今後が楽しみな、試乗記

新型ステップワゴン出ましたね。
全車1.5リッターターボ

ステップワゴンにゃ全く興味ありませんが、新型エンジンに興味有り。
ってなことで、ｍｙディーラーにちょいと野暮用ついでに、試乗してきました。

つい先日、ＣＲ－Ｚの車検の代車に先代ステップワゴンを半日乗りまわしたので、比較も面白いかもってな、話も。
先代ステップワゴンですが、前期のｍｙＣＲ－Ｚより０－４００加速が良いのは、よく知られた、ＣＲ－Ｚのドンガメぶりを現す表現ですが、市街地での加速、郊外での追い越し加速、直線じゃ、ｍｙＣＲ－Ｚでは全く敵いませんと正直に認めるほど、よく走る車でした。

で、新型ですが、普通に走り出せば、ＮＢＯＸのＮＡくらい？ＣＲ－Ｚより遅い（笑）
ＣＲ－Ｚに乗りなれた自分的には、モーター欲しいが正直な印象。
床まで踏めば、先代ステップワゴン並み。ＣＲ－Ｚより速い（泣）
とりあえず、ピークトルク時でも常識的な２ＬＮＡ程度。感動する要素なし。

まあ、想像どおりですな。

ダウンサイジングターボの美点は、アクセル開度に応じて必要なトルクを発生すること。
アクセルを踏まなければ、最低のトルクで燃料節約、パワーが欲しければアクセル踏んでトルクＵＰ。
燃費走行をアクセルワークでと語れるレベルドライバーなら、これは当然に理想的。
アクセル開度とパワーの出方は、まずまずかな？欲しいパワーをアクセルできちんとコントロールできるってな感じですかね。
ただし、エコモードで走ると、これが大雑把になってしまうところは、お約束。

エンジン音も普通のホンダのスポーティじゃない１５００ＣＣの音。もっとも、静かなので、全く気にならず。
Ｆ１みたいにゲロゲロしていたら、面白いかもとドキドキしていましたが、まあ、そんなわけないです。

日常域では、急加速に気を使う必要がない分、これくらいがちょうどいいし、いざという加速では、不足を感じない十分なパワー。ドカンときて焦ることもない。
税金も安いし、燃費もまずまず。
個人的には、これがベスト。ハイブリッド技術研鑽に翻弄された日本車の失われた１０年が悔やまれます。
やっと、始まりましたね～。

ボディ剛性や質感もトヨタに勝ることはできずとも、劣っているとは感じない十分に満足できるレベル。
こりゃ、トヨタさん、ちょっと焦るかも
いや、焦るべき。トヨタさん、ターボ出しても、価格設定がおかしい。しかも生活４ＷＤには搭載する気まったくないし。北海道人なめるなよ。

で話を戻して、ステアポジションとメータ位置がなんかへん。
ステアを一番上に上げて、最大限引き出して、シート寝せて、やっと違和感なくステアを回せる的なポジション。
シート寝かせて乗るホンダマニアに合わせたのか？
それとも、細い人限定か？
太めの人の１０時１０分ステアポジションなめんなよ。

それと、ターボエンジンとトルコン付ＣＶＴの統合制御の詰めが甘いのかよくわかりませんが、微加速で、車の動きがアクセルにレスポンスしなかったり、重苦しい領域があってちょっと気になりました。
トルコンの空転とＣＶＴのエネルギーロスに無過給時の低出力の最悪の組み合わせのせいかな？ＣＶＴを捨てて８速ＡＴくらいがベストな気がします。

まあ、このシステムのラインナップが増えていけば、いくぶんかは改善されるでしょうし、とりあえず、６年気が早いですが、次期ステップワゴンに期待します。
ホンダさんに限りませんが、新システムのリリース直後の製品は、まったく買う気になりません。というネガを払拭できなかったのは残念。

ＣＲ－Ｚに、このエンジン＋モーターでＭＴだったら、まさにＣＲ－Ｘの再来で、わくわくが止まりません的な車になるのにね～。

ハイブリッド技術研鑽に翻弄されて失われた１０年を取り返せるか？

日本車業界に、なんとなく光明が見えた気がしました。
でも、ＣＶＴ技術研鑽に翻弄されて失われた歳月は、いつ取り返されるのでしょうか？いまだ闇の中とは残念（笑）