地元タイ人が先導するラリーカーについて、サケオへ向かいます。
どこをどのように走っているか分からないので、
前の車から離れないように走りつつも、コマ図や道路標識を見ながら、
どこを走っているのかの手掛かりとなるような情報を見つけながら走ります。
やがて、国道359号線に乗ったところでコマ図と一致する地点を見つけて、
先導するラリーカーについて走りながらも、コマ図を読みながらホテルへ向かいました。
今日の順位に関しては、車検の時に取り付けられたGPSでデータを取っているので、
それで出されるとのこと。
私としては、ちゃんとゴールは出来なかったものの、
取りあえず今日のSSを無事に走り終えることが出来てちょっとホッとした気持ちもありました。
それに、アジアンラリーでこのようなことはよくあること。
初参戦の川脇選手、井入選手に
「これがアジアンラリーですよ」
と言いながら、車を走らせました。
車の中では、今日一日の日程をサードシートから眺めていた井入選手も交えて、
たとえば「右に曲がる」と「右カーブ」の言葉の使いわけのような、
ドライバーとナビの間での、細かいコマ図の読み方のすり合わせなど話しました。
ホテルに到着。
サケオのこのホテルは、もう何度目だろう。
カンボジア国境に近い、辺鄙な街のホテルではありますが、すっかりお馴染みです。
ARAN MERMAID HOTEL
ラリーが来るよーっていう横断幕が!
ホテルに戻ると、すぐにラリーカーはメカニックへと預け、私はHQへ。
駐車場ではすでに、ラリーカーのメンテナンスが行われています。
ラリーのようなフィールドメンテナンスではキャスター付の寝板より
こういうシートを兼用した方が便利ですね!
MOTOクラスの日本人チームは「TEAM JAPAN」として団結しているみたい!
「ガレージ・モンチ」のジムニーは本日も順調にこなしたようです。
ホテルのパーキングでは発電機の音が響き渡りラリーの空気感が漂っています。
還ってきたラリーカーの整備がはじまります。
ラリーの洗礼、と言ってしまうにはあまりにも過酷な状況を目の当たりにし、
言葉をかけることすらできず、
コンビニで買ってきたスポーツドリンクを差し入れするのが精いっぱいでした。
http://axcr2012.ldblog.jp/archives/14166810.html
↑ この日の芳澤さんの現地レポートがコチラ
選手たちはホテルでの夕食を取り、コースやクルマの状態などの情報交換です。
ここで食事をできるチームもあればメンテナンス作業に追われて食事もままならない
チームもあります。
この日はダルニー奨学金のサポートを受けて学校に行っている子供たちを迎えての
セレモニーが行われました!
やがてHQで、今日の順位が発表されました。
どうしてこれが、今日の順位なの?
何が根拠でこのタイムなの???
あれれ~??
私たちより後にスタートして、私たちが193km地点でどうしようかと話をしているときに、
その場にいなかったラリーカーなのに、
どうして私たちより良いタイムなの~???
どこかのチームが抗議書を提出した、という話も聞きましたが、
結局のところ順位が変わらず。うーん。。。
これも、アジアンラリー・・・ですよね。
そして、夕食を食べた後のタイミングで大幅なコマ図の変更が発表されました。
掲示板の前にはコマ図を持ったナビの人たちが詰めかけててんやわんや。
総合距離と、区間距離の計算の確認の計算を電卓で確認したりしているうちに、
刻々と時間は過ぎていきます。
あーもー眠い!!
明日は9番手スタート、7時46分出発です!