
最近の我が家の所有車両は、白いホンダ車3台という状態であったため
「白いホンダ車好き」を自称しておりましたが・・・
先日、突如、我が家恒例の車入れ替えチャレンジが発生し、3台のうちの1台を他社に切り替えたことから、白いホンダ車好きを返上いたしました。
始まりは、ゴールデンウイーク明け。
その伏線は、今年2月に遡ります。
今年2月、何があったのか?
ヤリス・フィット販売開始によるBセグ紛争勃発。
フィットは、モチーフは柴犬らしいですが自分にはカエルにしか見えずDNAが拒否をしたので興味なし。ヤリスのモチーフは、正月に登場する黒豆らしいですが、味覚が子供な自分は煮豆も苦手。GRが追加発表になって、かつてGT-FOUR乗りだった自分的には、たいへん魅力的な車に写ったのですが、体調的にMTはもう無理ってな後ろ向きな思考の反動でGRではない普通のヤリスにもなんだか興味なし。
でも、柴犬とか黒豆とか、少し若さの足りない和テイストがおもしろい。
と自分的には少々微妙なこの車達ですが、奥様の評価は、違っていました。
奥様の車の好き大好きはリアののぽってりとしたスタイルで決まるようです。これまで奥様の大好きな車認定されたものは、N-ONE、CR-Z、FN2シビックタイプRユーロ、FK2シビックタイプR、FK8シビックタイプR
そして、新型ヤリス。
フィットは、残念ながら落選。
と、奥様は、ぽってりテールがセクシーなヤリスが大好きで、まもなく好き好きオーラ全開な感じになっていたので、自分もトイレにヤリス関係の雑誌を置いて毎日数回猛勉強勉強をしました。が、Bセグメントといっても購買意欲をそそられる上級グレードはかなり高額。
その金額なら中古を含めると夢のある選択肢が無限に広がるわけで、普通ならさっさと試乗して将来の購入の可能性を検討程度、まあ、そんな車もあったよねぇ、という話なるはずなのですが、地元のカローラ店に自分と不思議な縁のあるセールスがいて、もしもトヨタ車なら奴から購入してあげたいと思っており、万が一にもヤリス購入という話が進んだらという可能性を考慮して、北海道でも5月からトヨタディーラー全車取扱いになるということで、それまで他店に浮気しないよう逸る気持ちを抑えヤリスとの対面をゆっくり待つことにしていました。
そして5月。コロナ禍で地元の田舎のカローラ店にはすぐに試乗車や展示車は入ってこないだろうと予想していたのですが、連休明けに、欲しいグレードではないものの、奥様が待ちに待っていた試乗車がやってきました。
その試乗車入庫を知ったのが5月の第3週。
そして早速、その週末に、密を避けながらの試乗をすることができ、車両入れ替えチャレンジが幕を開けたのでした。
奥様はヤリスとの対面と試乗が楽しみで眠れなかったらしく、カラスも目覚めていない早朝から準備万端。
ヤリスの実車は走行している姿を何度か見ていましたが、間近で見ると、コンセプトどおりの凝縮感に敬服。
夫婦共に交互に試乗した結果、夫婦でTNGAで生まれ変わったヤリスの素晴らしい完成度にすっかり心を奪われてしまいました。
最近、体調不良で助手席に乗る機会増えてきた自分なのですが、奥様カーのN-ONEの助手席は足元が狭すぎて心筋梗塞によって足の血行が悪い自分には短時間の乗車でもとても苦しく感じていたので、助手席がたいへん快適なヤリスに乗換えてもらえると助かるなぁなんて思ってしまいました。
奥様も最近ミシミシとボディが緩くなってしまったN-ONEの高速走行性能が少々不安ということで、夫婦の願望と欲望が一致し、早期に入れ替えで購入できないか、検討を始めることにしました。
帰宅後すぐに開催した家族会議で、納期が3か月以上と長いので一刻も早く注文しようと善は急げと暴走状態に移行。ついでに、ここで自分のGRスープラとGRヤリス購入の野望は果敢無くもここで潰えました。
その翌週明けには、残クレで購入したN―ONEの早期返却と、ヤリス購入の資金調達の準備を整え、5月第4週末に注文することに決定しました。
試乗から速攻でヤリス購入を決意した我が家ですが、なかなか決まらなかったのが、ボディの色。
購入するヤリスは奥様専用マシンなので、当初は奥様が気に入っていたイメージカラーの赤黒ツートン一択で見積もその色で算定したのですが、いざ注文を目前に真剣に検討を進めていると、偏光によって変化した色味がちょっと違和感となり、自分が青好きなのも考慮して青黒ツートンにと再考したのですが、晴天下で映える流行りの空色系って赤より目立ち度全開で無理。紺はちょっと濃くて手洗いしない夫婦には無理。ってなことで振り出しに戻りました。
夫婦共通で好きな車が引きしまって見える白黒ツートンがあれば、即決定なのですが、白は単色しかなくヤリスの白って、これから町に溢れるはずの営業・リース車ですよねぇ。白黒に似たピンク黒ツートンの実車を同じく晴天下で見ると、完全にピンクで自分には絶対に無理。他の色も正直渋い感じだし。自分まだまだ気持ちは若いし、奥様は自分より14才も若いし。
いや~、カラーデザイナーさん、ヤバくね?なにしてくれてるの?
