目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
最近リア周りから走行中にコツコツと異音が出るようになり、気になって運転に集中できませんでした。
最初はピロアッパーだと思い点検してみるもガタは無し。
次いで怪しいと思ったのがハブでしたが、これもガタは無し。
もしやボルト類の緩み?これも無し。
他に考えられるのはSPCのアッパーアーム位です。
ピロ仕様(xAxis)ですが揺すった感じはガタは無かったものの、サスを外してストロークさせてみると若干スティック気味な感覚がありました。
バネを外してダンパーのみ取付た状態で再度動かしてみるとビンゴ!
コクコクという渋さがボディーを伝わるとコトコトという音に聞こえるようです。
ごく低速時にのみ音が出るので不思議だったのですが、動き出しの渋さが悪さをしていたとは。。
2
早速車体から取り外してブーツを剥いでみたところ少しグリスが少ないかなという印象。
グリス自体は劣化している感じも無く、二硫化モリブデングリスが塗られていました。
3
古いグリスを拭き取り、同等のグリスを少し多めに塗布。
ついでにブーツの摺動音(キュキュ)も気になっていたので、リップ部分にも塗布して再組立て。
あとはグリスを馴染ませる為にグリグリと動かしながら一周回して、一番抵抗の少ないポイントで車体に取付けました。
ナックルに刺さるボールジョイント側は開けていませんが、内部のグリスを馴染ませる目的でグリグリしながら360度回しておきました。
取付け後、完全に音は出なくなり快適です(^_^)v
xAxisは通常のスフェリカル(ピロボール)より耐久性があると謳っているので、まだ渋さが残っているのかもしれません。
NMBのピロアッパーですら4年以上ガタ無しなので、最低でも同じ位持ってもらわないと困りますw
4
※2022.9追記
数週間後、異音が再発。
すぐに潤滑不良だと判断し、再度取り外しました。
今まで使用していた二硫化モリブデングリスはライナーに対して相性が悪い可能性も考えられる為、コスモ ラバーグリスに変更。
※純正のキャリパーシールキット等に付属しているグリスです。
このグリスは樹脂と金属間の潤滑には意外と相性が良いように思われます。
根拠としてはクラッチマスターのピボット部分に1年使用しており、異音が発生していない為です。
5
ボールジョイント部もグリス入替の為、ブーツを外しましたが、何とボール球に錆発生!
使用期間1年程でこれは酷いですorz
6
ブーツのリップ部分に構造欠陥があると考えられます。
オイルシール的な構造になっていますが、シール性が全く保たれていませんでした。
シャフトに対してスカスカです。。。
7
純正も良く観察するとリップ部分は同様な構造でした。
もしや?と思い、純正アッパーとSPCの嵌りこみ部分を比較すると寸法はドンピシャ!
と言う事は純正ブーツがそのまま使えるので、程度の良い純正を外して付け替えました。
クサビ部分の寸法は純正に準じているはずなので、互換性あり。
シャフト、ナックル共に摺動面にしっかり接触し、シール性良好です。
流石純正!同等の信頼性を手に入れました♪
異音に関してはまた経過観察中です。
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