デッキ(以下ヘッドユニット:HU),アンプ、スピーカー
(以下:SP)はまず基本としてどのように決めたら
いいんでしょう?
以下小難しい話が続きますので興味が無い人は読んでも
さっぱりでしょう。間違ってる部分があるかもしれないので
フォローをお願いします。
HUは機能で選ぶとカロッツェリアのP01しかまともな
ものがないんですけど、これは高い。結局型遅れのP1
ぐらいしかないですね。あとはナカミチ、デノン、アゼストの
9255ぐらい。だいたい3~5万円。
SPはまずウーファーについて。
SPは国産は異常に高い。アルパインなんて
scan speakの
OEMだと推測されますから、それだったらscanをそのまま
買ったほうがお得。
peerlessか
ETONあたりがよさそうなんだけど
まだ分からない。ホームオーディオ用は耐久性に疑問が
あるように言われているけど、USHERは2年間使って
不具合なし。むしろダンパーの固さからくるVASの違いが
問題かと。そういった意味でS-MXは完全に失敗してました。
世の中のホーム用SPは95パーセント以上がバスレフ式と
いってSPにポート穴があるものです。車はほぼ密閉式。
密閉式で低音を確保するにはSPボックスの容量が沢山
必要なわけですが、なかなか難しい。
SPはBOXの容量、縦横奥ゆきの比率、平行面があるか
ないか、形状、SP裏の抜けのよさ、そして吸音材と
BOXの素材などによって決まるわけなんです。
カーオーディオではBOXの容量、縦横奥ゆきの比率、形状
は変更不可ですね。密閉ということでSP背面からでた
音はドア内だけで殺さないといけない。バスレフのように
低音を逃がせないから当然ビビリも酷い。
そこで
結局制振材と吸音材で音を振動や熱エネルギーに変換して
消してしまう必要があるんですね。
SP背面は車内とほぼ同じだけの音が出ています。
これを素早くどの帯域でも同じだけ消すにはそれぞれの
帯域に合った素材が必要。
ある密閉された空間に広がった音は場所によって音圧が
違い、畝(うね)と腹があります。そこに合わせて
吸音してあげればいいわけですが、実際どうすればいいか
分からない。ただひとつ言えるのは一種類だけ制振材だの
吸音材を使うより、複数使ったほうがより癖はなくなります。
そういった意味で制振材はサービスホールを塞ぐには
強度不足であり、SPボックスを作る素材ではないと
思います。あくまでボックスとして作った上で、車が
密閉式であり、薄い鉄でできているといったことを考慮して
制振材で音を消すと考えたほうがいいのではないかと。
書いていて思ったんですが、やっぱりバスレフ式の
ほうがいいかな?難しいんですけどね。
ドアのビビリの原因である低音を逃がすことできるし、
低域は伸びるので。ポートに吸音材を詰めるなどの工夫は
必要でしょう。
サービスホールやバッフルの補強についてですが、
厚みを2倍、3倍と増やすよりも補強の固いものを1,2本
追加したほうが強度は高まります。小さな折り紙を5枚
重ねるよりも、端っこを垂直に折り曲げたほうが、折り紙は
曲がりません。橋をむやみに厚みを増して作らずに
アーチ式などの補強を入れるのと同じことですね。
バッフルについてはSPを外に出すには4cmぐらいは底上げ
する必要があり、磁石が大きなものですとプラス5cm以上
は奥行き方向の厚みが必要になります。
まだ完全に計ってませんけど、16cmウーファーでしたら
25cmぐらいはインナーパネルをくり抜かないと音が
逃げないはずです。S-MXはここで完全に失敗して
SPの性能を2,3割はダメにしていました。
バッフルはMDFを3枚ほどは重ねて作る必要がありそうです。
続きはまた今度。
Posted at 2006/02/13 12:54:32 | |
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