ラリー3日目、LEG3はリエゾン72.46km、SSは226.46km。
今日は井入選手がドライバー。
ガタイの良い、川脇選手がサードシートに座るのは見るからに窮屈そう。
ホテルをスタートするときに渡されるタイムカードは、
万が一川渡りがあって、クルマの中が浸水しになっても
水浸しにならないように、強力マグネットで天井に貼り付けておきます!
これは、軽量化のため、内装をはがして鉄板むき出しなラリーカーだからこそ!
ツイントリップの係数のチェック中!
サケオのホテルを7時46分にスタートです!
#14 MAXXIS N MOTORSPORT ISUZU
show aikawa world rally teamの寺田選手と茅原田選手!
チームナイランの伊藤選手、平賀選手!
#7WICHAWAT CHOTIRAVEE
#15 我らがチームリーダー!青木選手とRoslyn SHEN選手!
チームトライアングルの吉野選手と熊井選手!
昨日のSSではスタックしていたバンディットをレスキュー!
トライアングル魂を見せつけました!!
こちらはガレージモンチの竹野選手と柳川選手。
チームトライアングルの鶴山選手と青野選手。
今日は鶴山選手がドライバーですね!
昨日のSSでクルマを大破させたガレージモンチのパジェロ!
クルマは大変なことになっていますが、クルーに怪我が無くて何よりでした!
今日のSSはキャンセルして修理に専念するそうです!
show aikawa world rally teamのサポートカーもスタートです!
こちらはバイク!
バイクもイイ感じに色づいて?きていますねぇ。
これがコマ図を読む機械ですね~!
ヘルメットにGo-Pro!迫力ある映像が撮れるんでしょうね!
こちらはバイクのKTMチームのサポートカー!
私たちもSSの入口へとクルマを走らせます。
さすが普段サーキットをハイスピードで走っている井入選手。
一般道での走りにキレがあります!
この日のために配られた競技者用のレグマップにはオーバービューマップが載っていませんでした。
昨日のマップにはついていたのに。(でもサービスの地図には載っていたらしい)
まぁ、何も無ければオーバービューマップは必要ないしね。
SSスタートポイントに向かうコマ図を読みながら、、昨日のことを考えていました。
昨日、私たちがSSを走れなかったのは、
クルマが2台何とかすれ違えるぐらいの幅のコース上の真ん中に、
何の嫌がらせか?一台の車が停車していたから。
その時点で、SSの残りはあと数十キロ。
なんとか迂回路を探して、ゴールを目指しても良かったのではないか?
(以前のアジアンラリーでは、橋が壊れたりしてコースを走れなくなるとう回路を探してゴールを目指す、なんてことはよくあることでした)
いっそのこと、ウインチのついた車がこれだけいるのだから、
みんなで協力してあの車をどかすことも出来たのかも?
でもでも、もしみんなで協力してクルマをどかしてから競技を続行したら、
一番不利益をこうむるのはトップチーム。
なぜなら、車をどかした後で、後続の車も含めて一斉にスタートしたら
せっかくのタイムのアドバンテージがチャラになるからです。
もし、あの場で私たちのチームをゴールを目指す!といって走り出したらどうなったんだろう・・・
そんなことを考えながら、SSスタートの入り口に向かいました。
SSに入る前に、燃料を入れるのは最後から2番目のガソリンスタンド。
これは3人で相談して決めました。最後のスタンドが閉まっていたらめんどくさいもんね。
初日にダートラ的な短いコースで走っただけの井入選手。
いよいよ200kmにも渡る本格的なSSを走ります!
SS3のスタートはこんな感じ。
バナナがなっていますねぇ~。さすが南国です。
村の入り口って感じでしょうか。
スタート順に車を並べて、自分たちの順番を待ちます。
SSの入り口に到着したら、まずナビはコマ図を持ってオフィシャルに詰め寄る?のも仕事。
スタート時間の変更がないか、コースの変更がないか確認します。
オフィシャルより、コースの途中に倒木が横たわっている、という情報。
これがその時に書き加えたコマ図。
よくみると「倒木」ではなく「倒本」になってますねぇ・・・。
さらに、スタート時間が遅れる旨、でも何分遅れるかは分からないからちょっと待て、
などのアナウンスがありました。
スタート時間までの余裕が出来ると、エアコンを利かせた車の中で休憩する人、
他のチームの人たちとの会話を楽しむ人などそれぞれ。
私はコマ図を手にして、スタートを待つ車の間をウロウロ。
時にはスタート地点の近くにある民家に「トイレ貸して!」と突撃してきます。
(最後に燃料を入れたガソリンスタンドでも寄るのですが、念のためね)
競技途中に、トイレに行きたくなってクルマを止めるぐらいなら、
ここは物おじせずに行くしかないのです!
