中古パーソナル無線を正規開局まで

某オクで中古パーソナル無線機を手に入れました。
動作はする様です？？

『古い物なのでノークレーム・ノーリターンでお願します』
当たり前ですが電源を入れて確かに動作普通に聞ける通話できます。



※ココで問題、電波法上使えれば良いと言う物では有りません。


正式にパーソナル無線機として無線局免許状が必要です。


果たして正規には出来るかと言うのがテーマです。

この無線機今更何に使うか？
現在は全国何処でも携帯電話が普及した今時代遅れかも知れません、
でも電波が届かない場所、まだ有るんです。
ツーリングで仲間に連絡しながら走ると言うのが目的です。
通話料金無料ですから中古で買った値段、正規に申請料を考えれば数回使用で元は取れます。

今回中古で買ったパーソナル無線機
富士通テンFX-20B（何時製造かは解りません）
薄型薄さはカーオーディオ規格２分の１です。

ネットで申請に必要な物を調べました。
財団法人　電気通信振興会
ＵＲＬ：http://www.dsk.or.jp/

ココが申請に関して代行をしています。

昔パーソナル無線が普通に新規で購入出来た時は、
メーカーが無線機を売って居る保証書、取扱説明書、無線機の申請書が同封されて居た時は楽だったのを覚えています。

申請に必要な物
①委任状
②技術基準適合証明書
③ＲＯＭ
④返信用の封筒
⑤振込票兼受領書

これだけです。
申請に関しての総務省　電波利用ホームページより
ＵＲＬ：http://www.tele.soumu.go.jp/j/download/index.htm

でも待って下さい！！
②技術基準適合証明書　　これが無いです。
さてどうするか！！

②技術基準適合証明書
これを果たしてメーカーさんが再発行してくれるか？

電話で問い合わせしました。
現在市販されて居ない今、担当部署が無いです。
ダメかと諦め半分、折り返し電話を頂きました。



まず、技術基準適合証明書が発行出来る物かどうか

出来ない事は無いらしいです。
但し新規では開局が可能か調べて欲しいと言う事でした。

何処で調べるかは、財団法人　電気通信振興会　です。
千葉の管轄は関東支部に当たります。
ＲＯＭに書かれた小さい文字を電話で伝え、１０年以上過ぎて居るか調べます。（１０以上前の機種と言うのは機械古いですね）

調査期間が有るらしく即答は出来ないらしいです。

確かにもう使われていないと解れば新規が可能です。
（使われて居る場合は継続名義変更に成ります）

確かに使われた無いと解って再びメーカーさんに連絡
社内申請書が送られて来ました。

パーソナル無線機型番、製造番号、等が必要です。

やっと技術基準適合証明書が送られて来ました。
郵便局で申請代行料、申請費用を振込して送れます。

２ヶ月掛かりました。

そして送られて来たＲＯＭを無線機に入れ正規開設です。
１０年ですから平成１９年まで使えます。

この新規開設は今年１１月３０日で終了します。