上げることは不可能か?という不安が表に出てこないように

7人と2台の四駆があれば絶対に上がるはず!と自分を奮い立たせました。






そして、ウインチを使ったり、トライトンの荷台に人が乗って荷重をかけたりと、

出来る限りのことをして、スタックしたトライトンをなんとか茂みからは引き上げることが出来ました。

しかし、2駆になってしまったのトライトンが自走できるようなところまでは、

なかなか引き上げあれません。

青木選手がバックギアに入れてアクセルを踏むも、

その場でリヤタイヤが回転しているだけ。



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なんどももがいているうちに、畑の作物をちょっと踏みつけてしまいました(農家の方ごめんなさい)

それが山芋っぽくて(たぶんタピオカ?)砕けたイモが、

さらに路面をヌルヌルに滑りやすくする始末。



パジェロと私たちのトライトンの2台を連結して、青木選手のトライトンを引っ張ります。




AXCR2012 LEG3 SS3-2






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だってほら、もうこんな路面だもの。

泥の中でもがいたから、マッドガードも外れちゃって。。。


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どれくらい時間がたったでしょうか?

とてつもなく長い時間のように感じましたが、


レスキューに要した時間は小一時間といったところでしょうか。


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コマ図もドロドロ。






後続のラリーカーがどこに行ってしまったのかも分かりませんが、



私達ほのかには、だれもいません。


正しい道を見つけて、先回りしてしまったのか、それともエスケープしてどこかに行ったのか。











みんなどこに行ってしまったの!?




しかし、この先の道が分からない!!!



私たちはどこへ行けばいいの?

Posted at 2013/03/27 08:35:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | LEG3 | 日記
2013年03月12日 イイね!

Rally Report ㉑ 8/14 LEG3-6

さっきのダイナミックな川渡りから20Km弱。


道の先に、砂煙が上がっているのが見えました。


草の陰から白いピックアプが見え隠れしています!


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LEG3(参考画像)



インドチームのD-MAXです!





こうなると、ナビとしてはちょっとホッとするところでもあります。


だって、コマ図どおりにちゃんと走れている!ってことだから。
(とはいえ、集団でミスコースすることもありますが)




仁科「次、道なり左で川を渡って右!」



DSC_2809

と思ったら、前を走るインドチームのピックアップが

その手前で右の茂みにサッとクルマを入れました。


「??????」


確かに道は左でいいはず。


私たちに道を譲ってくれたのかな?



いいや行っちゃえ!!



フロントガラスからインドチームの車が消えて、車体が左を向くと、目の前には小川が。





ここで、問題なのは小川ではなく深い段差!!。


しかも左手には深そうな池まで伴ってる!


普通に行ったら段差にフロントを突っ込んだ状態で、上がれなくなるのは目に見えています。



仁科「・・・えーっと、後ろにインドチームもいるし、行ってみましょう!

ダメだったら引いてもらえそうだし」


井入「よっしゃ、いくで~!」



ガクン!


フロントタイヤが溝に落ちたところで、身動きが出来なくなりました。


バックもできません。



右側に盛り上がった土手に上手いことタイヤが引っ掛かれば、行けそうかな~??

と思ったんですが・・・。



こうなるとサードシートの川脇選手の出番です!!


身動きのとれなくなった車から降りて、


レスキューグッズを取り出して、けん引の準備です!



私はインドチームに身振り手振りで「引いて~!!!」とお願い。



川脇選手と協力して、けん引フックをインドチームのピックアップと

トライトンに掛けて引いてもらうことに。




でも、上手く引き上がらなかったら・・・、

そして、そのまま左手にある池に落ちて行ったらどうしよう、

不安な気持ちで一杯になっている私をよそに、クルマはあっけなく引き上がりました。

よし、こうなれば、アタックあるのみ!?


ロープを外して、再びアタック!

しかし、再び段差を越えようとするもやはり越えられず身動きが取れなくなりました。



そしてまた、インドチームのお世話になることに。



時間に追われて、困難な状況に追い込まれる。


うわー!!このアドレナリンがバンバン出る感じ!!



これですよ、これ!!これぞラリ~!!




なーんて悠長なことも言ってられません。



そうそう、こんな時でも井入選手と川脇選手は私と違って落ち着いていてくれたので、

本当に助かりました!




さて、どうしたものかと思っていたところで



神の助け!!




我がチームリーダー、青木考次選手の登場です!!


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青木考次選手(参考画像)





インドチームの後ろに、赤いトライトンが!!



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(参考画像)LEG3





もうね、後光が差してましたよ!




青木選手は小川のなかの大きな石をどかし、井入選手にひと言、ふた言、声をかけました。



そして、トライトンは小川に向かって走っていきます。






見事!トライトンは段差を超えました!!


川の手前でトライトンに置いて行かれる格好となった私と川脇選手。





躊躇することなく水の中に入って川を渡り、トライトンに滑り込んだときの私をみて




チームメイトがそのワタシの「男らしさ」に惚れたとか惚れないとか!?



息を切らせてヘルメットとシートベルトを付け、コマ図の確認してラリー再開です!!



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LEG1(参考画像)

実はこの時、先を急ぐあまり後続の青木選手たちを置いてスタコラサッサと行ってしまいました!!!

同じチーム同士、こんな時は後続がちゃんと来るのか確認するものですが、

まぁ、青木選手だし、このトライトンが行けたんだから行けるでしょ!

って気持で・・・


でも後日、青木選手にその時のことで「まったく、恩知らずなやっちゃな~」と言われてしまいました。
(でも、ネタばれですが、そのあとででっかい恩返しをするんですよ!!)


言いわけはダメですね。あの時は本当にごめんなさい。



その青木選手が操るトライトン、私たちと同じクルマとは思えない走り。




青木選手にとってアクセルはきっと、ON-OFFのスイッチなんだと思う。


しばらく走ったところで、たちまちブチ抜かれてしまいました!



ちなみに青木選手の走りはこんな感じ!!↓↓↓


ASIA CROSS COUNTRY RALLY SUPER ACTION !




そうそう青木選手との後日談として


仁科「青木選手、本当に速いですよね~」


青木「せや、悪いけど何度も抜かさせてもらったでェ!」




えーっと。。。私たちを何度も抜いたってことは、

私たちに、何度も抜かれてるってことですよねぇ・・・(笑)

Posted at 2013/03/12 13:35:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | LEG3 | 日記

プロフィール

P&Dマガジン、ランクルマガジンでライターをしていたニシナです。最近はJeepの専門誌J-OFFもやっています。 アジアンラリーの魅力に取りつかれ、アジア...
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