去年は押しかけメディアとして、何度も絡んでもらいましたが、
競技者として参戦している今年は意外と絡みがありませんでした。
なので、ここぞとばかりに私も仲間に入れてもらうことに!
すると哀川選手
「塩コンブ食べる?あ、終わっちゃった。じゃ佃煮いる?」
哀川選手、強面のように見えますが、実はとってもフレンドリー!
去年、私がいたことも(多分)覚えていてくれたみたい!感激です!
熱いタイでは、塩分補給が欠かせません!お言葉に甘えて塩分補給させていただきました!
哀川選手よりいただいた佃煮の塩味がおいしかったのなんの!
地元タイ人が先導するラリーカーについて、サケオへ向かいます。
どこをどのように走っているか分からないので、
前の車から離れないように走りつつも、コマ図や道路標識を見ながら、
どこを走っているのかの手掛かりとなるような情報を見つけながら走ります。
やがて、国道359号線に乗ったところでコマ図と一致する地点を見つけて、
先導するラリーカーについて走りながらも、コマ図を読みながらホテルへ向かいました。
今日の順位に関しては、車検の時に取り付けられたGPSでデータを取っているので、
それで出されるとのこと。
私としては、ちゃんとゴールは出来なかったものの、
取りあえず今日のSSを無事に走り終えることが出来てちょっとホッとした気持ちもありました。
それに、アジアンラリーでこのようなことはよくあること。
初参戦の川脇選手、井入選手に
「これがアジアンラリーですよ」
と言いながら、車を走らせました。
車の中では、今日一日の日程をサードシートから眺めていた井入選手も交えて、
たとえば「右に曲がる」と「右カーブ」の言葉の使いわけのような、
ドライバーとナビの間での、細かいコマ図の読み方のすり合わせなど話しました。
ホテルに到着。
サケオのこのホテルは、もう何度目だろう。
カンボジア国境に近い、辺鄙な街のホテルではありますが、すっかりお馴染みです。
ARAN MERMAID HOTEL
ラリーが来るよーっていう横断幕が!
ホテルに戻ると、すぐにラリーカーはメカニックへと預け、私はHQへ。
駐車場ではすでに、ラリーカーのメンテナンスが行われています。
ラリーのようなフィールドメンテナンスではキャスター付の寝板より
こういうシートを兼用した方が便利ですね!
MOTOクラスの日本人チームは「TEAM JAPAN」として団結しているみたい!
「ガレージ・モンチ」のジムニーは本日も順調にこなしたようです。
ホテルのパーキングでは発電機の音が響き渡りラリーの空気感が漂っています。
還ってきたラリーカーの整備がはじまります。
ラリーの洗礼、と言ってしまうにはあまりにも過酷な状況を目の当たりにし、
言葉をかけることすらできず、
コンビニで買ってきたスポーツドリンクを差し入れするのが精いっぱいでした。
http://axcr2012.ldblog.jp/archives/14166810.html
↑ この日の芳澤さんの現地レポートがコチラ
選手たちはホテルでの夕食を取り、コースやクルマの状態などの情報交換です。
ここで食事をできるチームもあればメンテナンス作業に追われて食事もままならない
チームもあります。
この日はダルニー奨学金のサポートを受けて学校に行っている子供たちを迎えての
セレモニーが行われました!
やがてHQで、今日の順位が発表されました。
どうしてこれが、今日の順位なの?
何が根拠でこのタイムなの???
あれれ~??
私たちより後にスタートして、私たちが193km地点でどうしようかと話をしているときに、
その場にいなかったラリーカーなのに、
どうして私たちより良いタイムなの~???
どこかのチームが抗議書を提出した、という話も聞きましたが、
結局のところ順位が変わらず。うーん。。。
これも、アジアンラリー・・・ですよね。
そして、夕食を食べた後のタイミングで大幅なコマ図の変更が発表されました。
掲示板の前にはコマ図を持ったナビの人たちが詰めかけててんやわんや。
総合距離と、区間距離の計算の確認の計算を電卓で確認したりしているうちに、
刻々と時間は過ぎていきます。
あーもー眠い!!
