「空力とカーデザイン」という本が珍しくかっこいい車が
たくさん載っていて面白い。
車のデザインが気になって読んでみたのだけど、
なるほどなあと感心することが書いてある。
専門書ではないので楽しく空力とデザインの関係が学べるので
お勧めです。
最近よく空気抵抗係数(Cd)ってのをみかける。
小さいほど空力に優れているってことですね。
この本によると
「実車でもボディの隙間や冷却気通路をふさいだり、細めのタイヤを履かせ、
車両姿勢を少し前下がりにするなどですぐ10%くらい値が変動する」
らしいです。
タイヤに当たる空気も結構な抵抗になっているようですね。
というわけで、タイヤの前に整流板をつけて空気抵抗を減らすのが
効果的というわけ。
その整流板の名前がストレーキだそうな。
2000年以降の新車にはだいたいついているらしい。
みんカラではS2000の前期型で輸入車用のものをつけるのが
密かに流行っていたり。
確かにプリウスとかインサイトにはばっちりついてるよね。
エアウェイブのフロントタイヤからちょっと内側に入ったところにも
一応それらしきものがついている。
素人なのでよく分からないが、ネットで調べたみたところ、
ストレーキは負圧を利用してエンジンルームの熱気を逃がすのにも使われるそうな。
エアウェイブの場合はどっちなんだろうね。
ストレーキのマイナス点はフロントタイヤの前につけている場合に
駐車してぶつけちゃったり、デコボコ道で削ってしまったりすることぐらい。
空気抵抗が減るのなら燃費に対してもいいようで、
最近の車は結構ついていることからもメリットはあると思われる。
といっても数パーセント程度なので誤差の範囲に近いかもしれない。
だけどタイヤの騒音が減る効果もあるようなので、つけて損はしないと思う。
値段は1000円ちょっとで純正であるので、ストレーキのない車種は
ついている車のパーツを流用すると安くつくだろう。
ちなみに「自動車用タイヤの基礎と実際」という本によると
80km/h高速道路走行(発進・停止なし)の場合のエネルギーロスの割合は、
空気抵抗50%、タイヤ転がり抵抗40%、駆動系ロス10%だそうだ。
妙な電波系燃費グッズ買うぐらいなら空気抵抗減らしてみるのもいいようだ。
Posted at 2008/01/08 09:06:21 | |
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