前回の続き。
ニュルブルクリンクを走ってみよう
クルマ好きが考える一度は走ってみたい場所、そう、ニュルブルクリンク北コース。全長20.832kmの北コースは、ツーリスト枠があってチケット代を払えばだれでも走行できる。

もちろん走りに行きましたよ。
初めてニュルブルクリンクを走るので、ニュル専用レンタカーを借りてみます。
初めてすぎて本当に何もわからないので、インストラクター付きのプランでポルシェ718ケイマンを借ります。
借りたのは
Ringtaxiという会社。
ほかにもたくさんニュルブルクリンク周辺にレンタカー屋さんが点在していますが、ここはニュルブルクリンクのメインの建物の一角にオフィスを構える大手レンタカー屋のうちの1つ(っぽい感じがした)。
まずブリーフィングをうけてニュルを走る上でのルールを15分ぐらいで教わります。

その後、外で待ち構えるケイマンにベルギー人インストラクターと一緒に乗り込みます。
人生初のニュルだと伝えると、入り口への行き方からチケットの使い方など、細かいことも丁寧に教えてもらえます。
実際ゲートをくぐって走り出します。
初めてだと伝えたので、ブレーキのタイミング、コーナーの侵入の仕方、アクセルオンのタイミングまでリアルタイムに細かく教えてもらえます。
はじめはベルギー人が話す英語が悪いのか、私のリスニング能力が低いのか、「right」が「wide」に聞こえてしまって、「コーナーを広く使え」と言っているのかと思いかなりとっ散らかるも、「右に寄せろ」とわかってからはうまくまとまるようになります。
ニュルを走って思ったのは、いかに速いクルマをうまくパスさせるか。
インストラクターが常に後ろもチェックしてくれていたので、速い車が来たことを教えてもらえましたが、一人だったらコーナーに集中しすぎて絶対に無理だったと思う。それぐらい針の穴に糸を通すようなドライビングを強いられる。
そうこうしているうちに、あっという間に4ラップ終了。
はじめは4ラップだと少ないかと思ったが、お腹一杯になりました。
料金は4ラップ、ガソリン代、チケット代、保険料込み、インストラクター付きで999ユーロ。
最後にインストラクターに「立派なグリーンヘルドライバーになったな!」とお世辞を言われて、人生でやりたいことリストが一つ消化できた気分になりました。
次行くときは、ゲームで走りこんでから行きたい。
マジ楽しかった。
ちなみにニュルの一般走行枠(ツーリスト枠)ですが、インストラクター曰く、土日が一番混んで、月曜日が一番すいているのだそう。そこから週末にかけて徐々に走る車が増えていくのだとか。オススメは月曜日です。ただし平日は夕方のみオープンなので注意。
(あとできればマジックハンドがほしい。チケットをかざす機械が遠すぎる。慣れてない車で寄せるのは大変だと思う。)

↑ニュルでテストするプロトタイプカーも給油する、あの有名なガソリンスタンドで給油して走行体験は終了。満タンで初めて4ラップ約80kmで半分近くガソリンを使ってました。
レンタカーで行く自動車博物館
ドイツには魅力的なクルマのミュージアムがたくさんある。
シュツットガルトにはポルシェ好きにはたまらない、ポルシェミュージアムをはじめメルセデスベンツミュージアムもある。ほかにもヴォルフスブルクにはVWのアウトシュタット、ミュンヘンにはBMWミュージアム、行ったことないけどインゴルシュタットにはAUDIのもある。
しかし今回紹介したいのは、個人が集めた選りすぐりの自動車を展示する自動車博物館だ。
レンタカーでしか行けないかなりの田舎にあるのだが、2023年開館したばかりなので、かなり真新しい。
その名も
Nationales Automuseum The Loh Collection
地図↑を見て欲しいのだが、フランクフルトから北に1時間半ほど、またはケルン・ボンあたりから東に1時間半~2時間当たりの距離にある。正直言ってド田舎だ。

しかしながら、およそ個人で集めたとは思えない珠玉のクルマたちが展示されており、展示車の数も多く、レストランやミュージアムショップなどもあり、更には展示されているクルマの詳しい解説動画が流れている出入り自由な映画館なんかもあって、丸一日は余裕で楽しめる内容だ。
展示内容はクラシックから少数生産の限定車、フォーミュラに耐久レースカー、最新スーパースポーツまで様々で、それぞれのクルマにストーリーがあるような展示内容だった。
数えはしなかったが150~200台弱は展示されていたのではないだろうか。かなりのスケールでした。
ほんの一部を紹介すると…
クルマでしか行けないような場所なので、レンタカーで旅するときは是非行ってみてください。
レンタカーで行きたい古城ホテル
続いてレンタカーでドイツを旅しておすすめなのが、古城ホテルに泊まること。
しかも一泊100ユーロ台の比較的リーズナブルな防衛要塞系の古城ホテルがいい。
リーズナブルなのには訳があって、とにかくアクセスが悪い。
それもそのはず、要塞系のお城は山の中か、見晴らしのいい小高い丘の上に建っており、アクセスするための道も狭い。近くまで公共交通機関できてもそのあとは重い荷物を持って坂道を登る羽目になる。また観光バスなんかはまずは入れないような狭い&曲がりくねった道の先にホテルがある。だから安いのだと思う。
でもレンタカーがあれば話は別だ。
おすすめはやはりライン川沿いの古城ホテルだ。
ライン川を見渡せる小高い丘に数キロおきに城が建っており、そのいくつかはホテルとして改修されている。
1件リピートしたいと思ったホテルがあったので紹介します。
グーテンフェルス城
たぶん家族経営っぽく、ホテルに着くと、正面ゲートは閉じられており、脇にあるインターフォンを鳴らす。するとマネージャーと名乗る気さくな方が対応してくれます。
ドでかい扉をくぐると、そのマネージャーさんが対応してくれて、部屋まで案内する間にお城の説明をしてくれたりします。
お城自体は13世紀ごろの建物でかなり趣があります。客室は最新の機器が備えられており快適。
問題は夕食がないので、デリバリーしてもらうか、備え付けのキッチンで自分たちで料理を作ることになります。
歩いていけるようなところにスーパーがないのでレンタカーで夕食を買い出ししてからチェックインするといいでしょう。
パンやソーセージ、チーズそしてワインなんかを買って簡単に料理するのもおすすめ。
料理は城の中のどこで食べてもいいとのことで、見晴らしのいい場所にはだいたい机や椅子が設置されているので、そこを使います。
朝食は用意してくれて、当時騎士が会議場として使ったといわれる場所でいただきます。
シャンパンなんかも用意されていますが、クルマなので泣く泣く辞退。
ここはコスパに優れるいい古城ホテルでした。
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2023/12/07 21:36:12