内装インストルメントパネル外し (センターコンソール編)

引き続き頻繁にアクセスする箇所の解説です。センターコンソール周辺のパネルです。シフト回りやセンターコンソールボックスは勿論、オーディオ／エアコンスイッチ周りにアクセスするにもシフトパネルの取外しは必須となるので、一通り覚えておくと便利です。私は数えきれないくらいやっているので、数分で出来ます(笑)

シフトロックを解除してNポジションに入れたりするので、しっかりとパーキングブレーキを入れておいた方が良いです。

センターコンソール周りの取外しはシフトノブからスタートします。
先ずはシフトノブは合皮のブーツとツメで留まっていますので、ブーツを摘んで下に引っ張れば簡単に外れます。そうしたら、シフトノブを反時計回りに回してネジを緩め、取り外します。

図①・②の通り、運転席側・助手席側のインストルメントパネル フィニッシュパネルエンドRH/LHを取り外します。
この工程では、薄め・小型のリムーバーがオススメです。
(手順5でオススメのリムーバーの写真を載せています)
丁度底辺の真ん中付近にリムーバーを挿入してドア側に(運転席側なら右側に、助手席側なら左側に)持ち上げ、クリップの勘合3箇所を解除したら車両後方側に引いて取り外します。
(初めての方はここでこのパネルエンドが取付けられている角度等を良く観察しておくと、復旧時に役立ちます)

次に、フロントパネルガーニッシュRH/LHを取り外します。
左右に夫々スクリュー2本(赤丸)で留められていますので、解除します。スクリューを外したら、5箇所のクリップ勘合を外します。勘合は、車両の後方側(コンソールボックス側)の2つの勘合の間くらいの位置にリムーバーを挿入し、前方に向かって順々に解いていくとやりやすいかと思います。

尚、余談ですがこちらのガーニッシュについて、クリップ5箇所によりそれなりにしっかり固定されるので、構造上左右２本ずつのスクリュー(赤丸)がなくともそれほど大きな影響はありません(経験則)。
一定期間の間に頻繁にオーディオ裏やシフト周りを弄ったり閉じたり、また弄ったりと繰り返す人は、このスクリュー4本は外したままで問題ありません。ちなみに私はずっと外しっ放しです。

次に、コンソールボックスインサートRH/LHを取り外します。これはそれほど固く固定されているわけではないので、リムーバーがなくとも素手でOKです。左右とも、ドア側に引いて車両後方部に引けば簡単に取り外せます。
このインサートについては、シフト周りやオーディオ／エアコンパネル周りを弄る場合は外す必要はありません。センターコンソール全体を外す場合等はこちらのインサートも外しておく必要があります。

そして、コンソールパネルASSY(シフトパネル)を外す準備をします。シフトポジションインジケーターの右側下部あたりに、図に赤丸で示したスクリューがありますので、これを取り外します。また、コンソールパネルASSY(シフトパネル)を外すにはPポジションでは無理なので、シフト位置をNにしておきます。図の青丸で示したあたりにシフトロックボタンがありますので、指を突っ込んで押し下げながらポジションをNにします。

ここでコンソールパネルASSY UPR FR(シフトパネル)を外します。図の様にツメ8箇所を外していきます。
何故か図ではコンソールボックスのフタが閉じたままですが、開けている状態の方が明らかに作業し易いので開けておきます。ツメを外すコツは、図の右側の写真の赤矢印で示した箇所に薄めのリムーバーを入れて持ち上げる要領で、後ろ側から少しずつ解除してやるとやり易いです。全てツメが外れたら、少々持ち上げながら手前に少し引けば取外しができます。オーディオの下端部(SDカードスロットの下)がガイドになっているので、そこを支点に持ち上げて引くイメージです。
完全に車両から取り外すにはパネルの裏側に接続されているハーネス類／コネクター類を外す必要があります。

コンソールボックスの取外しです。
少し大きめで角度の付いたモールディングリムーバーでツメ4箇所・クリップ4箇所の勘合を外して、車両後方側へ引くと、後部座席へのエアコンルーバーが付いたレジスタASSYを外します。
次に、図の通り各部位のスクリュー合計6本を外し、持ち上げるイメージでコンソールボックスASSYを取外し、各コネクター類を切り離します。