目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
フロントデフのフランジ部分のところのシールがへたってきたのでオイルが漏れだしました。毎日地味〜に漏れるので結構放置していましたがそろそろ駐車場の油溜りがすごいので苦情が来るのでは…てな感じで今回の作業スタートです!!
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まずはシャフトとフランジの結合部のボルト4本を外していきます。
ここでアクシデント!先日スパナ当てて確認したボルトとナット14mmだと思ってましたがなんと9/16とインチでした。
しっかりと違う工具を使ったことでナットをなめ散らかしたのでその日は諦め後日スパナとメガネを購入。1週間越しの作業になりました…
しかし、9/16の正しい工具使ってもなめそうだったので元々ここのナットは作りが弱い!!
3
取り外したらこんな感じです。
次は真ん中のボルト15mmを外します。
タイヤが接地しているのでそのままでも回せると思い試しにやってみましたがなんかすんごい気持ち悪い感触だしなんかやだなと思い既に準備していたSSTを使うことに!!
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はい!フランジ片手にホームセンターで穴位置合うやつ買ってきました(定価500円)!!
思ったよりも長くて穴と穴の距離が合うやつがなくかなり短い物に…
試しに手で抑えてボルト外そうと試みましたが勿論歯が立たず押し負けました。
ジャッキアップ用に持ってきていた馬をとりあえず使用して難なくボルト外せました。
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思ったよりもめっちゃすんなり外れたフランジ。
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御開帳でござる。
漏れ漏れです。さてシールを取り外す前に確認しておきたい事が!
そうフランジに付いてるスペーサーの大きさが同じか確認しないとです。
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案の定スペーサーサイズは違いました。
なので新旧でスペーサーの入れ替えを実施。
今回取り外したフランジに付いていたスペーサーは購入した新しいフランジに付いていたスペーサーに比べ分厚くて径は少し小さい感じでした。
なによりこれ取り外しが大変!
試行錯誤した結果…
エクステンションバーでバランスよく叩きまくって少しずつズラして外しました。
新しいフランジのスペーサーは肉厚薄いんで少し変形したけどどうせ使わないんでガンガンいきました。再利用する方は丁寧に(ガンガンいきましたが…)外します!!
んで新フランジと旧スペーサーをドッキングさせます。(ドッキングした写真なし)
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さてオイルシール取り外しですがこれが大変!!色んなシール外しの工具が全く歯が立たない!!
ので、電ドラで下穴開けて(切子など細心の注意を)ボルトしのばせてプライヤでテコの原理使って外しました。
めちゃくちゃ外れなかったので上下交互に引っ張るといいかなと2本刺しましたが下1本であっさりびっくりするほど簡単に外れました。穴開け損だったので下1箇所でダメなら上開ければよかった…
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中こんな感じです。歯車同士の噛み合いで切子が出てきてたのでとりあえずキレイキレイしました。
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オイルシールを均等に入れていくためのアイテムをフランジ固定の奴と一緒に購入してきていました。
このキャップサイズがなかなかのベストサイズで叩き心地もよく使い勝手抜群でした!オススメ!!
て事で、フランジとスペーサーのドッキングもこれを使って均等にはめ込みました。
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オイルシールをキャップを使ってコンコンと前のシールが入っていた位置くらいまで押し込んでく。あまりにもキャップが便利すぎで押し込みすぎたかも…
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よく考えたらフランジを締め付けていくとスペーサーが均等にシールを押し込んでくれる(さすがにシールの挿入抵抗よりフランジ締め付けトルクの方が大きい)のでシールはある程度の位置まで(ツライチ位)までで良かったのではないかと後々気づいた…
試しに使用しないシールとフランジで合わせて写真撮ってみましたがやっぱりスペーサーが押し込んでベストの位置にシール押し込んでくれそう。
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さてここからは復元作業に入ります。
ここでもSSTめっちゃ大活躍!!
これがないと始まらないってくらいになりました。そして軽く曲がりましたw
フランジ取り付けボルトのトルク値がマニュアルに載ってなく色々とYouTube見てたら300tdiを100Nmで締め付けているのをいくつか見たのでとりあえず100Nmでトルク掛けしました。
分かる方いたら教えてください。
そして結構強めなトルクだし姿勢もイマイチなんでトルク掛けにくかった。
ボルト:15mm
トルク:100Nm
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で最後にシャフトとフランジを結合している4本のボルト・ナットを47Nm締め付ければ作業完了です!!
ボルト・ナット:9/16インチ
トルク:47Nm
新品のナットなのに軽く舐めました。
ほんとここのナット作りがイマイチです…
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今回の交換部品
デフフランジキット:STC4858
デフオイルシール:FTC5258G
キットの中にオイルシール入ってますが作りがいいやつを別途購入しました。
走行距離:215,300km
感想:今回ディフェンダーで情報探しましたがなかなか出て来ずディスコの方の情報を参考にさせて頂きました。本当に助かりました。
てっきりイギリス車はミリ工具だけだろと思ってましたがインチ工具も必要だとは…
工具がどんどん増えていきますねw
作業としてはたいして難しくもなかったかと。
この時期の最大の敵は暑さでした。
頭は車下なんで短パン作業だと下半身だけめっちゃ焼けた。
実作業だけではなくこの辺の事までケアしないとダメだなと思いました。
だいぶ長くなりましたが今回も楽しく整備出来ました。
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