今週は御大です。

すみません、書き始めたら止まらなくなっちゃった。本当は日付が変わる前に出そうと思ったんですが･･･　１週間とちょっと過ぎちゃいましたね(^^;;
さて、今週のひと言(名言？)は御大です。


｢しょうがんないですね。｣
クラッシュした時などに諦めてプラスに考えなさいといった場合の時に言われます。
必ずんが入るのが気付く方は気付くのかな(笑

｢ちゃくちゃくと！進んでますね。｣
ラリー参戦準備などで進んでいる途中経過良好の時に喜んで言われ、チョッと嬉しくなったりするお言葉です。

｢イイっすね。｣
これも上記と同じ時が多いですかね？　あとは修理が終了した時とかに車を見返す時です。

｢全然意味ないッスね。｣
やんわりと怒られる時に言われちゃいます。ソレそうしても無意味だよっていう場合全てにおいて(;^_^A汗


↑ちなみに一番左が御大。

※怒られることがきっと現在最も多いであろう私のデータです。内緒！



でも、そういった御大と話したりするようになって早６年。最初はお客さまとして必ず｢～さん｣と言われていた。僕が変わっているのかも知れないけれど、僕の中でそういわれることに実に抵抗があって、某ダーキンやら諸先輩方のようにいつになったら呼び捨てにされるのだろうと思っていた。

それが呼び捨てに変わったのは僕のデビュー戦である'０２ ソネットラリーでのことだった。この当時のソネットラリーはこの前年のギャラステが丸和からヒーローしのいサーキットになり、この年も同様だった。

レキ終了後、しのいのフリー走行で練習できるとあり、ここは練習とばかりに皆練習した。僕は御大のワークスマーチと同じ時間帯で入り、練習を開始した。２周ほどするとナビのコドラ２３号さんがウィンドウを開け、手を前後に振っている。

｢前に行けってことかな？｣

この時ハッと気付いた。御大が直々に僕の走りを見てくれるというサインだった。
僕の気持ちは超ハイテンションになり、出来る限りの全開走りで走った(この当時に冷静さが元々無かったという突っ込みはナシで(^^;)。真後ろにはピタリと御大が運転するワークスマーチが。

１周すると後ろに車はいなかった。２周目にパドックに目をやると既に御大は戻っていた。するとダーキンが近づいてきて僕を手で呼んでいた。２周目を終えるところでピットレーンに入り言われたとおりピットに戻った。

慌てて近づくとダーキンが｢ウッキー、御大が話があるって言っているので行きなさい。｣

｢はッ、はい(驚｣

と御大に近寄ると、

御大｢ウッキー、全てのブレーキングでメリハリがないですね。アクセルをブ～ンって戻すと、ブレーキも丁寧なんだけどちゃんと踏んでない。なるべく(制動距離を)短く止める。(エンジン)回転もブ～ンってなってるからメリハリをつけるとまだタイムは縮まるね。｣

･･･とこの時初めて呼び捨てで呼んで頂いた。恐れ多かった分、スッゴク嬉しかった。
この時から僕自身の接し方も他人行儀でなくなったと思う。

それ以来、車で上手くなること以外にも、仕事で行き詰まっている時や疲れ果ててる時など相談相手に多々なってもらっているし、実際助かっていることがほとんど。僕自身もここ何年かの長い間にあった精神不安定な状態から抜け出し、もう出口が見えている。

ひょっとしたらもう抜け出たのかもしれないけれど、ラリー、御大によって僕自身人間が成長出来たように感じた。純粋に走りたい、上手くなりたい、速くなりたいといった思いの他にこれからも自らのプラスのためといったサブテーマがラリーにはあるから、きっと辞めることはないと、そう思う。

なので、精神的に嫌なこと、重荷になることがあったらラリーに限らないかもしれないけど何かしら打ち込めることを探すのがイイと思う。僕自身はラリーしか薦められないけど(笑　その何かを通じて人、車、何かしらの変化は起きるからね。



･･･アレ？　今週のひと言から物凄く重い話を話している･･･　まぁ、それだけ僕にとってはラリーと御大と今いるチームの皆さん、ラリーなどで知り合った方々との関わりあいひとつひとつが実に重要であって僕の生活の一部になっているってことですね(^^;

だからね、｢ラリーやるとプライベートで使えるお金って無いですよね？｣ってこの前とある仲間から質問されたけど、それに変えられないものがあるから辞められないんだよ。だからやる気があるなら一緒にやろうよ。あくまで僕の場合だけどネ(^_^)b