ヘッドガスケットフィックスを試してみた(HA7型 アクティトラック)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
オイル交換等々ちょっとたわむれてやったばかりの、パワーゲート付きHA7型アクティが、深夜の国道バイパスを巡航中に突然、赤いオーバーヒート警告灯が点滅した話の続き。
普通、オーバーヒートしたら、光りっぱなしになるはず。
なんで点滅してるの?
……という疑問は、さておき。
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冷却水のリザーブタンクとラジエーターには、十分な水量が入っていた。
念のために、ラジエーターキャップをボタン付きの新品に交換した。
そして、エンジン側のエア抜きバルブから水蒸気を噴出しない、つまりエアが残っているわけではない。
排気ガスリークテスターで、燃焼成分が冷却水に混ざり込んでないことも確かめた。
そこで、さらに次のステップ。
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排ガスリークテスターの青い試薬を黄変させるほど大量の燃焼成分は混じってきてないにしても、それなりの年数が経ってそれなりの距離を走ってるポンコツ中古車ならば、多かれ少なかれ、ヘッドガスケットもくたびれてきているわけだし。
放置してて自然と治るものではなく、どんどん酷くなっていく一方のロシアンルーレットでもあるわけで。
そして、ヘッドガスケットの状態というのは、エンジンを降ろしてヘッドを開けてみるしかない。
ボンネットを開けて上から見ているだけでは、確認のしようがないわけで。
年式と走行距離から察するに、それなりのレベルまで進んできているであろう、ヘッドガスケット抜け対策の1つ。
今回は、ヘッドガスケットフィックスという、そのまんま商品名になってるものを試してみることにしました。
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冷却水と一緒にエンジン内部の閉鎖された水路の中をぐるぐる循環して、破れかけてるヘッドガスケットにくっついて穴をふさいで、エンジンの熱で硬化するらしい。
半永久的とまでは言わないけど、けっこうしっかりふさいでくれるよ、と言う人もいるみたい。
まぁ、その辺は、すべてのエンジンのすべてのヘッドガスケット抜けに共通して確約される効果ではないはず。
ヘッドガスケットの抜け具合にもよるだろうし、材質にもよるだろうし、そもそもヘッドガスケットの厚さだって色々あるわけで。
エンジンの熱ということは、気温とか湿度とか、エンジンへの負荷といった、使用状況にもよるだろうし。
だから「これは素晴らしい!ものすごい効果があった!」と絶賛する人がいる一方で、「さっぱり効かなかった」と言う人もいるはずで、それは当たり前。
(良い製品は、絶賛する人と酷評する人がいる)
(悪い製品は、誰もが酷評する)
2
ラジエーターキャップを開けたら、なみなみいっぱいまで冷却水が入ってて、液状のヘッドガスケットフィックスを入れる余地がない。
3
そこで、また今回も、注射器みたいな通称シリンジで冷却水を吸い出した。
4
軽自動車の場合は半分だけでいいらしいので、目分量で半分ぐらいだけドボドボドボ……
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残り半分、どうしようかなぁ?
このまま保管し続けて、将来、ヘッドガスが明らかに抜けかかってるポンコツ車を売る時に入れたらいいかも。
買い主が現車確認して、名義変更するまでの時間稼ぎとしては、間違いなく使えるはず。
(そうやって大丈夫そうに見せかけて出品されてる中古車、多いんだろうね)
5
投入直後の様子。
ドロッとした液体がラジエーターキャップのすぐ下のところに溜まってて、大丈夫かなぁ?
……と不安に思ったけど、大丈夫でした。
エンジンをかけて、十分に温まった状態で走り回ってから見たら、拡散して混ざりきったみたい。
普通の冷却水と変わりなかった。
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そんなわけで、赤い水温警告灯が点灯ではなく点滅だった理由は、不明のままだけど。
走り回ってる途中でちょこちょこラジエーターキャップのボタンを押すたびに、ボコボコボコッとエアが抜けてくる。
そういう症状はこれで少し改善されるのかな?と、ちょっと楽しみです。
6
パワーゲート付きHA7型アクティトラック
2023年3月8日(水)13万0176km
・ヘッドガスケットフィックスを1/2本
7
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