目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
毎回タイヤを外す際にホイール裏に心当たりのない傷や、ダンパーのシリンダーネジ部に不自然に光っている部分がある事に気づきました。
原因は深くストロークした際にタイヤ・ホイールがシリンダーに接触しているという事が分かり、このままではいつか破損しそうなので対策することにしました。
この計画自体は2年位前から始まっています(^_^;)
2
フェンダー加工無しの面内仕様で9J-255前後通しというのが少々無理があるとは思いますが(^_^;)
1G状態では20mm位はクリアランスがあったと思いますが、段差などで深く沈み込む場面ではキャンバーが-6度近く付く状態となり接触するようです。
3
そこでフロントにネガキャンを付ける際にナックルの接触対策パーツとして存在するオフセットアッパーをリア用にオリジナルで設計、製作してみました。
固定式も考えたのですが、バネの外径によってはシャシーと干渉する可能性もある為、融通の利くスライドタイプを採用しました。
純正位置から-15mmの範囲で調整できます。
日本プレート精工にて製作。
ジュラルミン製+アルマイトで1枚10000円でした。
4
ピロプレートは市販車高調の補修部品を流用し、下からネジ止めするタイプを使う事にしました。
上からネジを止める場合、埋没する形になるので肉厚を増さなければならず、その分車高が上がってしまうのと材料&加工費が少し上がってしまう為に採用しませんでした。
他に、ホイールハウス内から調整機構をいじれるようにしたかったというのもあります。
トライフォースの車高調用が入手しやすかったのと、購入当時はそこそこ安かったです。
※ピロはカシメてあるのでガタが出たらASSY交換です。
今まで使ってたTODAと同じくNMB製なのでガタは当分出ないはず。
1個8500円で購入しました。
5
固定用のボルトをスタッドにするか、簡単にボルト止めとするか迷いましたが、脱着時の整備性と繰り返し使用時のネジ穴摩耗を考慮してスタッドボルトにしました。
しかし市場に使える汎用品という物が存在せず、特注品か有っても圧入タイプしかありません。
前者は単価が高くつきますし、後者はスタッドの位置関係からして設計上無理があるので不可能です。
純正流用としてトヨタのエキゾースト系のスタッドを見つけてきました。
強度的にも間違いなく強いので安心です。
90116-10146 エキゾーストスタッドボルト
単価は190円位でした。
頭部がトルクスなので脱着がしっかりできます。
少し足が長いので削りました。
素地の為、ネジロックを塗る部分以外はジンクリッチで防錆してあります。
6
スタッドの場合、根元の引っ掛かり部分がどうしてもナット締め付けの邪魔になってしまうのでナット側にザグリのある物を採用しました。
左からアコード純正、ホンダSR3系純正、トヨタ純正という順にザグリが深くなっています。
結果的にSR3系の物はザグリが浅くて最後まで締め付け出来ないので、トヨタ純正を使いました。
多分86系のパフォーマンスロッドとか何かを固定するナットだったと思います。
90178-10030 ナット,フランジ
100円位です。
7
ピロカラーもボディー開口部に接触するので干渉する部分の肉を削いだ形の物を設計、製作しました。
安く上げたかったのでメッキ不要のSUS304にてオーダー。
強度も十分です。
強いて言えば電食が少々心配ですが、常時濡れている部分でもないので実用上無視できるレベルでしょう。
こちらも日本プレート精工にて1個4500円で製作できました。
8
一発目、仕上がってきた物を仮付けしたところ2つの設計ミスが判明しました。。
カラーのフランジ部(段付き部分)がボディーに僅かに接触するのと、減衰ツマミの固定ナットを入れる余裕が無かったので、ここを再度薄く削る事に。。
9
追加工は地元でお付き合いのある鉄工所でやって貰いました(^_^;)
ボディー開口部への干渉が無くなったのと、ツマミの固定ナットを入れる余裕ができたのでバッチリです♪
10
アッパーを製作するタイミングでダンパーの仕様変更をしていたので10mmショート加工を施し、車高が上がらない様にしました。
(ストロークには十分余裕があります)
ダンパーストロークよりもタイヤがホイールハウス内(シャシー側)に先に干渉するので、保険的意味合いで意図的に早くバンプストッパーに当てる為にパッカーを入れました。
バンプストッパーを長い物にするよりパッカーで強制的に止めた方が抑制力があるそうです。
オーリンズ純正は柔らかいのでパッカーの方が効果ありとの事。(主治医談)
他に、調整式アッパーで可能な限りキャンバーを起こして干渉に対する余裕を持たせています。
この3点の対策によって、フルストロークした場合でもタイヤ・ホイールとシリンダーが干渉しない事をダンパー単体で確認済みです♪
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