HKSターボ(ギャレットT-25) 観察その２

前回O/Hに出したターボが戻ってきました。
今回札幌のターボショップＭに依頼しました。
T-25だと基本OH料金は５万円弱なのですが、今回破損部品が発生したので倍近くかかってしまいました。日数は２-３日です。

下がO/H前、上がO/H後です。
ハウジングその他も洗浄されてキレイになって帰ってきました（＾＾）

ハウジング内側もきれいに洗浄されています。

ターボインペラのセンターに切削跡がありました。
バランス修正の跡でしょう。

ブログ用に交換部品も返却してもらいました。
ターボインペラ、シャフト、カートリッジ、ブッシュなど基幹部品はほとんど新品に交換されました。
タービンとカートリッジ側に接触跡があります。
まだ新しそうな傷ですので、もしかしたら先月の西浦スプリント戦で後半パワーが出なくなったのはこのためかもしれません。

ターボインペラ＆シャフトです。
触感でシャフト偏磨耗は判断できませんでした。
マイクロメーター測定の範囲でしょう。

コンプレッサー取り付けネジは逆ネジになっていました(下)

こんな感じでハマります。
シャフトのシールは、ピストンリングと同じ材質で出来ているという話を聞いたことがあります。
(そういえば最近ピストンリング材は軽量化のため鋳鉄からスチール材にシフトしてるらしい)

非常に親切な説明書も同梱されていました。
ただし内容からして業者向けのようでした。
（業者のターボ脱着が殆どだからでしょう)

·本体装着時オイルライン清浄を確実に保つこと、
·装着後エンジン始動前にプラグコード外してセル空転させオイル回すこと、
·オイル交換時フィルターも必ず交換すること、
·OH後500-1000km程度のナラシが必要なこと、
以下続く。

・あまり傾いた状態で使用しないこと、
・保証対象外の例
…などが記載されていました。
部品の性質上 故障原因の判定が難しいので、あまりクレームは期待できないかもしれません。
ちなみにHKSターボの場合はスポーツ用ターボなので、保証対象外です。

取り付け後に試運転してみましたが、白煙は止まり、ターボも一応動いているようです。ナラシ完了後にサーキット走って確認しようと思います。