と、車は欲しいけど色が決まらず、赤、青、白の納得できない堂々巡り。
本来なら色が気に入らない商品の購入自体がナンセンス、残念!トヨタさん!という話のはずが、色は気に入らないけどヤリスは欲しいという不思議な思考に陥ってしまった夫婦が辿り着いた答えは、カタログにある白のGRフルエアロ。これなら白でも商用車の雰囲気解消。
モデリスタではなくGRなのは、赤線って我が家のFK8と並べてみたいのと無塗装だから。
ヤリスは我が家の下駄車として全天候下で使用することになるのですが、我が町は北海道屈指の豪雪地帯で、自分も奥様も大雪の走行中にエアロを破損させた経験者。なので下部のエアロパーツは装着したくなかったのですが、GRのフロントエアロは左右2分割なのでダメージ半分、しかも無塗装なら雪をラッセルしてもノープロブレムと楽観的な現実逃避。
高価な部品なので想定予算オーバーですが、自分の蓄えを少々崩せば大丈夫。
というわけで、色も仕様も固まり、ファイナルアンサーをシミュレーションして、商談の予約をとって、いざ、決戦の地へ。
ところで、商談といえば、奥様は持っています。
なにを持っているか?商談の勝機!
詳しくは過去の車両購入ブログをご覧ください。
それで、色を再指定・オプション追加、一部見直しで話を進めていると、奥から店長さんがやってきて怪しげなリストがセールスに手渡された後、この週末から始まったボーナス商戦在庫一掃セールコーティングキャンペーンのチラシが我々に提示されました。
見ると、キャンペーンの期日は7月末まで。ヤリスの納期はコロナ禍の影響でおよそ3か月。今注文しても8月以降でさらに未定。ん?在庫一掃キャンペーンって、そもそも、これから生産される車には関係無いと思いますけど?
と、そのとき、謎のリストを遠目にチラ見していた奥様から、んふぁっ?!と歓喜の声が漏れ出ました。
で、セールスから出た言葉は、所望のグレードと外装色・内装色ならメーカーオプション違いで在庫車があり、キャンペーンの対象として望まないメーカーオプション分の支払い額はほぼ相殺で・・・etc。
はぁ?
3か月の待ちを覚悟していたヤリスがまさかの即納可?
しかも、想定のハードルを軽く超える超お買い得?
なんですか?このラッキーな感じ。
ヤバい、まぢで持ってるし、うちの奥様!
ふと、冷静になって周りを見渡せば、満席だった他のお客は全員いつの間にかいなくなり、お客は自分達だけの、印鑑を押せと言わんばかりの張り詰めた静寂の空間。
はい、決着の時は満ち満ちておりましたので、深呼吸の後、決定いたしました。
そして先日、無事納車いたしました。
さて、我が家にやってきましたのは、
トヨタ ヤリス ハイブリッドZ E-FOUR パールクリスタルシャイン
アドバンスパーク装着車
自己所有としては実に17年振りのトヨタ車となりました。
噂の高度支援システムは夫婦共に駐車に不安はなく、全く不要だったのですが、在庫車ということで・・・。でも、せっかくのなので、これからはガンガン使わせていただきます。
さらにGRパーツや奥様の軽自動車卒業記念にツイータシステムなどオプションも満載となり、総額がヤバいことになってしまい、恥ずかしくて書けません。
自分が、車買う系ユーチューバーだったら、かなり自慢していると思います。
一つだけ惜しかったのは、男のロマンであるヘッドアップディスプレイが付いていないこと。
さてさて、
これまでの我が家の所有車は
ホンダFK8シビックタイプR(チャンピオンシップホワイト)5ドア
ホンダRP4ステップワゴンスパーダ(プラチナホワイトパール)5ドア
ホンダN―ONE(プラチナホワイト・ブラウンツートン)5ドア
の「白いホンダ車マニア」でしたが
N―ONEをトヨタヤリスハイブリッド(パールクリスタルシャイン)5ドアに入れ替えましたので、これからは、「白い5ドア車マニア」に自称を変更いたします
あれ?なぜに全車5ドア?って・・・。
でも5ドア便利過ぎ!万歳!
最後になりましたが
さようなら ホンダN-ONE 2年間本当にありがとう