2006年06月07日
ジャズ喫茶存亡の危機
ジャズ好きには大変深刻な問題が進んでいることを
いきつけの喫茶店のおやっさんから聞きました。
なんでも某協会の徴収する上納金みたいなものがハンパな
金額ではないらしく、きわめて内輪の集まりに対しても
容赦なく収めるように言ってくるそうです。
ラーメン屋さんで流している音楽に対して月あたり約6万円。
某公共施設で週に一回集まってSPレコードを内輪で
聞きあうだけで、公共施設に対して2万円。
ピアノ演奏者がいるバーなんかには月うん十万円単位だそうで、
まともに商売ができるわけがありませんね。
裁判で争ったそうですが、負けてしまって過去の分まで
合わせてうん百万円も請求されたとか。
集めたお金がきちんと著権利者に渡っているかも不明ですし、
毎回どの曲を流したのか把握できずに、適切に著作権利者に
分配されるのか大いに疑問があります。
ついにいきつけの喫茶店では商売をすることを断念するそうで、
ものすごく迷惑な話です。喫茶店で聞いて気に入ったCDを
ちまちまと買っていたのですが、そういう機会もなくすこと
にもなるわけで。
駐車禁止の話もそうなんですが、ある特定の者だけの利権が
からむと世知辛いなあと。
あ、でもいきつけの喫茶店は元から赤字覚悟でやってるんで、
お金をとらない形で腹いっぱい聞かせてくれるように
なるそうです。ここらへんは人間の器が違うというか
さすがだなと感服しました。
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Posted at
2006/06/07 23:46:34
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