たいへん暑い季節が続きますが
皆さまお元気でお過ごしのことと存じます。
さてニャホニャホさんのカーライフ
1月に納車していただいたCX-60 XDを乗り倒し
この怪奇なるSUVの本質を掴んだであります。
以下
CX−60ニャホニャホ解釈
分厚いトルクのある直6ディーゼルと
MTのようにガチャガチャ変速する8ATを積んだこのFRで
マツダはスポーツカーを作りたかったんです。
山坂道に持ち込むと、1.9トンのSUVが
あり得ない身のこなしを見せます。
コーナーをねじ伏せて、スピードを上げるほど落ち着きが増す感じ。
ピュンピュン走ります。
しかも馬鹿みたいに燃費いいの。
優雅に速く、しかもエコ。
素晴らしい。マツダの狙い通り。
しかーし一方で、普段使いの快適性には、配慮がありません。
路面の不整を忠実に伝えてきます。
とはいえドライバーとしては、この乗り味はスポーティとも紙一重で
ネガとは言い切れない特性としてまぁ許容出来ます。
なんか、
すげーもってまわった
周りくどい言い方をしておりますが(笑)
はっきり言いますと
特に顕著なのが後席。
これは捨ておけないです。
前席より高い座面で、絶えずぴょこぴょこガタガタ。
おまけに後輪からのロードノイズも変な周波数で気持ち悪い。
後席に人を乗せることも使命とする4ドアとして
このままではまずいと思います。
イカンガーです。
多くのひとが抱く当然の期待値を
あっさり裏切っているに違いないです。
これでは、奥様やお子さん、お父さんお母さんを乗せるにしのびない。
初めて自分の車の後席に乗ったとき
こんな糞みたいな後席、二度と乗りたくないと頭にきました。
でも反面、マツダの初期モノらしいなぁと
マツヲタとしては妙に清々しい気持ちにもなります。
どうしてSUVでスポーツカーを目指したのかはわかりませんが
ターゲットを明確にする、個性。
それこそが that's MAZDA
描いた姿を追求するのが初期型で、
改良モデルでネガを潰していくんです。
熟成を重ねることで、バランスが整って
貴重なFRベースのドライビングSUVとして、
高い定評を得る日がきっと来ます。
その日を待ちます。
※※※
というわけで、CX-60のことも分かったし
そろそろ乗り換えようかなと思っていた矢先に
マツヲタ界隈で話題になったのが
マツダCX-8 年内で製造終了へ のニュース。
ニャホニャホさん、
スポーツカーもミニバンも、SUVも軽トラも
EVもディーゼルも、
車ならなんだって好きですから
マツダの記念碑ともなるCX-8の最終モデルに
興味しんしんなんです。
CX-なんちゃらで、
唯一乗ってないのが8ですし。
お店で拝見したのは、
ソウルレッドのスポーツアピアランス、
インテリアは赤い本革シートの車両。
CX-60の下取り査定をお願いしている間に
試乗もさせていただきました。
赤いボディにグロスブラックのフェンダーアーチが精悍です。
ストレッチされたスタイルも、ウナギイヌみたいで好き。
試乗車はあいにく
2.5リッター自然吸気ガソリンエンジン車でしたが、
まぁ乗って驚いた。
しとーっと落ち着いた挙動。操作系すべて滑らか。
リアの剛性感高くって、
静かにスルスルと走って、
それでいて踏めば充分な力も、盛り上がりも感じられます。
インテリアは、赤い本革シートがゴージャス。
なんと珍しいシートベンチレーションがついて
運転中にキンタマがコンフォートです。
後席にも乗りましたが
6人乗りキャプテンシートの乗り心地は極楽ですねぇ。
思い切りリクライニングもするし、足元空間も広々。
これ。25Sすげぇ。
CX-60の真逆行ってる熟成の総合力。
この車のリアシート、乗せてもらいてー。
これで、サンルーフとかメーカーオプション全部入りで、車両440万円。
類を見ないリーズナブルさかと思います。
CX-60にも納得の査定が付いたし
よーし、乗り換えちゃおう。
とウキウキしつつつつ帰宅。
ところが一晩寝て、起きたら気が変わりました。
※※※
朝起きたらね
私に話かけてくるもうひとりの私がいるの。
「こらニャホニャホちゃん、
チミが欲しいのは
多人数乗車SUVじゃないね。
チミが求めているのは
CX-60のお手本になるような
熟成されたFRでしょ」
目から鱗が落ちましたね。
さんざん車に興味を持っておきながら、
自分のいちばんの好み、基本のキを忘れとった。
そうや、
ワシが欲しいのはCX-60の仇を取るようなホンモンのFRや!
