私のXXは中古での購入時、キーですらコピーのもの、それも曲がりかけたものが1本のみ、という状況でした。
そんな個体に当時モノの取扱説明書が付いてくるわけがありませんね(笑)
ということで修理書のCD-ROMを入手した折、それに収録されていた取扱書を印刷し、車載用として仕上げた過去がありました。
表紙に使っているのは、もともとこんな青いファイルだったのを、好みの銀色に塗装したものです。
出先で何かの際に参照することもあるだろうと思い、ずっと車両に備え付けていたのですが、まず読む機会が無いデッドウェイトと化していたため、ここで降ろすことを決意しました。
「降ろす」って、そんなたいそうなものでもありませんが..。
実は修理書のCD-ROMもそのまま車載してあります。
出先にて独りでは対応できない故障をした際に、最寄りのディーラーやショップへ駆け込んでもすぐに対応してもらえるように...との考えからですが、日頃の整備の甲斐あって、そこまでの事態に遭遇したことは一度もありません。
取扱書のファイルには、駆け込み修理時の参考資料となるよう、解説書も揃えてありました。
数あるグレード・仕様の中から、この個体はこの仕様に該当します、と即座に伝えられるように...。
そして、ブレイクストームさんと直接お知り合いになる前から、ブレイクストームさんのウェブサイトに掲載されている資料も印刷して綴じてありました。
このような一覧表は勉強にもなりますし、非常に便利です。
ちなみに、免許更新時にもらえる交通法規の書かれた小冊子も車載してあります(笑)
周囲の反発や事故などと無縁の状態で改造旧車を乗り回すには、責任の下の自由というのが大切ですからね!
彼を知り己を知れば百戦して殆うからず、というやつです(゚ω゚*)
話がそれましたが、そんな取扱書をこの機会に読み返してみました。
当初はさらっと読み飛ばしてしまっていた部分に便利な技が書かれていたり、すっかり忘れてしまっていたこともあったりして、何かと面白い物でした。
以上、長い前置きでしたが、今回はそんな取扱書で印象深かった内容をいくつか掲載致します。。。
まずは時計のセット方法。
メーターパネルのツマミでは時と分の調整しかできないと思っていたので、秒まで正確に合わせないと気が済まない私はこれまで、時報に合わせてバッテリーのマイナス端子を付け外しして秒のリセットをしていました(笑)
ヒューズを付け外しするほうがECUがリセットされなくて良い気もしますが、バッテリーのほうが楽なので...。
...ところが!
取扱書をよく読むと、ツマミを引っ張れば良かったようです。
押してダメなら引いてみな、と。今頃知りました~(゚ω゚;)
お次は窓の開閉について。詳細は下の画像をご参照ください。
これも知りませんでした。こんな便利な機能があったとは...。
さらにワイパー。ハイドダウン機能に変化が出るのか?モーターのトルクが上がるのか?
それとも往年のレーシングマシンのように縦位置で停止するようになるとか?
どのような効果があるのか解りませんが、好奇心をそそられる設定方法がありました。
大雪の降る寒冷地で役に立つそうです。今度試してみます(笑)
それから、警告灯の意味するところですが...。
充電警告灯と排気温警告灯の同時点灯は、充電装置の異常を表すそうです。
排気温警告灯が頻繁に点灯し、オーバーヒートが起こりやすいと感じている方、実はそうではなくて、オルタネータが寿命を迎えていたりして...。
それで、本当にオーバーヒートを起こしてしまった場合。
激おこぷんぷん丸状態の愛車を前になすすべもなく、とりあえずファイティングポーズをとるの図。
...それはさておき!
突然ですが私が子供の頃、家の車は90系カローラのセダンでした。
その取扱書にもこんな注意書きがありましたが、当時もこのイラストを眺めるのが好きで好きで...。

もはや玩具のようにデフォルメされたこの極端な改造車像、実際クルマの玩具が大好きだった私の心を捕えて離しませんでした。
あの頃は、グローブボックスから何度も取扱書を引っ張り出しては該当箇所のイラストを眺めていたものです。
懐かしさもさることながら、自分はあの頃から改造車が好きだったんだな...という思いに浸れるこのイラスト。
ケツ上げが好きな私ですが、この辺りの刷り込みもあると思います。トヨタもワルよのう。
ということで皆さん、知らぬは損です(笑)
この機会に愛車の関連資料の復習をされてはいかがでしょうか?
便利な情報だけでなく、懐かしさを味わえる1ページもあるかもしれませんよ(゚ω゚*)