ヘッドユニット内蔵の高性能DSPに期待して買ったDMH-SZ700…だけどよくよく各スピーカーレンジのカットオフ値をみると「ネットワークモード(3way)」という呼称とは全く異なるスピーカーモードだと分かる…。
当時は良く分からず買ってしまったけど、これって虚偽宣伝あるいは誇大宣伝ってやつじゃないの?
結論からいうとDMH-SZ700のネットワークモード(3way)は3wayではなく、
2way+サブウーファーである。
ハイレンジスピーカーはハイパスフィルター(HPF)がデフォルトONでOFFにする選択はなく、一番低いカットオフ値が1.25kHz・・・。
ミッドレンジスピーカーは一番高いローパスフィルター(LPF)が1.25kHzでハイパスフィルター値が一番低くて25Hz…。
これだけで2wayだな(笑)。
ミッドレンジスピーカーはLPFもHPFもON/OFFできる。
ローレンジスピーカーはというとLPFのみで一番高くて250Hz…。うん、サブウーファー用だ。
「ネットワークモード(3way)」ってなんて紛らわしい名前なんだろう。
世の中はアンプ内蔵DSPで3wayが主流なのにカロッツェリアは今まで何をやってきたのだろうか?DEQ-1000Aに似たDSP機能がH/U内蔵になった分進化はしたのだろうけど・・・。
文句を言っても仕方がない。
よくよく考えてみると・・・
純正のスコーカーのHPFカットオフ値が4000Hzだから、1.25kHzって悪くないと思う。だって純正のスコーカーってツィーター負けしてるもんね。
1.25kHzのクロスオーバーは理想的な3wayではないけれど、ツィーター並の音域でフィルターが掛かっている純正スコーカーなんかよりも良いかも全然仕事してくれそうだし。
そんなこんなで色々検索していたら似た様なことを考えていた人がいた(笑)。
↓こんなブログを見つけた。
自らの言葉で説明し始めると夜がど更けるので、ブログから引用。
▽パターン1
①ツィーター部門(hi)をかなり低い位置でハイパスできる1dinヘッドユニットを用意する
(deh-970だと1000hzくらいから)」←うん、DMH-SZ700なら1.25kHzだね。
「②セパレートスピーカーをマルチ接続する
③hiにつないだフロントL/R線をどちらも、どこかで分岐する
(分岐した一方をフロントL・ツィター用、フロントRツィター用、とする)
④フロントL/Rツィーター用に、ツィーター用ハイパスフィルターをつなぐ
ただのフロントL/R線にはスコーカーを接続する
(スコーカーは
記憶している限りだと
フルレンジ仕様【まんべんなく聞こえるかどうかは別として、すべての帯域を鳴らせる】と、
200~300hz以下は出力できません、壊れるのでやめて、というタイプの2種類ある。
この場合、1000hzでヘッドユニット側でハイパスしているのでどちらの場合もスコーカーは壊れない)
⑤mid(ドアスピーカー)は、適当な位置でフィルターをかける←DMH-SZ700なら1.25kHzのHPFをかけてスコーカーとうまい具合にクロスさせてみるのもありかな?
⑥ツィーターとスコーカーはできるだけ同じ位置に設置する
(位置調整やゲイン調整などで二つとも一気に調整するため)」
結局この方は実際どのパターンでも鳴らしていないみたいだけど、ちょっと現実味が湧いてきた。
スコーカーを1.25kHz〜でならしてツィーターは並列接続で3way用パッシブで16kHz〜を担当させる。
ドアスピーカーはミッドレンジスピーカー扱いになるから1.25kHz以下を担当。
ローレンジスピーカーは取り敢えずサブウーファー。
以下DMH-SZ700のフィルター設定。
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Posted at
2025/04/14 04:12:04