マツダが目指してるのはBMW
(ニャホニャホ私説)ですから
これすなわち、
私は、FRのBMWを買うべきです。
ちなみに
ニャホニャホさんの浮気な車遍歴の中で
燦然と輝き美しい記憶に残っているのが
先代F20型1シリーズ。
まるで油膜の上を滑るようなスムーズさ、
ステアリングとタイヤがひとつながりになったかのようなダイレクト感。
変速はドライバーの期待を超えて賢く、
車に行き渡るドライビングホスピタリティ(ニャホニャホ造語)に
終始ウルウルできてしまう名車でした。
1シリーズを手放すとき、
「いつかまたBMWの乗用車をきっと買うぞ。」
と、心に誓ったことを思いだしました。
ところで
現行BMWのなかで、FRらしいスポーツネスと、
乗用車として熟成の総合力を兼ね備えているのは
3シリーズでしょうか。
2019年の現行型が登場した際に
ガソリンとディーゼル、両方に試乗しまして
ADASの先進に度肝を抜かれつつ
相変わらずのドライビングプレジャーの高さに安心したものです。
というわけで
カーセンサーで検索を始めたら、
すぐに発見。
G20型3シリーズ
2022年式、認定中古車
オプションいろいろ付き。距離少なめ。
2リッターターボで300N-mを発揮するガソリンエンジンに
モーター250N-mを上乗せしたPHEV。
330e というグレードで
乗り出しこんな感じ。
安いと思ったCX-8の新車より安い。
この車、2022年式330eは
オプション含まない車両本体価格703万円ですから
1年で6掛け以下になってまして
やすい!!
BMWの中古はお買い得でちゅー!
(当然ながら、ここから数年経つと二足三文になりますから
1年落ちが安くても本当の意味で買い得ではありませんが)
ちなみに
3シリーズPHEVに試乗したことはありません。
重量増で切れ味は削がれているでしょうが
乗り心地にはプラスでしょう。
まぁBMWのやることだから総合力は間違いないです、多分。
速さもそこそこ裏切らないでしょう。
というわけで、すぐに現地に赴きまして内覧。
抑えたトーンの赤い革シートしゃれおつ。
ドアの閉まり音。
コンソールの剛性感。
シート調整幅の大きさ。
パワーウインドウやワイパーの作動音。
ボディパネルのチリや、
塗装の仕上がりレベルも高い。
走らなくてもわかる部分のクオリティが高級車していて
目の保養にもようございます。
状態も問題なかったので
延長保証とBMW純正ドライブレコーダーをつけて
契約してきました。
家に充電設備を置けば
普段の通勤やお買い物の日常使いにはガソリンを使わず済むそうです。
時代の変換期を現す車、のようにも思います。
CX-60は買取屋さんにおねがいしましたら
303万円になりました。
新車の車両本体323万円ですからとても良い金額です。
当年式で距離が浅かったこと、
XDは市場にほとんど出回っていないこと、
先日新車の価格が30万円ほど値上がりしたこと、
それと私が目をうるうるさせて土下座する勢いでお願いしたこと
が奏功したんですねぇ。たぶん。
※※※
ところで、こちら

フェアレディZ 標準車 バーガンディ
契約して1年と3ヶ月になると思いますが
相変わらず月に50台とか60台しか新車登録されていなくて
アストンマーチンみたいじゃん。
私の元に、いつやってきてくれるのか知りませんが
先日しれっと値上がりの報告と
920万円のZニスモのご案内だけ届きました。
そんな、高いのにオートマチックでゴテゴテ着飾ったZいらんがな。
(資産の分散投資の意味ではよろしいかと存じます)
Posted at 2023/08/26 14:41:46 | |
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