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G-FORCEⅡを取り付けてから、散々設定しましたが、いくら設定しても、ブーストがオーバーシュートしてしまい悩みました。
ノーマルに戻せるように、切り替えバルブまでつけて、ノーマルだと問題ないことを確認。
いくら設定してもうまくいかないので、ブーストコントローラーが原因かと思い、日本製（TRUST)のコントローラーを買おうかと思っていましたが、昨日あらためて取説を見直し、さらに配管を見直したところ、なんと間違ってました。
思いこみが激しいので、まさかの部分に気づきませんでした。
過給側からとるべき配管が、吸気側につながってました。唖然としましたが、今日全ての配管をやり直したところ、コントローラーは問題なく作動しました。
なんと、馬鹿げたことでしょう。恥ずかしいです。

ちなみに、このコントローラーで設定できるのは、OVER BOOST最大過給圧、これを最初に設定して自分のエンジンで可能な最大過給圧を決めます。ノーマルエンジンなのでMAX1.0barに設定しました。
次に7種類設定可能な、10%から100%の設定でターゲットのブースト圧をピックアップします。

やり方は簡単で、例えば10%に設定してからフルスロットルで走行すると、10%の過給圧がピックアップされます。私の車の場合は、約3.0bar程度でした。
その次にその過給圧までの到達時間を設定します。これは100までの数字を任意に選択します。それが終わったら高回転時の補正を行います。ノーマルの場合は回転数が上がるとブーストを下げるようになっているので、下がらないように数値を選んで設定します。繰り返し設定し適正値をつかみます。
ターゲットのブースト圧はP1～P6までの6種類と、スクランブル（最大設定値）の7種類なので、P1～P6それぞれにターゲットのブースト圧、立ち上がり、補正を設定します。もちろんP1だけでもＯＫです。

スクランブルはスクランブルボタンを押したときに（外部スイッチもつけられます）何秒間その値を保持するか秒単位で設定します。
一時的にブーストを上げたい時に使用しますが、最大過給圧になるので、安全のため短めにしました。この状態でスクランブルボタンを押すとやはりオーバーブーストでオーバーシュートします。設定値に達するとブースト表示が点滅しOVER BOOST表示され、ソレノイドバルブをＯＦＦにします。それでも加速を続けていましたが、最大過給圧の設定を変えない限りは回避できないと思います。

そんなわけで、ブーストコントローラーの設定はとりあえず終わりました。
ノーマルと比べて過給圧はそこまで上がっていませんが、立ち上がりや補正ができるので、アクセル全開にすると0～100km/hの到達時間は5秒程度になりました。
まだ試していませんが、100kmからの加速もよくなっているはずです。最高速度もたぶん240kmぐらいまでは出ると思います。
普段はそんなにとばすことはないですが、いざというときにアクセルを踏み込めば3Lクラスのエンジンを超える性能になったのでとても便利です。
加速が良くなった分ブレーキ性能に不安が出たので、フロントブレーキローターとパッド交換を考えていますが、アウディの場合パッド交換時にキャリバーを外す必要があるのでちょっと手間がかかります。
その点、メルセデス（すべてかはわかりませんが、自分の所有したことのある車）は、ばねを外すだけでパッド交換ができたので、便利でした。
ただ、今回はローターも交換予定なので、全部外さなければならないので面倒ですが、時間のある時にトライします。

ブーストコントローラーだけのつもりが、キノコ型エアークリーナ、マフラー交換まで行うことになり、結構費用もかかりましたが、マフラー交換以外は自分でできたので費用を抑えられました。さらにターボシステムの詳細も勉強できたので良かったです。

かなり速くなりました。
ちなみに、ノーマルの最大過給圧は、約0.67barぐらい。
ブーストコントローラで、最大過給圧を0.95bar程度に設定すると、ターゲットブーストは、0.75barぐらいになります。もっとあげられますが、壊したくないのでこれでよしとします。Goodです、かなり速い。
NAのV型エンジンは静かで力もあり、足として使うにはいいですが、ターボ車のほうがいろいろいじれて面白いです。少し手を加えるだけで快感を得られるような加速性能をもった車に変身します。楽しかったです

一通りのメジャー修理が終われば、これ以上ない乗りやすい車だと思います。
最近の車には無い、車に乗っているという感覚と、車を操作しているという感覚を得られ、とにかく楽しい車です。