ドアトリムデッドニング
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
デッドニングというより、ずっと悩まされていたビビリ音の対策になります。手段としてデッドニングを施工した形になります。
現象のきっかけは、純正スピーカーから社外品に交換したところから、走行中にギャップを拾ったり、路面がフラットな場合でも断続的に運転席側から干渉音が発生し出しました。
最近、オーディオ関連を更新してからは助手席側からも発生する等、現象が顕著になってきましたが、停車している時はアイドリングストップとの兼ね合いから収まってしまうので難儀していました。
オーディオを使用していたら気にならないのですが、運転に集中したい時や、音量を絞った際には何とも耳に障る種類の音で悩みの種となっていました。
この度、偶然にもアイドリング時に発生したので本格的な対策に取り組むことにしました。
2
早速ですがドアトリムを外したところです。慣れていればここまで十分もかからずに取り外せますが、アクセサリ類を装備している場合はしっかり養生します。
3
犯人はこの発泡スチロールみたいなカタマリでした。この部分の根本はドアトリムに接着されているのですが、経年劣化かオーディオ更新による振動の影響からか、剥がれかけていました。
これの接触するドアの内側には、サービスホールを塞いでいるビニールがあり、ドアトリムに加わった圧力を吸収していると思われますが、所詮はビニールなので、剥がれかけた発泡スチロールを抑え込む程のテンションは無さそうです。
4
ということでさっさと取り外してしまいます。発泡スチロール用の接着剤で固定し直しても良かったのですが、画像の様に元の接着剤がガチガチに残っておりトリムと一体化しており、撤去しようとしたらトリムの表面を削るしか無さそうなので止めました。発泡スチロールの撤去は簡単に出来ます。
5
併せて申し訳程度についていた白い吸音材みたいなものも撤去しました。
6
恐らく発泡スチロールの撤去だけでも問題無さそうでしたが、本来のデッドニングではドアの内側、インパクトビーム等がある部分、ドアトリムと接触する部分、ドアトリムの三点セットを施工するのが正しい様ですが、ドアトリムが未施工だったので制振材を貼っていきます。
貼るポイントは、専用の低い周波数の音源を再生しながら行うのが正しい様ですが、そんなものは持ち合わせていないので、ドラムンベース(古い…)やベースのリリース音が長い楽曲等を、デッキのラウドネス機能等で低音を強調させて、ドアトリムのビビっている箇所をマーキングしながら行うことで代用しました。…というかほぼ全体でビビっている感じだったのでこの様に適度にバラけさせています。
7
続いて吸音材を、元々の制振材があった部分と新たに施工した部分を中心に貼り付けていきます。発泡スチロールのあった部分は厚手の吸音材が余っていたので念入りに貼り付けました。
この吸音材ですが、トリムを埋め尽くす様に貼り付けされている方や、発泡ウレタンを流し込む様な高難度のレベルで施工されている方がいらっしゃる一方、その手のショップでは、素人目には手抜きとも思われる範囲にしか施工していないのに、効果的なポイントのノウハウを有している様で、最小限の素材で効果を最大に引き出している例等も参考にして、この様な感じになっています。まぁ…プロでは無いので控え目にしておきます。
ポイントは左右のドアで同じ位置に同じ様に施工することよりも、使用する素材の量を等量にすることが重要と説明している方がいたので、全く同じ量にしておきました。考えてみれば左右で音の鳴り方が異なるのはもとより、施工する量を変えるとドアの重量差みたいなものも考慮しなくてはならなくなるというのは理解出来る感じです。
8
気になる結果ですが、長時間無音で走行してみましたが、見事に干渉音が無くなりました。ギャップが連続する様な路面ではどうしようもない音がしますが、これはどんな車両でも発生するレベルかと思われます。
デッドニングの効果としては、特に低音が締まり気味になり、音源の出力レベルに対する受け入れに余裕が出た様な効果がありました。作業時と同じ音源の再生音量を上げてみましたが、全然ビビりません。やはりデッドニングは三点セットで施工するのが効果的みたいですね。
当初の干渉音が無くなって、また一つ快適な運転環境が出来上がりました。日焼け+熱中症一歩手前で頑張った甲斐がありました。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク