

新型日産ノートではドアの閉まり音を欧州車のような重厚感のある音質、質感に仕上げたとのこと。近くの日産ディーラーにて拝見させて頂きました。
これがノートのフロントドアです。早速、ドア開閉してみます。確かに澄んだ心地よい閉まり音です。外側、室内から閉めた音質共に高級感、品質感を感じました。これはBセグのドア閉まり質感では上位になると判断します。
プレスドアで気合いが入っているのが分かります(以前はどうだったのか分かりませんが)。
プレスドアとはサッシュ回りとドア本体を溶接ではなく一枚の鋼板で抜いている形式で剛性感が得られやすいと思います。欧州車では定石で最近のマツダ車も徹底的に採用しています。しかしトヨタ車は鉄板、金型の原価低減のため?かあまり採用しません。勿論プリウスでも・・残念。
ドア外板も叩いたところ共振しないように補強材か防振材が入っているのが分かりました。

キモはこのラッチの構造変更とのこと。噛み合わせ部分を樹脂コーティングして、さらにこの爪の先端の空洞で衝撃を吸収している、さらにラッチ内部でバタつき音を抑えるような仕掛けを設けたとのこと。余談ですがラッチを固定しているボルトが黒色になっており質感を感じます。

ストライカーには新たな仕掛けはないようです。そういえば1990年代の日産のストライカーにはラッチと当たるシャフト部分が樹脂コーティングされていました(音質をコントロールしていたのかも知れません)。
試乗もさせて頂きました。街中ではとてもトルクフルでエンジンを低速時には極力回さない制御になっており、かつEVモードにしてアクセル踏み込んでも電気自動車のようにいつまでもモーターだけで走行出来るなどで、とても楽しいクルマでした。何れにしても「技術の日産」が復活しているようで大変感心しました。


Posted at 2021/03/20 23:43:45 | |
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