明日は9番手スタート、7時46分出発です!
毎年恒例!東京オートサロンが開催される週末に合わせて?行われる
アジアンラリー関係者一同の同窓会
コップンナイト!
これは、アジアンラリーの共に走りぬけた仲間と集うだけでなく、
今年のラリーのルートが発表となる場です。
今年のコースはパタヤスタートのラオスのパクセがゴール!
ラオスと言えば私も1999,2000,2001,2004のラリーの時に走っています!
当時、ラオスのSSと言えば、牛フン臭!
また、ハイオクが無くて、仕方なくレギュラーを入れて走って、
ガソリン車なのにディーゼル車並みの黒煙を吐いて走っていましたが、
今ではどうなったでしょうか?
日程も増えて、距離も増えてなかなかハードなラリーが期待できそうです!!
コップンナイトの会場は六本木のタイ料理屋さん。
久々に食べるタイ料理に舌鼓!!
会場には大勢のひとが集いましたよ!
もうね、人が多すぎて座席が足りないだけでなく、
フロアの限界以上にイスと机がと人でいっぱいになって
いっそのこと立食にした方がいいくらい!
モンゴルからは味戸選手が駆けつけました!
味戸選手は現在、モンゴルのウランバートルでクルマ関係のお仕事をしています。
http://www.autojapan.mn/
毎日が真のサバイバル生活で、この時期はのモンゴルは氷点下の世界なのだそう。
またいつか、アジアンラリーに参戦したいとのこと!
そのときは、モンゴルから自走でくるのでしょうか!?
去年からアジアンラリーのスポンサーとなったフェデラルタイヤの社長さんが台湾から参加!
台湾人の社長さんが英語でスピーチしているのを、台湾人の通訳の方が日本語に訳すという、
なんともインターナショナルな感じですね!
そして、コップンナイトと言えばアジアンラリー完走証明の授与。
主催者の笹さんから直々に手渡されます。
青木拓磨選手!
LRBの鶴山光太郎選手、青野やっちゃん!
タイからはアジアンラリーの仙人と言われるウィチャイさん(44歳)も参加!
我がチームリーダー、青木考次選手!
深野選手!
走るミュージシャン、ミッチー!
ラリーのDVDのBGMも担当しています!
ガレージモンチの西村選手、道畑選手、井原選手!
伊藤選手!コップンナイトの翌日からタイへ数週間出張!
ガレージモンチの竹野選手、柳川選手と奥様!
LRB 吉野選手、熊井選手!
バイクチームも!
アドベンチャーで参加した人たちももちろん!
ガレージモンチのサポートを代表して櫻塚選手!
SHOW AIKAWA ワールドラリーチームのサポートの辻本選手、山本選手!
メディア代表、高橋さん、村松さん、間野目さん。
そして、私のところにはスペシャルアワード賞のトロフィーも!
(ラリーの表彰式の時にもらったのは、ロスリン選手にあげてしまったので)
ただしこのトロフィー、軸となるビスが無くてセロテープで仮止め中!
ビスは、ただ今タイから運ばれてくるのを待っている最中です!!
コップンナイトの後、2次会、3次会と会は続き、
みんなのアツイ思いで
冬の六本木がまるで真夏のタイの夜のような雰囲気となりました。
今年のラリーはどうなるのか!?
楽しみになってきましたねぇ~。
(早く去年のラリーブログ書かなきゃ~・・・)
そしてコップンナイト閉会後、1時間ほどして駆けつけてくれた安東選手も!
お忙しいところ、ありがとうございました~!
SS2のスタートは、ラバープランテーションの中の一本道。
路面のギャップを拾って跳ね上がるラリーカーのの助手席で、
右手にボールペンを持ち、コマ図のページをめくり、ツイントリップのクリアボタンを押し
左手でコマ図を押さえます。
うわー、走り始めていきなりコマ図の距離とツイントリップの距離が一致しない!!
チョット慌て気味に、それでもなんとかナビをしていると
運転している川脇選手から
「これくらいのスピードで走って大丈夫か?」。
ひゃー、ちゃんとコマ図を追えてないのを感づかれた!?
この一言で、頭の中のゼンマイが(ゼンマイって・・・いまどきの子は分からないだろうなぁ)
ぎゅぎゅーっと巻かれる感じがして
あっという間に、以前ラリーに参戦したいたころの感じを取り戻しました!!
