インストルメントパネル取外手順〜①運転席側

車の内装関連イジリでこんな状態にしたのはもう数えきれません(笑)
ここでは、良く行う運転席まわりの内装パネル外しの方法についてご紹介します。

まずフロントスカッフプレート(RH)を取り外します。
ツメA２箇所の外し、ツメB10箇所とガイド5箇所を外してスカッフを取り外します。

フロントドアオープニングトリムカバー(RH)を外します。
ツメA3箇所／ガイドAを外し、ツメB／ガイドBを外し、カバーを取り外します。

インストルメントサイドパネル(RH)を外します。
ツメ／クリップ4箇所の勘合を外します。
図の矢印方向に引き、ガイド2箇所を外す事で、取り外します。
ここはへら状のパネルリムーバーがを使った方が楽に外せます。

インストルメントパネルアンダーカバーSUB-ASSY NO.1を取り外します。
図の場所に+ネジが左右に1本ずつありますので両方取外し、クリップの勘合3箇所を外します。
完全に一時的に撤去する場合は、コネクタークランプ類／各コネクターを切り離し、カバーを取り外します。
少し裏側にアクセスしたり、或は主目的が上部のパネル(インパネフィニッシュパネルSUB-ASSY)の取外しの場合は完全撤去する必要はありません。
(但し、上下のパネルは共締めされているためネジの解除は必要です)

また、次に取り外す上部のパネル(インパネフィニッシュパネルSUB-ASSY)をガッツリ外す場合は、図右下のようにフードロックコントロールレバーも取り外します。ツメの勘合とガイド2箇所を解除すれば外れます。

インストルメントパネルフィニッシュパネルSUB-ASSY　LWRを取外します。
図の通り、○のツメ5箇所／△のクリップ7箇所の勘合・ガイドを外します。
必要に応じて、各コネクター(完全に取り外す場合は全コネクター)を取り外します。裏側に配線を通すくらいの目的でしたら、コネクターを解除する必要は無いと思います。

追加配線の取り回しや作業スペースの問題で、エアバッグ(インパネエアバッグASSY LWR No.1)を取り外す場合の手順はこちらの通りです。
エアバッグを外す場合の注意点を書きましたが、こちらに書いてある事に限らず、必要な安全事項や注意事項は自分で確認の上、自己責任のもと作業を行ってください。自信が無い場合は作業しない方が無難です。
バッテリーのターミナルを切り離してからどのくらい時間が経てば良いのかという点に付いては諸説ありますが、LEXUSのマニュアル上は90秒になっています。一般的には8分だとか10分だとか言われる事もあるので、不安な方は10分以上置くと良いかもしれません。

まず、左上の図の通りボルト4本を外します。次に、クランプのピンの勘合2箇所を外し、エアバッグASSYを切り離します。配線を引っ張らない様に注意です。
最後に、右下の通りツメの勘合2箇所を外し、DLC3(*1)を切り離します。保護テープを巻いたマイナスドライバー等でコネクターのロックを引き出して解除し、切り離すとエアバッグASSYを取り外します。

赤で囲った部分が今回ご紹介した部分です。
復旧する際は、逆の順序で丁寧に戻していきます。尚、ネジの締結トルクも締め過ぎ・緩過ぎに注意しましょう。
ちなみに、エアバッグ再取付の際、ボルト4本の締結トルクは10Nm(102kgf・cm)です。
ステアリングコラム直下のインストルメントパネルフィニッシュパネルSUB-ASSY　LWR再取付の際は、ツメやクリップの勘合箇所が多いので、一つ一つしっかりと噛み合っているか注意しながら再取付が必要です。下側からツメ・クリップの勘合を確認しながら合わせていくのが良いと思います。何かしっくりハマっていないなと思った場合は、ムリに押し込まず、もう一回外して丁寧にやり直した方が良いです。
また、新たに何か配線を加えた場合、キレイに整理して無駄に膨らまない様にする事も大事です。再取付の際にはめ込みの干渉になる場合がありますので。