AR GT13Jr リアクオーターガラスキャッチ交換

74,673km
リアクオーターガラスを開閉するキャッチが劣化してきているので交換します。

写真ではそこそこ綺麗に見えますがメッキ部分はガサガサでこすると剥がれそうです。

ガスケットのゴムも水道のパッキンの適当なサイズを流量しているのでちょっとひび割れてきていますので併せて交換していきます。

ツマミの樹脂が劣化してひび割れてはいますが機能はしており美観のみの問題でもありますが、以前に走行中に風圧で脱落した事があり、気になる部分です。

室内側の二本のネジ止めなので外すのは簡単です。

Bピラーの所で樹脂ヒンジがネジ止めされています。

ここを外せばクオーターガラスごと外せますが、そのためにはBピラー周辺のウェザーストリップとプレートなど関連する部分を次々に外す必要があり、なかなか大事ですので今回は取り外さないままキャッチのみ交換します。

同形状のリプロ品を調達しました。

つまみが樹脂ではなく硬質ゴムっぽくなっている以外はほぼ造りは同じですが、バリが残ったままメッキしてあったりします。

機能に問題はないので下手に削ってメッキが剥がれても嫌なのでこのまま使用します。

今回の作業の最大のポイントはこのキャッチをガラスの内外で挟む金具を取り付けるEクリップです。

外すのは薄いマイナスドライバーで押し出してやれば抜けますが、問題は取り付けです。
工具も入らない場所での作業になるので冬場にはやりたくない作業の筆頭です。

均等に押さないと回転してしまうので背中になる部分にマーキングしておきます。

ハメる時はここを真っ直ぐ押せば嵌るハズ。

ところが工作精度の問題か、個体差か、このEクリップをはめるスリットが出てくる位置まで押し込めません。

ガスケットゴムをヤスリで削ったりしたのですが微妙です。

仕方ないのでブレーキキャリパー押し戻し工具で逆に挟んで押し付けてやります。

相手がガラスなので調子に乗ってメリメリと締め上げると割ってしまうので少し締めてはクリアランスを確認しながらクリップを押し込める隙間を出します。

とことが今度はキャリパー押し戻しツールが邪魔でＥクリップを溝に当てる事が出来ません。

ラジオペンチで近くまで持っていっても工具が微妙に磁化していて位置が定まりません。

結局、三回やり直してＥクリップの先端が溝に入った状態になったのでマイナスドライバーで押し込んで決まりました。

位置決めしたらネジ止めして開閉確認しますが、新しいからか閉まる時に力を入れてバチンと閉まる感じになったので、開く時も相当力が必要でした。

少なくとも運転席から腕を伸ばしての開閉は無理そうでした。

ついで作業でクオーターガラスとリアガラスを純水で拭き掃除しておきます。