一致しているように見えなかったコマ図とツイントリップとコースが
焦点が合うようにぴったり重なり、ドライバーを導くための道が見えてきました!
コマ図とツイントリップと路面を交互に見ながら、順調にコマ図を消化していきます。
スタートして数キロ走ると、オレンジ色のピックアップがブッシュの中に埋まってる!!?
バンディットだーーー!!!
ココは助けるべきかどうか、一瞬悩みましたが
バンディッドが私たちに向かって「助けてくれ!」ではなく「おれにかまわずイケー!!」
と言ってるように見えたので
ここは後から来るチームトライアングルに託して私たちは先を急ぐことに!!
バンディッドがハマっていた道は、コマ図通りの道。
もし、バンディッドがそこにはまっていなかったら、私たちもそこで足止めを食らったかも!?
私たちは、そこを右手に見ながらエスケープ!
ブッシュの脇の道を走っていたら、正面からオレンジ色のピックアップが向かってきた!
緩いカーブ。
ナビシートにいる私のところから走ってくる車にいち早く気づいたけど
ドライバーからはまだ見えないみたい!!
思わず「キャーーーーーー!!!」
と、オンナノコらしい悲鳴をあげてしまいました!!
サードシートで私の叫び声を聞いた井入選手
「キャー言うてたでー!!(笑)あとで、みんなに言ったろ~(笑)(笑)」
とか何とか言って走っていたら、こっちもミスコース!!
次のコマ図が無い!!
だからさっきのピックアップも引き返して来たんだ!!
私たちも慌てて来た道を引き返します。
「(さっきみたいに)正面から車が来るかもしれないから、気をつけてくださいね」。
うーん、どこで間違えたんだ~?って感じでしたが、
井入選手が「ここちゃうかー?」と本来の道を見つけてくれました!
確かにこれは間違い易いかも!!
って感じのところでしたが、一度のミスコースで何分もロスしちゃうんだから、
気を引き締めてナビをしないと!!
ちなみに、このあとも何度も井入選手の眼の良さに助けられました!!
さすが、何百キロものスピードでサーキットを走っている人は、眼が違うのでしょうか!?
34キロを過ぎたところで、間もなくピタックポイントです。
スタートの人が言ったように、本当にピタックはいるのでしょうか?
すると・・・・・
クルマの高さほどある、背の高い草むらの向こう(今思えばトウモロコシだったか?)、
夏のタイの太陽がギラギラと照りつける光の中に、すらっとした人のシルエットが!!
もちろんそれは、ピタックさん~!!!
ピタックさんいた~!!!
ピタックさんは、助手席に寄ってきて、私のコマ図にさらさらと赤ペンで書き込み始めました。
そして、コマ図では直進になっているところを左折して
そのまま道なりに3キロ走れ!
その後のコマ図は無し!
そうすると、突き当たるからそこを左に行け!
それが34.75㎞のポイントだ!!
と、言っているようないないような。。。。
よくわからないけど、その時に私とピタックさんが私のコマ図に書いた指示がこれ。
ピタックさんは、私のコマ図を手に持つと、
コマ図を取り消すようにさらさらと赤線を引き
34.75kmのコマ図の数字に丸をすると、
つきあたりを左に行くようにと書きこみました。
そんな指示って~!!!
これじゃぁ、総合距離も、区間距離もよくわからなくなっちゃうし、
その後のコマ図の数字だってかわってきちゃうじゃーん!!!
と思っていても、しかたありません。
みんな、同じように指示されてゴールを目指すのです!
あとは勘に頼るのみ!!!
このあと、迷ったチームもあったみたいですが、
私たちのチームは運よくオンコースに戻れて一安心!!
でも、総合距離が違っちゃってるから、このあとは区間距離でナビをするしかありません!!
不安な気持ちを持ちつつも、コマ図の絵と、実際の道路状況と、区間距離を照らし合わせて、
オンコース上をはしっていることを確信しながらナビをします。
不安な気持ちをドライバーに悟られてはなるまい!!
そして、前日の公示で示された、大きくコマ図が変更された場所へとやってきました。
川脇選手にはスタートする前に
「今日は、大きくコマ図が変更になっているところがあります。
ここは急きょ変更になった場所だから、ちゃんとしたコマ図が作れていない可能性もあるので
ちょっとゆっくり目に走ってくださいね」
とお願いしておいた場所。
ドライバーのペースを乱さないように、でも、少しゆっくり目に走ってもらうように伝えました。
変更されたコマ図のページを見ながら走っていると、
左手にラリーカーが停止しているのが見えました。
インドチームです!!
