燃料フィルター交換 ＜後編＞

はい。というわけでインナーパネルも外れたところです。
こうなると、エアフロのあたりまで露出してくれるので、だいぶ作業がしやすくなりますね。

エアクリボックスは下のケース部分から、外す感じですがこちらはボルト一本で止まってるだけ。
ボックスのアッパー部分は、エアフロセンサーのソケット外してそのコード部分がインシュロックで留まっているところがありますが面倒なので（雑）、この辺りは迷わずニッパーでインシュロックをカットしていきます。

次にホース部分を留めているタイラップを緩めたらホースを手前に抜きます。
このとき、ホースの接続部分にあるゴムのパッキンを一緒に抜いてしまうと、ちょっと面倒くさいのでできればパッキンは残しつつ手間のホースだけを抜いてあげると後々楽かもしれません。

目的の燃料フィルターが見えてきました。
ファイルターを覆っている金属ステーは3点のボルトで固定されてます。
ですがここでは全部外さないでまず赤矢印の2つだけ外してください。
ボルトのオスが少し出っ張っているので深めのソケットレンチがあるといいかもしれません。

2点のボルトが外れると、フィルターを覆っている手前側のステーだけが外れます。

その状態でクリップで留まっている燃料ラインのホース2箇所を外し、上部に繋がっているラインコネクターと、
フィルター下部のセンサーパーツから伸びているラインのコネクターを外します。

そうしましたら残りのボルト一本を外します。

いよいよ目的の燃料フィルター摘出です。
この際にフィルターを横にしないように。軽油が漏れてきます。

フィルター外したところです。
私はエアフロのホース接続部分のゴムパッキンも全部外してしまったので、
戻す際につけ方がわからなくなってしまい、無駄に苦労してしまいました。。。

摘出したフィルターはオイルフィルター外すのと同じ要領でチェーンレンチなどを使って外します。
下部にあるセンサー部分もプライヤーなどを使って外しますが、新しいフィルターにも使いまわすパーツなのであまり強くは力を掛けないように。
これが外れるとフィルター内に残留している軽油が出てきます。
3万キロちょっとの走行距離ですがこんな感じで黒く汚れた軽油が出てきました。

と言うわけであとは逆の手順で元に戻したら完成。。。なんですが、その前に。

新しいフィルターの取付ですが、そのまま取り付けてしまうとフィルター内にある空気が燃料ラインに入ってしまいます。
コモンレールのシステムでは自動でエア抜きがされるようですが、やはりディーゼル車のガス欠状態は悪影響があると思い、予め新しいフィルターには新油を注入しておくことで、できるだけエアが入らないように取り付けをしました。
今回500mlの新しい軽油を用意しておいたのですが、丁度それが入りきる感じでした。

これのおかげか、エンジンはすんなり掛かってくれたようです。

仕上げにワコーズのDIESEL-1投入したら作業は完了です。

例のプラリベットは次回の作業までには対策したいなぁ。