AXCR2012
2人のクルーが、ピックアップの荷台に腰をかけて座っています。
「どうしたんですか~!?」
助手席の窓を開けて(日本語で)声をかけると
どうやらマシントラブルのよう。
そう言いながらも、すかさず今いる位置をナビの人と確認。
案の定、距離とコマ図がちょっとずれてた!!
確認できてラッキー!!!
そして、47.84km地点。
総合距離をちょっとマイナスして46.76kmに「RE・CAL」
RE・CALなんてラリーやってて初めてお目にかかる言葉だったけど、
まぁ、46.76に修正してね!ってことでしょ。
ってことで、ここもあらかじめドライバーに
「コマ図の修正があって、途中で距離を修正しなきゃだからちょっと止まってください~」
とお願いしていたポイント。
で
す
が
もたもたしちゃって、修正がスムーズにできず。
(言い訳ですが、機械の問題もあるんです!)
1秒でも速く走りたいドライバーさんには、かなりイライラさせてしまったよう。
「もう行ってもええか?」
そう何回か聞かれるうちに、修正が終わらなかったけどGO!!
あとは、私の頭の中で修正しながら走ることに!!
RE・CALポイントのすぐ先では、チームメートの応援隊が
大声援を待ち構えていて、私たちが走り去るのを大声援で出迎えてくれました!!!
その歓声の間を一瞬で走り去り、またプランテーションの中へとラリーカーを走らせます!
114.83km走ったところでPC STOP!
サービスエリアにつくと、タイ人のメカニックたちが、一斉に私たちのクルマの整備を始めました!
そして、私たちには冷たいおしぼりと、飲み水が手渡されました!
うわぁー!F1みたい!!
こんなVIP扱いでいいのでしょうか!?
30分の時間をおいて、SS後半がスタートです!
ここで、めちゃくちゃだったツイントリップの数字とコマ図の数字を調整。
いちいち頭の中で足し算や引き算をする必要が無くなって
これでナビしやすくなる!!
そのあとは、コマ図とツイントリップの数字がピッタリあって、
気持ちよくナビができました。
ちょっと余裕も出てきて、曲がるタイミングのカウントダウンなんかもできるようになって
しかもそれがビシーっと決まったりして、ナビのし甲斐もあるってもんです!!
気持ちよく走れて、ラリーを楽しんでる!って気持ちで満たされいたときです
リスタートしてから77㎞走ったっところ、193.33kmの手前で
ラリーカーが何台も停まっています。
STOPのコマのとこね。
右手は畑、左手はブッシュ。
突き当って右に曲がり、左手の林の中へはしるようにコマ図には書かれていました。
私たちは、その突き当りの手前で、前にいるクルマの後ろに車を止めました。
今気がついたけど、このラリーカーの向かって右後ろに看板が。
コマ図どおりだ!!
するとすこし先で停車していたチーム九州男児のナビの内田選手から
「ミナコチン、日本チームで4番目だよ~!速いねぇ!!」と言いながら、歩いてきました。
「この先で何があったの?」と聞くと
その左に入る細い道に地元のクルマが止まっていて先に進むことが出来ず、
本部とも連絡を取っているけど
今は、ここで待機しているしかないとのこと。
ええええええ!
せっかくココまで良い調子で気持ちよく走ってきたのに~!!!
しかし、すでに本部と今後の対策を練っているよう。
どうするの?どうするの?どうなるの?
と言っている間に、T字路をコマ図と反対に左手に曲がって
ここからオンロードに出て、コンボイでホテルに戻るという話になりました。
そして、ここまでのタイムはGPSで拾っているから、それで順位が出される、とのこと。
コマ図を確認すると、ゴールまで残りはあと15kmほど。
ラリーが続行していたら、あと30分もしないうちにゴールできる距離にいるのに!
せっかくここまで気持ちよく走ってきたのに、
このSSをゴールできないなんて!!!!
とはいうものの、仕方ない。。。
ということで、タイ人が率いるラリーカーについて、サケオのホテルに向かうことに。
どの様な状況であっても対応しなければならないのが、クロスカントリーラリーなのです。